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<歌詞和訳>Hunter – Bjork 曲の解説と意味も

2023-11-27Bjork(Björk)歌詞和訳[生き方] 信念/自分らしさ,[生き方] 新たな出発/転機

Björk – Hunter
ビョーク – ハンター

 

ミュージックビデオは音量がかなり小さいので、音だけ聴く場合はコチラ↓のオーディオ版がおススメです

 

アイスランド出身のシンガー ビョークの3rdアルバム「Homogenic」(1997年) に収録されている曲で、同アルバムの3枚目のシングルとしてもリリースされました。

流麗なストリングスと複雑なエレクトロビート、その間を反響するビョークの歌声の融合が聴きどころです。

 

歌詞の意味と解釈

タイトル「ハンター」(“狩人“の意味)という言葉には、おそらくビョークの"自分自身の在り方“が表現されていると思われます。

前2枚のアルバムでソロアーティストとしての地位を確立したビョークが、さらに"攻め"の姿勢でリリースした3rdアルバム「ホモジェニック」、その冒頭を飾るのがこの曲となっています。

自身が開拓した"ホーム"に留まる事無く、ハンターのように狩りを続ける。アーティストとして、あるいは一人間としての生き方の決意表明ともとれる曲で、そういう意味でもビョークを語る上で欠かせない曲といえそうです。

 

歌詞と和訳

Written by Björk

If travel is searching
And home what’s been found
I’m not stopping

旅は探索であり
家と呼べる場所を見つけたとしても
私は立ち止まらない

 

I’m going hunting
I’m the hunter
I’ll bring back the goods
But I don’t know when

私は狩りに出る
私はハンター
きっと獲物を持ち帰る
いつになるかわからないけど

 

bring back 戻す、持って帰る、思い出させる、復活させる

 

I thought I could organize freedom
How Scandinavian of me
You sussed it out, didn’t you?

自由すら体系化できると思っていた私
それってすごくスカンジナビアっぽい考え方
あなた、気づいてたんでしょう?

 

organize 編成する、組織する、構造化する、計画する
Scandinavian スカンジナビアの、北欧の
 自由奔放なアイスランド人気質(のビョーク)にとって、スカンジナビア的(国の主導で富や社会福祉の再分配をする)というのはあまり誉め言葉では無いようです
suss it out (イギリスの口語表現) 調査する、理解する

 

※ここで突然話し相手(you)が登場します。特定の人物に向けられたものかもしれませんが、歌詞の文脈から考えると、youは自分自身と考えるのが自然だと思います。

 

You could smell it
So you left me on my own
To complete the mission
Now I’m leaving it all behind

あなたは匂いを嗅ぎ取り
私を一人残していった
使命を果たすために
そして今、私はすべてを置いてここを発つ

 

I’m going hunting
I’m the hunter
I’m the hunter
I’m going hunting
I’m the hunter
I’m the hunter
I’m the hunter
I’m the hunter
I’m the hunter

私は狩りに出る
私はハンター

 

You just didn’t know me(×2)

あなたは私をよく知らなかっただけ

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Homogenic(1997年)

ビョークのソロ4作目となるアルバム(11歳の時にデビューアルバムをリリースしている)。伝統的な楽器とエレクトロニクスが融合したサウンドは、多くのミュージシャンに影響を与え、最高傑作と呼ばれることも多い作品です。

 

Greatest Hits(2002年)

ファン投票で収録曲が決められたビョーク初のベストアルバム。2ndアルバム「Debut」~5thアルバム「Vespertine」までの曲が中心です。