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<歌詞和訳>Crocodile Rock – Elton John 曲の解説と意味も

2019-08-14Elton John 歌詞和訳[表現] 他の曲名・アーティスト名が出てくる

Elton John – Crocodile Rock
エルトン・ジョン – クロコダイル・ロック

 

イギリスのシンガーでピアノ奏者 エルトン・ジョンの6thアルバム「Don’t Shoot Me I’m Only the Piano Player」(邦題:ピアニストを撃つな!) に収録されている曲です。

1972年10月に、同アルバムの先行シングルとしてリリースされました。

 

歌詞の意味と解釈

タイトル「クロコダイル・ロック」(ワニのロック)の由来は、エルトン・ジョンがオーストラリアのツアー中に知った『Eagle Rock』(オーストラリアのバンド Daddy Coolの曲) から影響を受けたものだそうです。

 

歌詞の内容は"クロコダイル・ロック"という架空の曲を聴いて青春を過ごした、ある青年の思い出になっています。

 

歌詞と和訳

Written by Elton John & Bernie Taupin

I remember when rock was young
Me and Susie had so much fun
Holding hands and skimming stones
Had an old gold Chevy and a place of my own
But the biggest kick I ever got
Was doing a thing called the Crocodile Rock
While the other kids were rocking 'round the clock
We were hopping and bopping to the Crocodile Rock

ロックが生まれて間もない頃
僕とスージーは手を繋ぎ、石で水切りなんかして
随分と遊んだものさ
古い金色のシボレーや、自分の遊び場もあったけど
一番の刺激は何といっても
あの"クロコダイル・ロック"さ
他の子たちが"ロック・アラウンド・ザ・クロック"にハマってる間
僕らはクロコダイル・ロックでノリノリだったんだ

 

skimming stones 水切り、石飛ばし遊び(stone skimming)
 RockとStoneをかけた言葉遊びと思われます
Chevy シェビー。アメリカの自動車シボレー(Chevrolet)の愛称
rocking 'round the clock ロック・アラウンド・ザ・クロック。1954年にリリースされた曲で、”ロックンロールのクラシック”と言われています。詳しくは後述
hopping and bopping ポッピングは”飛び跳ねる”、ボッピングは”ビーバップを踊る”の意味があります。

 

Well, Crocodile Rocking is something shocking
When your feet just can’t keep still

I never knew me a better time, and I guess I never will
Oh, lawdy mama, those Friday nights
When Susie wore her dresses tight
And the Crocodile Rocking was out of sight

クロコダイル・ロックは凄いんだ
君もじっとしていられないぜ

あんな最高な時間を過ごした事は無かったし、これからも無いだろうね
“ラウディ・ママ"が流れる金曜の夜に
スージーがドレスをばっちりキメれば
クロコダイル・ロックに勝てるものなど無かったのさ

 

out of sight 見えない場所、とてつもない、際立っている
laway mama 1934年に発表されたジャズソング『Hey Lawdy Mama』(ヘイ・ラウディ・ママ)を指していると思われます。

 

Laa, la-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa

ラー、ラララララー

 

But the years went by and the rock just died
Susie went and left us for some foreign guy
Long nights crying by the record machine
Dreaming of my Chevy and my old blue jeans

But they’ll never kill the thrills we’ve got
Burning up to the Crocodile Rock
Learning fast as the weeks went past
We really thought the Crocodile Rock would last

だけど時は流れ、ロックも廃れた
スージーも外国の男を追っかけて行ってしまった。
長い夜をレコードプレイヤーのそばで嘆きながら過ごし
あのシボレーと古いブルージーンズを思い浮かべていた

だけどクロコダイル・ロックに情熱を燃やし
アッという間の時を過ごした
あのスリルは消せやしない
クロコダイル・ロックは永遠だって、本気で思うのさ

 

last 最後の、直前の、続く

 

Well, Crocodile Rocking is something shocking
When your feet just can’t keep still

I never knew me a better time, and I guess I never will
Oh, lawdy mama, those Friday nights
When Susie wore her dresses tight
And the Crocodile Rocking was out of sight

クロコダイル・ロックは凄いんだ
君もじっとしていられないぜ

あんな最高な時間を過ごした事は無かったし、これからも無いだろうね
ラウディ・ママが流れる金曜の夜に
スージーがドレスをばっちりキメれば
クロコダイル・ロックに勝てるものなど無かったのさ

 

Laa, la-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa

ラー、ラララララー

 

I remember when rock was young
Me and Susie had so much fun
Holding hands and skimming stones
Had an old gold Chevy and a place of my own
But the biggest kick I ever got
Was doing a thing called the Crocodile Rock
While the other kids were rocking 'round the clock
We were hopping and bopping to the Crocodile Rock

ロックが生まれて間もない頃
僕とスージーは手を握って、ストーンをかすめたりして
随分と遊んだものさ
古い金色のシボレーや、自分の遊び場もあったけど
一番の刺激は何といっても
あのクロコダイル・ロックさ
他の子たちがロック・アラウンド・ザ・クロックにハマってる間
僕らはクロコダイル・ロックでノリノリだったんだ

 

Well, Crocodile Rocking is something shocking
When your feet just can’t keep still

I never knew me a better time, and I guess I never will
Oh, lawdy mama, those Friday nights
When Susie wore her dresses tight
And the Crocodile Rocking was out of sight

クロコダイル・ロックは凄いんだ
君もじっとしていられないぜ

あんな最高な時間を過ごした事は無かったし、これからも無いだろうね
ラウディ・ママが流れる金曜の夜に
スージーがドレスをばっちりキメれば
クロコダイル・ロック”勝てるものなど無かったのさ

 

Laa, la-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa
La-la-la-la-laa

ラー、ラララララー

 

 

雑記と解説

曲の中では、実在する曲が多数登場します。”クロコダイル・ロック”という曲中の曲に、リアリティを持たせる為でしょうか。

・Rock Around The Clock(ロック・アラウンド・ザ・クロック)

1950年代のロックンロールブームの先駆けとなったアメリカのミュージシャン ビル・ヘイリー(Bill Haley 1925-1981)の代表曲です。

 


Rock Around The Clock [Import]

 

・Hey Lawdy Mama(ヘイ・ラウディ・ママ)

1934年にブルースシンガー バディ・モスによって歌われたブルースの曲。その後、多くのジャズミュージシャンが演奏するようになりました。

下の動画はその中でも有名な、ルイ・アームストロングのものです。

 

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Don’t Shoot Me I’m Only The Piano Player(邦題:ピアニストを撃つな! 1973年)

 

6thアルバム。全英・全米アルバムチャート1位を獲得し、絶頂期へと入っていく時期の作品です。この作品を最高傑作に挙げる人も多いです。

 

Diamonds(2017年)

 

いくつかあるベスト盤の中で、決定版的な内容のベスト盤。1枚に凝縮された「青」の通常盤と、究極ともいえる3枚組の「赤」の限定盤があります。

 

 

映画「ロケットマン」

エルトン・ジョンの半生を描いた伝記映画『ロケットマン』が2019年8月に日本で公開されています。

 

 

映画で使われたエルトンの楽曲全22曲を整理しました。記事はコチラです。