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【ジャンル解説】ニューウェーブ(New Wave)

2018-04-13

音楽ジャンルを歴史と一緒にわかりやすくまとめました。

 

New Wave:ニューウェイヴとは何か

 

 

始まり:1970年代後半イギリス・アメリカ

 ニューウェーブとは、1970年代中盤から末にかけて登場した、それまでとは異なる新感覚のロックミュージック全般をさす。その筆頭には、過去のロックを否定し、演奏にプロ意識をもたず、社会に対する不平不満を公然と歌にしたパンクロックが挙げられる。

 しかし、現在ではパンクロックは含めず、パンクロックが生んだ価値観の影響下にある音楽をニューウェーブと呼ぶことが多い。その為、ニューウェーブはある特定のジャンルや音を指す言葉ではない。
 ニューウェーブの旗印のもとに”ポストパンク”や”シンセポップ”、”ゴシックロック”や”ネオアコ”などのジャンルが登場した。

 また、「パンク以降」という意味で、ニューウェーブの同義語としてポストパンク(Post=後の)という言葉が使われる事もある。
 大きなくくりとしてのポストパンクと、音楽形態としてのポストパンクが混在し、ややこしくなっている。

 

 

詳細解説

 ニューウェーブは特定のジャンルを指す言葉ではない。パンクロックの隆盛は70年代末には沈静化するが、ニューウェーブは80年代以降もさらなる盛り上がりをみせた。
 また、パンクロック以前にはスポットライトが当たらなかった実験的なアーティストもニューウェーブとして注目されるようになった。

 

 ニューウェーブの旗印のもとに生まれた音楽は、過激な思想を掲げて実験的なサウンドを試みた”ポストパンク”や、打ち込みやエレクトロニクスを用いてヒットチャートを席捲した”シンセポップ”、耽美的な世界観をもった”ゴシックロック/ポジティヴパンク”、内省的なサウンドをアコースティック楽器中心のアンサンブルで鳴らした”ネオアコ”など、多種多様である。
 また、イギリスで盛んだった”パブロック”や”ツートーン・スカ”もニューウェーブの一つとして扱われる事がある。

 サウンドに新しい質感を持たせたU2エコー&ザ・バニーメンXTCといったアーティストも、ニューウェーブの代表的な存在と言われている。

 

 なお、現在”ニューウェーブ風のサウンド”というと、ポストパンクのバンドがよく用いた、歪みを抑えた乾いたギターの音や、低音を強調させたリズムなどを指す事が多い。

 

 一方で、ニューウェイブを商業主義だと批判する活動が、80年代のアメリカ ニューヨークのアンダーグラウンドシーンで起こった。それは「ノー・ウェイブ」と呼ばれる前衛的な芸術活動で、音楽としてはブライアン・イーノが監修したコンピレーションアルバム「ノー・ニュー・ヨーク」がその代表として挙げられる。
 この活動は局地的なものだったが、ノイズロックや前衛ロック(アヴァンギャルド・ロック)に多大な影響を与え、ソニック・ユースを始めとする後のオルタナティヴロックにも受け継がれていくことになる。

 

 

代表的なアーティスト

ポストパンクゴシックロックシンセポップネオアコのアーティストはそちらを参照ください

【その他のニューウェーブバンド】
・U2(ユーツー 活動期間:1976-)
・XTC(エックス・ティー・シー 活動期間:1976-2005)
エコー&ザ・バニーメン(Echo & The Bunnymen 活動期間:1978-93, 1996-)
ディーヴォ(Devo 活動期間:1972-1991, 1996-)
シンプル・マインズ(Simple Minds 活動期間:1977-)
The B-52’s(ザ・ビー・フィフティーツーズ 活動期間:1976-1994, 1998-)
アダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants 活動期間:1977-82)
バウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow 活動期間:1980-83, 1997-98, 2003-06)
ザ・ザ(The The 活動期間:1979-)
ジーザス・アンド・メリーチェイン(The Jesus & Mary Chain 活動期間:1984-1999, 2007-)

 

 

動画(全部で10作品)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽ジャンル解説の目次はコチラ