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Manic Street Preachers – Let Robeson Sing 歌詞の意味と和訳

2018-12-31

Manic Street Preachers – Let Robeson Sing
マニック・ストリート・プリーチャーズ – レット・ロブソン・シング

 
 

 

Manic Street Preachersの6作目のアルバム「Know Your Enemy」(2001年) の5曲目に収録されている曲です。

シングル曲集「National Treasures」(2011年) にも収録されています。

 

 

 

歌詞の意味と解釈

この曲は、アメリカの黒人俳優・歌手で、共産党支持者でもあるポール・ロブソン(Paul Robeson 1898-1976年)を題材とした曲です。

ポール・ロブソンは黒人奴隷の息子として生まれながらも、努力の末に大学を卒業し、学業でもスポーツでも優秀な成績をおさめ、人種差別に耐えながら弁護士、俳優、歌手として活動した人物です。

また、人種差別反対だけでなく、共産主義の支持者として意見を表明した事で、反共産主義が盛り上がる当時のアメリカ国内では迫害を受ける事になりました。
コンサートの妨害、出演作品の流通停止、FBIの監視、パスポートの取り消し(歌詞にあるように1950年~58年まで)等の困難に耐えながらも、主義を貫きました。

 

歌詞の内容は、圧力に屈せず、自由と平等を唱えた彼の歌声を称えるものとなっています。

 

歌詞と和訳

Where are you now?
Broken up or still around?
The CIA says you’re a guilty man
Will we see the likes of you again?

Can anyone make a difference anymore?
Can anyone write a protest song?
Pinky lefty revolutionary
Burnt at the stake for

あなたは今、どこにいますか?
消え去ってしまったのか、それともまだこの辺りに?
CIAはあなたを犯罪者だと言った
俺達はあなたのような人に、再び巡り合えるだろうか?

こんなにも特別な人なんて、他にいるだろうか?
プロテストソングなんて、他の誰が書けるのだろう?
火あぶりにされてしまったかのような
共産主義者で左翼の革命家

 

pinky 社会主義者・共産主義者、またはその共感者。社会主義者の”赤”に対し”ピンク”(またはpinko)と呼ばれる事に由来

 

A voice so pure – a vision so clear
I’ve got to learn to live like you
Learn to sing like you

とても純粋な声、とても強固な意志
俺は学ぼうとしてきた
あなたのような生き方を、あなたのような歌い方を

 

Went to Cuba to meet Castro
Never got past sleepy Moscow
A giant man with a heavenly voice
MK Ultra turned you paranoid

No passport until 1958
McCarthy poisoned through with hate
Liberty lost still buried today
Beneath the lie of the USA

Say what you want(×2)

カストロに会いに、キューバへ行った
眠っているモスクワを素通りしなかった
神々しい声の大男
MKウルトラ計画があなたを狂わせた

1958年までパスポートも奪われた
マッカーシーは憎しみで思想を汚染した
自由は失われ、
今日もアメリカの嘘の下に葬られたまま

あなたの望みを聞かせてほしい

 

Castro フィデル・カストロ(1926-2016年) キューバの政治家・革命家。
 マニックスとの関連は後述。
get past 通り抜ける、克服する、通過する
MK Ultra MKウルトラ計画
 1950年代~60年代にかけて行われていたと言われる、CIAによる人間の洗脳実験のコードネーム。

No passport until 1958 ポール・ロブソンは1950年から1958年の間、パスポートを取り消されていました。
McCarthy ジョセフ・マッカーシー(Joseph MacCarthy 1908-1957年)。アメリカの政治家で、共産主義者への非難行動(赤狩り)で知られる。

 

A voice so pure – a vision so clear
I’ve got to learn to live like you
Learn to sing like you

とても純粋な声、とても強固な意志
俺は学ぼうとしてきた
あなたのような生き方を、あなたのような歌い方を

 

<Paul Robeson Spoken>
Now let the Freedom Train come zooming down the track
Gleaming in the sunlight for white and black
Not stopping at no stations marked colored nor white
Just stopping in the fields in the broad daylight
Stopping in the country in the wide open air
Where there never was a Jim Crow sign nowhere
And no lilly-white committees, politicians of note
Nor poll tax layer through which colored can’t vote
And there won’t be no kinda color lines
The Freedom Train will be yours
And mine

自由な列車が向かってきている
白人と黒人が、同じ日差しの下で光を放つ
有色人種か白人か、区別する駅を通り過ぎ
広大な国に辿り着く
ジム・クロウ法(有色人種を差別した法律)の印などどこにも無く
有色人種の参政権を妨害するような白人の政治団体もなく、
肌の色による差別も無い
自由な列車は、あなた達のものであり、私のものである

 

A voice so pure – a vision so clear
I’ve got to learn to live like you
Learn to sing like you

とても純粋な声、とても強固な意志
俺は学ぼうとしてきた
あなたのような生き方を、あなたのような歌い方を

 

Sing it loud, sing it proud
I will be heard, I will be found

高らかに歌う、誇らしく歌う
俺の声を届ける、俺は見つけられる

 

Written by James Dean Bradfield, Sean Moore and Nicky Wire

 

 

 

言葉の解説

Castro フィデル・カストロ(1926-2016年) キューバの政治家・革命家。
 キューバ革命を起こし、キューバを社会主義国家にしたキューバの最高指導者。