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<和訳>The Smiths – The Queen Is Dead

2018-05-13

The Smithsの3作目のアルバム「The Queen Is Dead」(1986年) の表題曲です。ザ・スミスの最高傑作と言われる同アルバムの1曲目に収録されています。

 

 

The Smiths – The Queen Is Dead
ザ・スミス – ザ・クイーン・イズ・デッド

 

Oh! Take me back to dear old Blighty,
あぁ! 私を古き良きイギリスへ連れ戻しておくれ
Put me on the train for London Town,
ロンドン行きの列車に乗せておくれ、
Take me anywhere,
どこにでも連れて行って
Drop me anywhere,
どこにでも降ろして
Liverpool, Leeds or Birmingham
リヴァプール、リーズ、バーミンガム、
But I don’t care,
どこだっていいよ
I should like to see my…
会わせてほしいんだ、私の…

 

I don’t bless them
奴らなんか称えない
Farewell to this land’s cheerless marshes
この国の陰気な沼地とはおさらば
Hemmed in like a boar between arches
アーチに挟まったオス豚のように身動き不能
Her very Lowness with a head in a sling
首吊り状態の最低女王
I’m truly sorry – but it sounds like a wonderful thing
大変失礼致しました、でもよかったじゃないですか

I said Charles, don’t you ever crave
To appear on the front of the Daily Mail
Dressed in your Mother’s bridal veil?
僕はチャールズに言ってやった、
お母さんのブライダル・ベールを被って
デイリー・メイル紙の一面を飾りたくてたまらなったりしないかい?

Oh… And so, I checked all the registered historical facts
そして僕は記録にあるすべての歴史的事実ってやつを調べた
And I was shocked into shame to discover
How I’m the eighteenth pale descendant
Of some old queen or other
自分がどこかの古臭い女王か何かの十八番目の末裔だと知って
恥ずかしさのあまり大変なショックを受けたよ


Oh, has the world changed, or have I changed?
世界が変わったの? それとも僕が変わったの?
Oh has the world changed, or have I changed? 
世界が変わったの? それとも僕が変わったの?
Some nine year old tough who peddles drugs
9歳の悪ガキがドラッグを売り歩いているなんてさ
I swear to God
誓って言うけど
I swear : I never even knew what drugs were
僕はドラッグがどんなものか、知りもしなかったよ
Oh…

So, I broke into the palace 
With a sponge and a rusty spanner
そして、僕はスポンジと錆びたスパナを持って
宮殿に侵入した
She said : “Eh, I know you, and you cannot sing”
女王陛下が言った「あら、あなたを知ってるわ、あなたが歌えないって事も」
I said : “That’s nothing – you should hear me play piano”
僕は言った「そんなのどうだっていいから、僕のピアノを聴いてくださいよ」

We can go for a walk where it’s quiet and dry
僕らは静かでカラっとした場所へ出かけることもできるし
And talk about precious things
大切なことについて話すこともできる
But when you’re tied to your Mother’s apron
でも君が母親の言いなりになっているから
No-one talks about castration
去勢の話題は誰も口しないのさ
Oh…

We can go for a walk where it’s quiet and dry
僕らは静かでカラっとした場所へ出かけることもできるし
And talk about precious things
大切なことについて話すこともできる
Like love and law and poverty
例えば愛や法律や貧困について

Oh, these are the things that kill me
あぁ、こういったものが僕の首を絞める

We can go for a walk where it’s quiet and dry
僕らは静かでカラっとした場所へ出かけることもできるし
And talk about precious things
大切なことについて話すこともできる
But the rain that flattens my hair…
「でも雨が私の髪を台無しにしてしまうわ

Oh, these are the things that kill me
あぁ、こうしたものが私を追い詰めるの」
All their lies about make-up and long hair, are still there
嘘っぱちのメイクやロングへアは、平気みたいだね

 

Past the pub who saps your body
今まではパブが君の体を弱らせた
And the church who’ll snatch your money
今度は教会が金を奪おうとする
The Queen is dead, boys
女王陛下は死んだんだ、みんな

And it’s so lonely on a limb
誰からも守られず、憐れな最期

Past the pub that wrecks your body
今まではパブが君の体を蝕んだ
And the church – all they want is your money
今度は教会が君の財産を狙ってる
The Queen is dead, boys
女王は死んだんだ、みんな

And it’s so lonely on a limb
誰からも守られず、憐れな最期

Life is very long, when you’re lonely
人生はとても長い、一人きりだとね
(×4)

Written by Steven Morrissey / Johnny Marr
The Queen Is Dead Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group

 

言葉の意味・解説

take me back to dear old blighty(曲冒頭の楽曲) 1916年に作られたミュージック・ホール・ソングで、「第一次世界大戦中の兵士が祖国への帰郷を夢見る歌」のようです。Blightyは「Britain」(イギリス)のスラングです。

 曲の冒頭で使われているのは、イギリスのドラマ『The L-Shaped Room』(L型の部屋 1962年)からのサンプリングのようです。歌は下の動画の2:01頃から始まります。

 

なお、原曲はこちら↓です。

 

 

farewell お別れ、さよなら

Her very Lowness Her Highness(女王陛下)を文字っています。Highに対してLowと侮辱しています。

Charles チャールズ。英国のチャールズ皇太子と思われます。

crave 切望する、欲する

The Daily Mail デイリー・メール。1896年創刊のイギリスのタブロイド紙。

descendant 子孫、末裔

peddle 売り歩く、行商する、ばらまく

・I broke into the palace  宮殿へ押し入る。
 1982年に、酔っ払った男がバッキンガム宮殿に侵入し、飲み食いしたあげく寝室のエリザベス女王と会話してしまうという事件があったそうです。その男はマイケル・ファーガン(Michael Fagan)という人物で、薬物中毒やアルコール中毒でたびたび刑務所や精神病院のお世話になっているようです。

事件の詳細についてはこちらのブログ(日本語)https://ameblo.jp/audrey-beautytips/entry-11349422548.html や ウィキペディア(英語版)https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Fagan_incident で確認できます。

 なお、手に持ったスポンジと錆びたスパナの意味や、その後の会話の内容の意味するところは不明ですが、王室警護のずさんさや、この事件の顛末のしょうもなさをコントのように描いているものと思われます。

 

eh え? でしょう?

be tied to one’s mother’s appron (strings) 「母のエプロンの紐に縛られる」→「母の言いなりになる」

castration 去勢、骨抜き

on a limb 危険な状態で、孤立して

 

 

濃密なディスクガイドです

 

1983年から2010年までのインタビュー集