スポンサーリンク

<和訳>The Smiths – Still Ill

2018-05-06

The Smithsのファーストアルバム「The Smiths」(1984年) の6曲目に収録された楽曲です。

ザ・スミスの代表曲の1つで、様々なベスト盤に収録されています。

 

 

The Smiths – Still Ill
ザ・スミス – スティル・イル


I decree today that life is simply taking and not giving
今日、僕は宣言しよう
人生とは奪うものであって、与えるものではない
England is mine, it owes me a living
イングランドは僕の国、僕を養う責任がある
But ask me why, and I’ll spit in your eye
なぜかって聞くのなら、君の目玉に唾を吐いてやる
Oh, ask me why, and I’ll spit in your eye
あぁ、理由なんて聞くのなら、君の目玉に唾を吐いてやる

But we cannot cling to the old dreams anymore
でも僕らは昔の夢にしがみついていられない
No, we cannot cling to those dreams
だめさ、あんな夢にはしがみついていられない

Does the body rule the mind
身体が心を支配するのか
Or does the mind rule the body?
それとも心が身体を支配するのか?
I dunno…
僕にはわからない

 

Under the iron bridge we kissed
鉄橋の下で僕らはキスをした
And although I ended up with sore lips
唇がヒリヒリするほどしたけれど
It just wasn’t like the old days anymore
もう昔のようにはいかなかった
No, it wasn’t like those days, am I still ill?
あぁ、あの頃みたいにはいかなかった、
僕はまだ病んでいるの?
Oh
あぁ
Am I still ill?
僕はまだ病んでいるの?
Oh

 

Does the body rule the mind
身体が心を支配するのか
Or does the mind rule the body?
それとも心が身体を支配するのか?
I dunno
僕にはわからない

Ask me why, and I’ll die
なぜかって聞くなら、僕は死んでしまう
Oh, ask me why, and I’ll die
理由なんて聞くなら、僕は死んでしまうよ


And if you must, go to work, tomorrow
明日、君は仕事に行かなきゃならないとしても
Well, if I were you I wouldn’t bother
僕が君だったらそんなの気にしないね
For there are brighter sides to life
だって人生には素敵な事があるのさ
And I should know, because I’ve seen them, but not very often…
僕は知っている、だって僕はそれを見てきたから、ちょっとだけだけど…

Under the iron bridge we kissed
鉄橋の下で僕らはキスをした
And although I ended up with sore lips
唇がヒリヒリするほどしたけれど
It just wasn’t like the old days anymore
もう昔のようにはいかなかった
No, it wasn’t like those days, am I still ill?
そう、あの頃みたいにいかなかった、僕はまだ病んでいるの?
Oh
あぁ
Am I still ill?
僕はまだ病んでいるの?
Oh

 
Written by Steven Morrissey / Johnny Marr
Still Ill Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group

 

言葉の意味・解説

dunno 知らない。「I don’t Know」の意味

 

雑記

この曲は「英国病」と「サッチャリズム」を意識したうえで聞くと、俄然意味が深いものになります。
英国病(イギリス病)とは、手厚い社会保障や国有企業の肥大化、激しい累進課税制度(最高税率98%!)などによって生じた、国民の労働意欲低下、社会保障費の増大、ストライキの頻発といったイギリス経済の諸問題を指します。これにより1960年代から70年代において、イギリスは経済不振に陥り「ヨーロッパの病人」と呼ばれるようになってしまいました。
そんなイギリスの立て直しを目指し、強硬な財政改革に乗り出したのが「鉄の女」と呼ばれるサッチャー首相であり、その経済政策(サッチャリズム)です。
サッチャリズムは(強者を生かし弱者を切り捨てる形で)、英国病の克服に一定の成果を上げましたが、所得格差や失業率の増加などの問題を進行させ、称賛と非難が入り混じるかたちとなりました。
労働者や失業者側(スミスの目線側)にとっては、目の敵のような存在だったといわれます。
Still Ill」とは、英国病(ill)から回復したイギリスにおいて、サッチャリズムによって切り捨てられたような(still)人々を指している、とも読み取れます。

 

 

濃密なディスクガイドです