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<歌詞和訳>Goodbye Yellow Brick Road – Elton John 曲の解説と意味も

2019-08-26Elton John 歌詞和訳[生き方] 信念/自分らしさ,[生き方] 新たな出発/転機

Elton John – Goodbye Yellow Brick Road
エルトン・ジョン – グッバイ・イエロー・ブリック・ロード

 

イギリスのシンガーでピアノ奏者 エルトン・ジョンの7thアルバム「Goodbye Yellow Brick Road」(邦題:黄昏のレンガ路) の表題曲です。

同アルバムの2枚目のシングルとして、1973年5月にリリースされました。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの “イエロー・ブリック・ロード(黄色いレンガ路) とは、児童文学作品「オズの魔法使い」に出てくる “黄色いレンガ道" (エメラルド・シティへ続く黄金の道) からとられています。


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その意味は「富と名声に繋がる出世街道」であり、この曲は、そのような出世街道に別れを告げ「自分らしい音楽を追求する」事の宣言だと解釈できます。

(とはいえ、エルトン・ジョンは全世界で3億枚以上のレコードセールスを誇るポップミュージック界のスーパースターですが)

また、この曲はスターダムに浮かれるエルトンに対し、作詞家のバーニー・トーピンが「自分のルーツを見直せ」と自戒を求めて書いたものとも言われています。

 

歌詞と和訳

Written by Elton John & Bernie Taupin

When are you gonna come down?
When are you going to land?
I should have stayed on the farm
I should have listened to my old man

You know you can’t hold me forever
I didn’t sign up with you
I’m not a present for your friends to open
This boy’s too young to be singing the blues

落ちぶれるのはいつかな?
田舎に戻るのはいつだろ?
農場に残るべきだった
親父の言う事を聞くべきだった

いつまでも僕を縛りつけておけない
そんな契約してないだろ
僕は、あんたのとっておきのプレゼントじゃない
ブルースを歌うには若すぎるガキなのさ

 

come down 下がる、降りる、決意する、壊れる、落ちぶれる
 ここでは、成功して調子に乗った自分に対する、もう一人の本音の自分の言葉だと解釈しました(エルトンに自戒を促すバーニーの言葉ともとれます)

 

So goodbye yellow brick road
Where the dogs of society howl
You can’t plant me in your penthouse
I’m going back to my plough

Back to the howling, old owl in the woods
Hunting the horny-back toad
Oh, I’ve finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road

だからさよなら、黄色いレンガ路(スターダムへの道)
上流階級の犬どもが喚いている場所
あんたの豪華マンションの住人にはなれないよ
僕は自分の畑に戻るのさ

トゲ付きカエルを捕まえている、年寄りフクロウが喚いている
あの森へ戻るんだ

僕はついに決心したよ。僕の未来は
黄色いレンガ路を外れたところに広がっているんだ

 

society 社会、社交界、上流社会
penthouse ペントハウス(高層マンションの最上階にある豪華な部屋)
plant 植える、種をまく、置く、植え付ける
plough 鋤(すき)、(=pow)耕作地

 

What do you think you’ll do, then?
I bet they’ll shoot down the plane
It’ll take you a couple of vodka and tonics
To set you on your feet again

Maybe you’ll get a replacement
There’s plenty like me to be found
Mongrels who ain’t got a penny
Sniffing for tidbits like you on the ground

それで、あんたはどうするの?
飛行機は撃ち落とされちゃうだろうね(あんたの優雅な暮らしもお仕舞だね)
ウォッカトニックでも2,3杯飲めば
また立ち直れるんじゃない?

きっと代わりが見つかるよ
僕みたいな奴、探せばいくらでもいるさ
身元知れずの一文無しが
ウマい話をあんたみたいに嗅ぎまわって、そこら中にいるだろ

 

replacement 交代、取り換え、代替品、交代要員
mongrel 雑種犬、嫌なやつ
sniff 臭いをかぐ、鼻であしらう
tidbit (おいしい食べ物の)一口、(ニュース・情報の)断片

 

So goodbye yellow brick road
Where the dogs of society howl
You can’t plant me in your penthouse
I’m going back to my plough

Back to the howling, old owl in the woods
Hunting the horny-back toad
Oh, I’ve finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road

だからさよなら、黄色いレンガ路
上流階級の犬どもが喚いている場所
あんたの豪華マンションの住人にはなれないよ
僕は自分の畑に戻るのさ

トゲ付きカエルを捕まえている、年寄りフクロウが喚いている
あの森へ戻るんだ

僕はついに決心したよ。僕の未来は
黄色いレンガ路を外れたところに広がっているんだ

 


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収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Goodbye Yellow Brick Road(邦題:黄昏のレンガ路 1973年)

エルトン・ジョンの最高傑作と言われる、バラエティに富んだ7thアルバムです。
アルバムタイトルは「黄色いレンガ路(=出世街道) から別れを告げる」という意味です。

 

Diamonds(2017年)

いくつかあるベスト盤の中で、決定版的な内容のベスト盤。1枚に凝縮された「青」の通常盤と、究極ともいえる3枚組の「赤」の限定盤があります。

 

エルトン・ジョン・ガイドブック


エルトン・ジョン アルティミット・ガイド

 

エルトン・ジョンの半生を描いた映画「ロケットマン」

 


ロケットマン (字幕版)

映画で使われたエルトンの楽曲全22曲を整理した記事はコチラです。