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<歌詞和訳>Wonderwall – Oasis 曲の解説と意味も

2017-12-26Oasis 歌詞和訳励まし/力をもらえる歌詞

Oasis – Wonderwall
オアシス – ワンダーウォール

 

イギリスのロックバンド オアシスの2ndアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録されている曲です。

同アルバムからの3枚目のシングルとして、1995年10月にリリースされました。

母国イギリス以外では、オアシス最大のヒット曲となっています。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの「ワンダーウォール」は造語らしく、特定の意味は無いそうです。日本語にするなら、"不思議な壁“、"魔法のような壁" といった感じになります。

作者のノエル・ギャラガーはこの曲について「(当時の恋人) メグ・マシューズについての歌」と、インタビューで答えたそうですが、後にノエルはそれを否定し「想像上の友人に救われる歌」だと説明しています。

その説明から推測すると、歌詞の内容は「落ち込んでいる友人を励ましているもの」だと思われます。

また、曲中の自分と相手(友人) の距離感は、同一人物と考えた方がしっくり来るので、ノエルの言う想像上の友人とは、自分自身を指しているのかもしれません。

その為、下の訳では「落ち込んでいる自分をもう一人の自分が励ましている」という解釈で、訳しました。

 

wonder wall 歌詞和訳イメージ

 

歌詞と和訳

Written by Noel Gallagher

Today is gonna be the day
That they’re gonna throw it back to you

By now you should’ve somehow
Realized what you gotta do
I don’t believe that anybody
Feels the way I do, about you now

とうとうお前にツケがまわってくる
今日はそんな日になりそうだ。
お前はどうにか気づくべきだった、
お前が何をすべきか。

お前の事をこんな風に思っているのは
俺以外いないはずさ

 

throw back 投げ返す、撃退する、やり返す、後戻りする
”they’re gonna throw it back to you”they は、人ではなく困難やトラブルのようなものだと解釈し、「ツケがまわってくる」と訳しています。

 

Backbeat, the word was on the street
That the fire in your heart is out

I’m sure you’ve heard it all before
But you never really had a doubt
I don’t believe that anybody
Feels the way I do about you now

騒々しいバックビートのように、街で噂になっている
お前の情熱は消えたんだと。

前にも聞いただろうけど
お前の気持ちが揺らぐ事なんてなかっただろ。

お前の事をこんなに思っているのは
俺以外いないはずさ

 

And all the roads we have to walk are winding
And all the lights that lead us there are blinding

There are many things that I
Would like to say to you but I don’t know how

俺達が進む道は曲がりくねり
照らす光の眩しさで何も見えない。
お前に話したいことは山ほどあるけど
とても話し切れないな

 

・blinding まばゆい、目が眩むような
曲がりくねった道や眩しすぎる光によって「先を見通すことができない状態」ですが、そこには不安と同じくらいの希望がある、と思われます。

 

Because maybe, you’re gonna be the one that saves me
And after all, you’re my wonderwall

なぜって、お前だけが俺を救える気がするから
つまり、お前は俺の “魔法の壁" さ

 

 

Today was gonna be the day
But they’ll never throw it back to you
By now you should’ve somehow
Realized what you’re not to do
I don’t believe that anybody
Feels the way I do, about you now

今日はヤバイ日になりそうだったが
結局何もやって来なかった。
お前はどうにか気づくべきだった、
やっちゃいけない事に。
お前の事をこんな風に思っているのは
俺以外いないはずさ

 

And all the roads that lead you there are winding
And all the lights that light the way are blinding

There are many things that I
Would like to say to you but I don’t know how

お前を導くのは曲がりくねった道、
照らす光の眩しさに目が眩んじまう
お前に話したいことは山ほどあるけれど
とても話し切れないな

 

I said maybe, you’re gonna be the one that saves me
And after all, you’re my wonderwall(×2)

言っただろ、お前だけが俺を救える気がするんだ
つまり、お前は俺の “魔法の壁" さ

 

I said maybe, you’re gonna be the one that saves me
you’re gonna be the one that saves me(×2)

言っただろ、お前だけが俺を救える気がするんだ
お前が俺を救えるんだ

 

 


OASIS オアシス – MORNING GLORY / マグカップ 【公式 / オフィシャル】

 

 

 

言葉の解説

wonderwall ワンダーウォール

歌詞に登場するお前を同一人物だと解釈すると、「お前の事を誰よりも思っている俺」で「俺を救えるのはお前だけ」なのも納得できます。

孤独な時、心が折れそうな時、「自分にはワンダーウォールがある」と言い聞かせると、少し勇気が湧いてくるような気がします。

 

ちなみに、ワンダーウォールという言葉の由来は、1968年の映画「Wonderwall」と、そのサウンドトラック「Wonderwall Music」(ビートルズのジョージ・ハリスンのソロ第1作目)だそうです。


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Wonderwall Music

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

(Waht’s The Story) Morning Glory?(1995年)

全世界で2,000万枚以上という、オアシス最大のセールスを記録している2ndアルバムです。
多くの人が90年代ロックの名盤に挙げています。

 

Stop The Clocks(2006年)

ノエルが選曲したベストアルバムで、(いい意味で) 偏りがあります。

 

Time Flies… 1994-2009(2010年)

オアシスのイギリスでの全シングルを網羅したベストアルバムです。

 

 

リアムはワンダーウォールが好きじゃない?

『Wonderwall』は間違いなくオアシスの代表曲ですが、当のギャラガー兄弟は内向きなこの曲があまり好きではないらしく『Live Forever』こそオアシスの代表曲にふさわしい、という発言をしています。

こちら↓のインタビューでも、オアシスの好きな曲トップ5を聞かれてすぐに『Liveforever』『Supersonic』と出した後、最後に苦まぎれに『Wonderwall』を挙げています…(2:05頃です)。

 

 

オアシスの伝説がわかるドキュメント作品


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