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<歌詞和訳>Back In The U.S.S.R. – The Beatles 曲の解説と意味も

2020-01-02[White Album], [シングル曲(UK) Beatles], Beatles 歌詞和訳[表現] ユーモア・面白い歌詞

The Beatles – Back In The U.S.S.R.
ザ・ビートルズ – バック・イン・ザ・ユー・エス・エス・アール

 

ザ・ビートルズの10枚目のスタジオアルバム「The Beatles(通称 ホワイトアルバム)」(1968年) に収録されている曲です。

レコーディング中、リンゴ・スターはドラムの演奏についてポール・マッカートニーから様々なダメ出しをされたため、怒って一時的にバンドを脱退してしまいました。
その為、この曲のドラムはポールが叩いています。

 


BEATLES ビートルズ (Let It Be 50周年記念) – White Album/ポスター 【公式/オフィシャル】

 

歌詞の意味と解釈

タイトルにある「USSR」とは、1991年まで存在していた巨大な社会主義国家 ソビエト社会主義共和国連邦(Union of Soviet Socialist Republics。ソ連)です。


ソ連の国旗(wikipediaより)

 

歌詞の内容は、「カリフォルニアのマイアミビーチから極寒のソ連に戻ってきたロシア人が、帰郷を喜ぶもの」となっています。

これは、チャック・ベリーの『Back In The USA』や、ビーチ・ボーイズの『California Girls』のパロディだそうです。

 

この曲がリリースされた当時は西側陣営(資本主義諸国) と東側陣営(社会主義諸国) との冷戦時代であり、ソ連ではビートルズのレコードは販売を禁止されていたそうです。

その為、ジョークとはいえ、なかなか際どいテーマの曲だと思います。

 

歌詞と和訳

Written by John Lennon / Paul McCartney

Flew in from Miami Beach BOAC
Didn’t get to bed last night

On the way, the paper bag was on my knee
Man, I had a dreadful flight

I’m back in the U.S.S.R
You don’t know how lucky you are, boy
Back in the U.S.S.R (yeah)

マイアミ・ビーチから英国航空でひとっ飛び
昨夜はよく眠れなかった

間もなく到着、膝の上には紙袋(エチケット袋)を抱え
それはひどいフライトだった

ソビエトに帰ってきた
これがどれだけ幸せか、君にはわからないだろう
ソビエトに帰ってきたんだ

 

BOAC 英国海外航空(British Overseas Airways Corporation)。1974年まで存在していたイギリスの国営航空会社。現在のブリティッシュ・エアウェイズ。
on the way 途中、間もなく到着

 

Been away so long, I hardly knew the place
Gee, it’s good to be back home

Leave it till tomorrow to unpack my case
Honey, disconnect the phone

I’m back in the U.S.S.R
You don’t know how lucky you are, boy

Back in the U.S
Back in the U.S
Back in the U.S.S.R

長く不在にしてたから、随分変わってしまったけど
いやぁ、故郷はいいもんだ

荷物を解くのは明日にして
ハニー、電話も無視しよう

ソビエトに
ソビエトに
ソビエトに帰ってきた

 

gee おや! まあ!
disconnect 切断する、電源を切る、電話を切る

 

Well, the Ukraine girls really knock me out
They leave the West behind

And Moscow girls make me sing and shout
That Georgia’s always on my mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mind

Oh, come on!

ウクライナの女の子にノックアウト
西側の女なんて目じゃないね

モスクワの女の子を見ていると
「わが心のジョージア」を大声で歌わずにいられない

さぁ、カモン!

 

Georgia on my mind アメリカ南部ジョージア州の州歌でもある「我が心のジョージア」ですが、ソビエトでジョージアといえば現ジョージア(旧グルジア)を指し、ここではダブルミーニングとなっています。

 

Yeah, I’m back in the U.S.S.R
You don’t know how lucky you are, boys
Back in the U.S.S.R

ソビエトに帰ってきた
これがどれだけ幸せか、君にはわからないだろう
ソビエトに帰ってきたんだ

 

 

Well, the Ukraine girls really knock me out
They leave the West behind

And Moscow girls make me sing and shout
That Georgia’s always on my mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mind

ウクライナの女の子にノックアウト
西側の女なんて目じゃないね

モスクワの女の子を見ていると
「わが心のジョージア」を大声で歌わずにいられない

 

Show me round your snow-peaked mountains way down south
Take me to your daddy’s farm
Let me hear your balalaikas ringing out
Come and keep your comrade warm

はるか南方まで伸びる、雪を抱いた山々(君の丸く白い頂き)を見せておくれ
父なる国家の農場へ連れてっておくれ
バラライカの響きを聴かせておくれ
君らの同胞とともに暖かく迎えておくれ

 

snow-peaked 雪の先端、雪の山頂
balalaika バラライカ(ロシアの弦楽器)
ring out 鳴り響く、響かせる
comrade 同志、共産党員

 

I’m back in the U.S.S.R. (hey)
You don’t know how lucky you are, boys
Back in the U.S.S.R

ソビエトに帰ってきた
これがどれだけ幸せか、君にはわからないだろう
ソビエトに帰ってきたんだ

 

Oh, let me tell you, honey
Hey, I’m back, I’m back in the U.S.S.R
Hey, it’s so good to be here
Yeah, back in the U.S.S.R

教えてあげるよ、ハニー
ねぇ、僕は、僕はソビエトに帰ってきた
ねぇ、なんて素敵な場所だろう
そうさ、僕は、僕はソビエトに帰ってきた

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

The Beatles(通称 ホワイトアルバム 1968年)

 

通算10枚目のアルバムで、メンバーそれぞれの方向性が光る様々な楽曲が収録された、2枚組30曲の大作です。

 

The Beatles 1967-1970(通称:青盤 1973年)

 

ビートルズ後期の代表曲が収められた2枚組ベストアルバムです。

 

ソ連で演奏したのは

1979年、エルトン・ジョンは西側諸国のメジャーなアーティストとして初めて、モスクワでコンサートを行いました。

その際、アンコールで『Back In The USSR』をカバーしました。

 


ライブ・フロム・モスクワ