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<歌詞和訳>Uptown Girl – Billy Joel 曲の解説と意味も

2018-03-04Billy Joel 歌詞和訳[恋愛] 情熱的な愛

Billy Joel – Uptown Girl
ビリー・ジョエル – アップタウン・ガール

 

アメリカのシンガーソングライターでピアノ奏者 ビリー・ジョエルの9thアルバム「An Innocent Man」(1983年) に収録されている曲です。

同アルバムからの2枚目のシングルとしてもリリースされました。

日本でもテレビCM等に使用され、耳にする機会が多い曲だと思います。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルにある「アップタウン」とは、"山の手"や"高台にある住宅街"の意味で、ここではいわゆる「高級住宅地」を指します。

歌詞は、そんな"アップタウン・ガール" (上流階級の少女) に恋する"バックストリート・ガイ” (裏通りの男=労働者階級の男) のストーリーとなっており、ミュージックビデオではその雰囲気がコミカルに表現されています。

 

歌詞と和訳

Written by Billy Joel

Uptown girl
She’s been living in her uptown world

I bet she’s never had a backstreet guy
I bet her momma never told her why
I’m gonna try for an uptown girl

アップタウンガール(上流階級のあの娘)
あの娘は上流社会で生きてきた
バックストリート・ガイ(裏通りの男ども)とは縁が無い
あの娘のママはその理由さえ口にしない
だけど俺はアップタウンガールにアタックするんだ

 

She’s been living in her white bread world
As long as anyone with hot blood can

And now she’s looking for a downtown man
That’s what I am

あの娘は退屈な豊かさの中で暮らしてきた
だから熱い気持ちさえあれば大丈夫
あの娘が探してるのは賑やかな街で暮らす男
それが俺なんだ

 

white bread world 直訳すると「白いパンの世界」ですが、「退屈な人」「白人中産階級」をやや皮肉めかして表現する言葉でもあります。
as long as ~さえすれば、~であれば、~の間は
down town 都心、繁華街

 

And when she knows what
She wants from her time

And when she wakes up
And makes up her mind

あの娘は自分が求めていたものに
気付くんだ

あの娘は目を覚まし
心に決めるんだ

 

make up one’s mind 決心する、心に決める

 

She’ll see I’m not so tough
Just because

I’m in love with an uptown girl

あの娘はきっと、俺が思ったほどタフじゃないって気づくのさ
だって俺は
あの娘に夢中だからね

 

You know I’ve seen her in her uptown world
She’s getting tired of her high class toys

And all her presents from her uptown boys
She’s got a choice

俺はあの娘の様子を見てたんだ
あの娘は高級なおもちゃや
金持ちのボンボンから贈られたプレゼントにうんざりしてた
あの娘は生き方を選んだんだ

 

 

Uptown girl
You know I can’t afford to buy her pearls

But maybe someday when my ship comes in
She’ll understand what kind of guy I’ve been
And then I’ll win

アップタウンガール
俺はあの娘に真珠とか買ってやれないけど
いつか大金を稼いで
俺がどんな男かわかってもらうのさ
そしたら俺のもんだ

 

・afford 余裕がある、供給する
when one’s ship comes in 直訳すると「船がやってきたら」となりますが、「金持ちになったら」「財を成したら」の意味です。

 

And when she’s walking
She’s looking so fine

And when she’s talking
She’ll say that she’s mine

あの娘の歩くしぐさは
とっても絵になる

あの娘が話せば
俺の彼女だって言ってくれる

 

She’ll say I’m not so tough
Just because

I’m in love with an uptown girl

あの娘はきっと、俺が思ったほどタフじゃないって気づくのさ
だって俺は
あの娘に夢中だからね

 

She’s been living in her white bread world
As long as anyone with hot blood can

And now she’s looking for a downtown man
That’s what I am

あの娘は退屈な豊かさの中で暮らしてきた
だから熱い気持ちさえあれば大丈夫
あの娘が探してるのは賑やかな街で暮らす男
それが俺なんだ

 

Uptown girl
She’s my uptown girl

You know I’m in love
With an uptown girl

アップタウンガール
あの娘は俺のアップタウンガール
俺はすっかり
あの娘に夢中

 

My uptown girl
You know I’m in love

With an uptown girl
(×3)

俺のアップタウンガール
俺はすっかり
あの娘に夢中さ

 

 


ピアノ & ボーカル ビリー・ジョエル グレイテイスト・ヒッツ

 

ビリーの2人のアップタウン・ガール

ミュージックビデオに登場するお嬢様は、後にビリーの妻となるモデルのクリスティ・ブリンクリー(その後離婚)です。

しかし、ビリーが曲を作る際にモデルとしたのは当時の彼女エル・マクファーソンだったそうです。

 

野郎どもの再登場

ミュージックビデオに登場する野郎どもは、同じアルバムに収録されている『The Longest Time』のビデオにも登場します。

見比べてみると面白いです。

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

An Innocent Man(1983年)

1950年代~60年代のアメリカン・ポップスを意識した作風の9thアルバム。ヒット曲が多数収録された80年代の傑作です。

 

Billy Joel: The Ultimate Collection(邦題:ビリー・ザ・ヒッツ 2000年)

キャリアを総括した全36曲2枚組のベストアルバム。ベストアルバムは何種類か出ていますが、代表曲を網羅するにはこれが一番と思われます。

 

Piano Man The Very Best Of Billy Joel(2004年)

19曲入りのお手軽なベストアルバムです。

 

栄光と挫折が明かされるロングインタビュー


イノセントマン ビリー・ジョエル100時間インタヴューズ