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<歌詞和訳>Radio Song – R.E.M. 曲の解説と意味も

2021-09-26R.E.M. 歌詞和訳[社会] 風刺/抗議

R.E.M. – Radio Song
アール・イー・エム – レディオ・ソング

 

アメリカ ジョージア州で結成されたロックバンド R.E.M.の7thアルバム「Out Of Time」(1991年) に収録されている曲です。

同アルバムの4枚目のシングルとしても、1991年11月にリリースされました。

社会派ラッパーの先駆け的存在と言われるKRS-Oneがラップで参加しています。

 

歌詞の意味と解釈

カレッジ・ラジオ(解説→コトバンク) から人気に火が付いたR.E.M.にとって「ラジオ」は特別な意味をもつ存在です。
(ちなみに、1981年にリリースしたデビューシングルの曲名は『Radio Free Europe』)

しかし、この曲のタイトル「レディオ・ソング」が指す曲とは、当時のラジオ局でヘビーローテーションされていた商業的で中身の薄い音楽と思われ、歌詞の内容はそれらへの非難と絶望です。

KRS-ONEのラップパートでは特にストレートに表現されています。

一方、マイケル・スタイプのパートでは、それを人間関係に例え、ラジオを愛しているが故の絶望、といった物悲しさが表現されています。

 

この曲の感性は、90年代のオルタナ/グランジムーブメントの幕開けを感じさせ、個人的にはかなり熱いです。(が、R.E.M.の曲の中では地味な扱いです)

 

歌詞と和訳

Written by Mike Mills, Bill Berry, Peter Buck & Michael Stipe

<KRS-One Rap>
Hey, I can’t find nothing on the radio
Yo, turn to that station

“なあ、ラジオじゃロクなもんが流れてねえな
あの局に繋いでみな”

 

※商業的な音楽しか流れないラジオに対する批判。そしてR.E.M.の曲が頻繁に流れるカレッジラジオ(?) にこそリスナーが求める音楽が流れている事を示す、曲の導入部となっていると思われます。

 

The world is collapsing around our ears
I turned up the radio, but I can’t hear it

世界がダメになっていく、僕らの耳元で。
ラジオのボリュームを上げた、でもそれは聴こえなかった

 

collapse つぶれる、崩れる、倒れる、衰える

 

When I got to the house and I called you out
I could tell that you had been crying, crying

It’s that same sing song on the radio
It makes me sad

ライヴハウスに着くと、君を責めた
君はずっと泣いてただろうね

ラジオでは、またいつものあの歌
悲しくなるよ

 

house ※ここでは家ではなくライヴハウスと解釈しました。次の歌詞では”show”となっている為。
call someone out 責める

I can tell わかる、理解する

 

I meant to turn it off
To say goodbye
To leave in quiet
See ya!
That radio song
Hey, hey, hey
Hup, hup

消してやるつもりだった
さよならの為に
静けさの為に
それは
あのレディオソングだ!

 

I’ve everything to show (Everything to show)
I’ve everything to hide (Everything to hide)
Look into my eyes
Listen

僕が見せるすべて
僕が隠すすべて
僕の目を覗き込んで
耳を澄まして

 

When I got to the show
Yo, ho, ho
I could tell that you had been crying, crying

It’s that same sing song and the DJ sucks
DJ sucks!
It makes me sad

ショーに行くと
・・・・・
君はずっと泣いてただろうね

またいつものあの歌、ひどいDJ
ひどいDJだ!
悲しくなるよ

 

I tried to turn it off
Turn it off!
To say goodbye, my love
That radio song
Hey, hey, hey (Hey, hey)

僕は消そうとした
“消しちまえ!”
さよならの為に、愛しい人
あのレディオソング

 

The world is collapsing around our ears
I turned up the radio, but I can’t hear it
Yeah

世界がダメになっていく、僕らの耳元で。
ラジオのボリュームを上げた、でもそれは聴こえなかった

 

<KRS-One Rap>
Yeah
Baby, baby, baby, baby
Hup, hup

 

I tried to sing along
But damn that radio song
Yeah
Hey, hey, hey
Hey, hey, hey
Hey, hey, hey

一緒に歌おうとした
でも、あのしょうもないレディオソングさ

 

I’ve everything to show
(Everything to show)
I’ve everything to hide
(Everything to hide)
Look into my eyes, listen to the radio
I turned up the radio, but I can’t hear it
No, I can’t hear it

僕が見せるすべて
僕が隠すすべて
僕の目を覗き込んで、ラジオに耳を澄まして
ラジオのボリュームを上げた、でもそれは聴こえなかった
あぁ、聴こえなかったんだ

 

Hey, hey, hey
Say what?
Hey, hey, hey
Let me do that with you
Hey, hey, hey
Hey, hey, hey
Hey, hey, hey
Yeah, boom!
Hey, hey, hey
Say what, say what, say what?
Hey, hey, hey
Check it out!

“ヘイ、ヘイ、ヘイ
何だって?
ヘイ、ヘイ、ヘイ
俺も一緒にやらせな
ヘイ、ヘイ、ヘイ
イエー、ブーン!
ヘイ、ヘイ、ヘイ
何だ、何だ、何なんだ?
ヘイ、ヘイ、ヘイ
チェケラ!”

 

<KRS-One Rap>
What are you saying? What are you playing?
Who are you obeying day out and day in?
Huh! Baby, baby, baby, baby
That stuff is driving me crazy
DJs communicate to the masses
Sex and violent classes
Now our children grow up prisoners
All their lives, radio listeners!

“何言ってんだ? 何かけてんだ?
毎日、毎日、誰の言いなりになってんだ?
ベイビー、ベイビー、ベイビー
あんなモンのせいで、狂っちまうぜ
DJ共がみんなに伝えてんのは
セックスとヴァイオレンスの話
子供達は成長し囚人になる
一生続くのさ、ラジオリスナーの諸君!”

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Out Of Time(1991年)

 

メジャー2作目となる通算7枚目のスタジオアルバム。全世界で1000万枚以上を売り上げ、R.E.M.をスターダムへと押し上げました。
サウンドとしてはロック要素が薄まり、生楽器の割合が増えたのですが、根底にあるポップな要素はさらに強まり、何度聞いても飽きない作品となっています。

 

Part Lies Part Heart Part Truth Part Garbage 1982-2011(2011年)

 

全キャリアから代表曲を網羅した2枚組40曲のベストアルバム。新曲も3曲収録されています。
R.E.M.はインディー時代のベスト盤とメジャー時代のベスト盤が出ていますが、入門にはまずこれを聴き、そこから気に入った時代のものを聴いていくのが良いと思います。