<歌詞和訳>Killer Cars – Radiohead 曲の解説と意味も
Radiohead – Killer Cars
レディオヘッド – キラー・カーズ
イギリスのオルタナティヴ・ロックバンド レディオヘッドのシングル「High & Dry/Planet Telex」(1995年)のB面に収録されている曲です。
また、2ndアルバム「The Bends」の日本盤にボーナストラックとして収録されています。
リリース以前からライヴでは度々演奏されており、ライヴではアコーティックギターの弾き語りで披露される事が多かったようで、そのバージョンに慣れ親しんでいたファンはこのバンド全開のバージョンにはとまどったかもしれません。
アコースティックのライヴバージョンはミニアルバム「Itch」(1994年)に収録されています。こちら↓です。
歌詞の意味と解釈
タイトルを訳すと「殺人自動車」となり、歌詞の内容もそのまま、危険な運転の自動車を非難するものとなっています。
(あまりに直球なので、何かの隠喩ではないかと考える人もいるようですが…)
トムと乗り物は相性が悪く、トム自身、過去に(1980年代後半)自動車事故に遭った事があるそうです。
乗り物と聞いて事故を連想するトムの性分は、他の曲、Air BagやThe Tourist、The Bends、Let Downなどにも表れています(The BendsとLet Downは、飛行機への恐怖心が書かれていると解釈しています)。
ザ・スミスにも通じる皮肉とユーモアがあって、個人的には好きな歌詞です。
歌詞と和訳
Written by Ed O’Brien, Colin Greenwood, Jonny Greenwood, Thom Yorke & Philip Selway
Killer cars, cars
Killer cars
殺人自動車
殺人自動車
Too hard on the brakes again
What if these brakes just give in?
What if they don’t get out of the way?
What if there’s someone overtaking?I’m going out for a little drive
And it could be the last time you see me alive
There could be an idiot on the road
The only kick in life is pumping his steel
また急ブレーキだ
ブレーキがイカれてたら?
みんなが避けなかったら?
追い越そうとするヤツがいたら、どうなる?
ちょっとドライブしてくるよ
生きてる僕を見るのはこれが最後かもよ。
とんでもないバカが走ってるかも
鉄のペダルを踏む事だけが生き甲斐みたいなヤツさ
・overtake 追い越す、~にまさる
・kick キック、ける、刺激
Wrap me up in the back of the trunk
Packed with foam and blind and drunk
They won’t ever take me alive
'Cause they all drive
いっそ僕をトランクにしまってくれ
発泡スチロールを敷き詰めて、泥酔させておいてくれ
連中は僕を生かしちゃおかないんだ
だって奴ら、運転するからな
・pack with 詰め込む、群がる、
・foam 泡、発泡体
Don’t die on the motorway
The moon would freeze, the plants would die
I couldn’t cope if you crashed today
All the things I forgot to sayI’m going out for a little drive
And it could be the last time you see me alive
What if the car loses control?
What if there’s someone overtaking?
高速道路で死ぬなよ
月は凍り付き、木々は枯れ果て
今日君が事故ったら、僕は耐えられない
言い残した事がたくさんある
ちょっとドライブしてくるよ
生きてる僕を見るのはこれが最後かもよ。
車がコントロールを失ったら?
追い越そうとするヤツがいたら、どうなる?
・motorway 高速道路(※主にイギリスで使われる言葉)
・cope 対処する、抑え込む
Wrap me up in the back of the trunk
Packed with foam and blind and drunk
They won’t ever take me alive
'Cause they all drive killer cars
いっそ僕をトランクにしまってくれ
発泡スチロールを敷き詰めて、泥酔させておいてくれ
連中は僕を生かしちゃおかないんだ
だって奴ら、運転するから、殺人自動車を
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
殺人自動車
Wrap me up in the back of the trunk
Packed with foam and blind and drunk
No they won’t ever take me alive
'Cause they all drive killer cars
They all drive killer cars
They all drive killer cars
いっそ僕をトランクにしまってくれ
発泡スチロールを敷き詰めて、泥酔させておいてくれ
連中は僕を生かしちゃおかないんだ
だって奴ら、運転するから、殺人自動車を
運転するのさ、殺人自動車を
運転するのさ、殺人自動車を
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
Killer cars
殺人自動車
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収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
The Bends(1995年)※日本盤のみ
2ndアルバム。3本のギターを中心とした、強烈なエモーションと構成美が一体となった"内向きギターロック"の大傑作です。
Itch(1994年)
1994年に来日を記念して日本のみでリリースされた8曲入りミニアルバム。内容は既発表曲の別バージョンやライヴバージョンなど。『Creep』のアコースティックバージョンは必聴と言える出来ですが、他の編集盤(EP『My Iron Lung』等)にも収録されています。