スポンサーリンク

<歌詞和訳>Losing My Religion – R.E.M. 曲の解説と意味も

R.E.M. 歌詞和訳

R.E.M. – Losing My Religion
アール・イー・エム – ルージング・マイ・レリジョン

 

アメリカ ジョージア州で結成されたロックバンド R.E.M.の7thアルバム「Out Of Time」(1991年) に収録されている曲です。

同アルバムのリードシングルとしてリリースされ、R.E.M.にとって最大のヒット曲となりました。
(目立つコーラスも無く、リード楽器にマンドリンが使われるこの曲が大ヒットしたのは、メンバー自身にとっても予想外だったそうです)

この曲のヒットも後押しし、アルバムは1000万枚を超えるセールスを獲得しました。

イントロのマンドリンの音色が印象的ですが、これはギタリストのピーター・バックが購入したてのマンドリンを練習しながら生まれたものだそうです。

 

 

歌詞の意味と解釈

タイトル「ルージング・マイ・レリジョン」は、直訳すると”宗教(信仰心)を失う“ですが、アメリカ南部で「自制心を失う」「絶望する」というような意味で使われるそうです。
(ただ、「信仰心を失う」でも、この曲の歌詞にはしっくりくると思います。訳の中では「途方に暮れて」としました)

マイケル・スタイプはインタビューで、この曲のテーマは宗教ではなく、「片思いを歌ったラブソング」だと答えています。
一方で、MTV アンプラグドのライブでは、聴衆に向かってこの曲を「あなた方についての曲」と言ったそうです。

 

個人的には、この曲の歌詞は3つの見方ができるように思います。

1.歌詞に登場する”You”(愛する人)への一方的な愛情を綴ったラブソング
2.”You”を「自分の信仰の対象」(神)に見立て、それへの反抗・猜疑心を綴った曲
3.(マイケルの視点に立って)”You”を当時のファンと見立て、ファンへの複雑な思いを綴った曲

聞く人によって様々な見方になるところが、この曲の歌詞の魅力(ヒットした理由の一つ)ではないかと思います。

以下の訳では、色々な見方ができるように抽象的に訳し、宗教的な言葉も度々出てきているので「告白、独白」っぽい雰囲気で訳しました。

 

 

歌詞と和訳

Written by Michael Stipe, Bill Berry, Peter Buck & Mike Mills

Oh, life is bigger
It’s bigger than you
and you are not me
The lengths that I will go to the distance in your eyes
Oh no, I’ve said too much, I set it up

人生は大きい
あなたが言うよりずっと。
あなたは私じゃない
私が歩む道のりは、あなたの視界の遥か向こう。
あぁ、話し過ぎた、余計だった

 

set up 設定する、計画する、だます

 

That’s me in the corner, that’s me in the spotlight
Losing my religion
Trying to keep up with you and I don’t know if I can do it
Oh no, I’ve said too much, I haven’t said enough

隅にいる私、スポットライトを浴びる私
途方に暮れて
あなたから離れないように、上手くいく保証はないけれど。
あぁ、話し過ぎた、でもまだ話し足りない

 

keep up with 遅れずについていく

 

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try

あなたの笑い声を聴いた気がした
あなたの歌声を聴いた気がした
いや、あなたがそうしようとするのを、見ただけなのだろう

 

 

Every whisper of every waking hour
I’m choosing my confessions
Trying to keep an eye on you
Like a hurt, lost and blinded fool, fool
Oh no, I’ve said too much, I set it up

起きている間ずっと、ささやき声がする
私は告白の言葉を選んでいる
あなたを見失わないように
傷つき、敗れ、何も見えなくなった愚か者みたいに。
あぁ、話し過ぎた、余計だった

 

confession 自白、告白

 

Consider this, consider this, the hint of the century
Consider this the slip that brought me to my knees, failed
What if all these fantasies come flailing around?
Now I’ve said too much

こんな事を、こんな事をじっと考える、歴史的な兆し
こんな事をじっと考え、つまづき、膝から崩れ落ちた
こんな様々な空想が、めちゃくちゃにやって来たらどうなってしまう?
私はもう、話し過ぎてしまった

 

consider 考える、みなす、熟考する
hint ヒント、兆候、助言
frail 振り回す、打つ、穀ざお

 

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try

あなたの笑い声を聴いた気がした
あなたの歌声を聴いた気がした
いや、あなたがそうしようとするのを、見ただけなのだろう

 

But that was just a dream
That was just a dream

だけどそれはただの夢
ただの夢だった

 

That’s me in the corner, that’s me in the spotlight
Losing my religion
Trying to keep up with you and I don’t know if I can do it
Oh no, I’ve said too much, I haven’t said enough

隅にいる私、スポットライトを浴びる私
途方に暮れて
あなたから離れないように、上手くいく保証はないけれど。
あぁ、話し過ぎた、でもまだ話し足りない

 

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try

あなたの笑い声を聴いた気がした
あなたの歌声を聴いた気がした
いや、あなたがそうしようとするのを、見ただけなのだろう

 

But that was just a dream
Try, cry, why try?
That was just a dream, just a dream
Just a dream, dream

だけどそれはただの夢
やろうとして、泣いて、なぜやろうとする?
それはただの夢、ただの夢
ただの夢だったんだ

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Out Of Time(1991年)

 

メジャー2作目となる通算7枚目のスタジオアルバム。全世界で1000万枚以上を売り上げ、R.E.M.をスターダムへと押し上げました。
サウンドとしてはロック要素が薄まり、生楽器の割合が増えたのですが、根底にあるポップな要素はさらに強まり、何度聞いても飽きない作品となっています。

 

Part Lies Part Heart Part Truth Part Garbage 1982-2011(2011年)

 

全キャリアから代表曲を網羅した2枚組40曲のベストアルバム。新曲も3曲収録されています。
R.E.M.はインディー時代のベスト盤とメジャー時代のベスト盤が出ていますが、入門にはまずこれを聴き、そこから気に入った時代のものを聴いていくのが良いと思います。