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<歌詞和訳>New York State of Mind(ニューヨークの想い) – Billy Joel 曲の解説と意味も

Billy Joel 歌詞和訳[生き方] 信念/自分らしさ

Billy Joel – New York State of Mind
ビリー・ジョエル – ニュー・ヨーク・ステイト・オブ・マインド(邦題:ニューヨークの想い)

 

アメリカのシンガーソングライター/ピアニスト ビリー・ジョエルの4thアルバム「Turnstiles」(1976年 邦題:ニューヨーク物語)に収録されている曲です。

ビリーが、故郷のニューヨークを想って書いた曲で、シングルとしてはリリースされていませんが、彼の代表曲の1つとなっています。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルにある「ステイト・オブ・マインド」とは、"心の状態“、"気持ち“を意味します。

サビでは「I’m in a New York state of mind」と歌われており、直訳すると"僕はニューヨークの心理状態にある"となります。

 

この曲が作られた1976年頃、ビリー・ジョエルはデビュー時からの活動拠点ロサンゼルスから、ニューヨークに帰郷しました。

ビリーによると「グレイハウンドバスに乗っていた時(歌詞のとおり)に、この曲のアイデアが浮かび、家に着くとすぐにこの曲の制作に取り掛かった」そうです。


Greyhound Buses: 1914-2000 Photo Archive

 

歌詞と和訳

Written by Billy Joel

Some folks like to get away
Take a holiday from the neighborhood
Hop a flight to Miami Beach or to Hollywood
But I’m taking a Greyhound
On the Hudson River line
I’m in a New York state of mind

休暇を取ったら、普段住んでいる街から
離れたがる人は少なくない
マイアミ・ビーチかハリウッド行きの飛行機に飛び乗って。
でも僕はハドソン川沿いを走る
グレイハウンドに乗っている。
僕の心はニューヨークと共にある

 

folk フォーク、人々、家族、民間の
get away 立ち去る、出る、逃れる
neighborhood 近所、界隈、地域、近隣の人々
hop 跳ぶ、飛び乗る、横断する
Greyhound グレイハウンド(アメリカの長距離バス会社の名称)
Hudson River ハドソン川。ニューヨーク州を流れ大西洋に注ぐ川。

 

I’ve seen all the movie stars
In their fancy cars and their limousines
Been high in the Rockies
Under the evergreens
I know what I’m needing
And I don’t want to waste more time
I’m in a New York state of mind

派手な車やリムジンに乗った
映画スターを大勢見てきた。
生茂る緑の下で
ロッキー山脈も見上げた。
でも、自分に必要なものはわかっている
もう時間を無駄にはしたくない
僕の心はニューヨークと共にある

 

fancy 派手な、凝った、想像の、空想、思い付き、好み、~だと思う、うぬぼれる
evergreen 常緑樹、不朽の名作、常緑の、いつまでも新鮮な
the Rockies (=Rocky Mountains)、ロッキー山脈。北アメリカ大陸西部を北西から南東に走る山脈

 

It was so easy living day by day
Out of touch with the rhythm and blues
But now I need a little give and take
The New York Times, the Daily News

それ(西海岸での生活)は毎日が気ままな暮らしで
リズム・アンド・ブルースとは違っていた
でも僕が今欲しいのは、ちょっとばかり持ちつ持たれつの関係
ニューヨーク・タイムズに、デイリー・ニューズ

 

out of touch with 接触しないで、かけ離れて、疎くなって
rhythm and blues リズム・アンド・ブルース(R&B)。1940年代後半のアメリカで生まれた音楽で、ブルース、ゴスペル、ジャズなどの音楽にリズム、ビートが加わったかたちで発展したものを指す。初期のリズム・アンド・ブルースと昨今のR&Bとは名称は同じものの、音楽の形態はかなり異なっている。
The New York Times ニューヨーク・タイムズ。ニューヨーク・タイムズ社が発行している1851年創刊の日刊新聞。地方紙の1つであるが全国紙に次ぐ発行部数を持つ。
the Daily News デイリー・ニューズ。デイリー・ニューズという名称の新聞社は世界に複数存在するが、ここではニューヨークのデイリーニューズ(1919年創刊)を指しています。

 

It comes down to reality
And it’s fine with me 'cause I’ve let it slide
I don’t care if it’s Chinatown or on Riverside
I don’t have any reasons I left them all behind
I’m in a New York state of mind

それ(ニューヨークの生活や新聞)は僕を現実に引き戻す
でもそれが僕にはちょうどいい、僕は目をつぶるのさ
チャイナタウンでも、リバーサイドでも構わない
理由なんてものは、とっくに捨てたんだ
僕の心はニューヨークと共にある

 

come down to 下りてくる、~に行き着く、~まで落ちぶれる、~ということになる
let it slide 目をつぶる、大目に見る、放っておく

※ニューヨーク マンハッタンにあるチャイナタウンは当時犯罪が多発する地域、リバーサイド・ドライブは景観の良い地域であり、ここでは両極端のものを並べているようです。

 

It was so easy living day by day
Out of touch with the rhythm and blues
But now I need a little give and take
The New York Times, the Daily News

それは毎日が気ままな暮らしで
リズム・アンド・ブルースとは違っていた
でも僕が今欲しいのは、ちょっとばかり持ちつ持たれつの関係
ニューヨーク・タイムズに、デイリー・ニューズ

 

It comes down to reality
And it’s fine with me 'cause I’ve let it slide
I don’t care if it’s Chinatown or on Riverside
I don’t have any reasons I left them all behind
I’m in a New York state of mind

それは僕を現実に引き戻す
でもそれが僕にはちょうどいい、僕は目をつぶるのさ
チャイナタウンでも、リバーサイドでも構わない
理由なんてものは、とっくに捨てたんだ
僕の心はニューヨークと共にある

 

I’m just taking a Greyhound
On the Hudson River line
'Cause I’m in a, I’m in a New York
State of mind, yeah

ハドソン川沿いを走る
グレイハウンドに乗っている
なぜなら、僕の心は

僕の心はニューヨークと共にあるんだ

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Turnstiles(邦題:ニューヨーク物語 1976年)

 

4thアルバム。デビュー時の活動拠点だったロサンゼルスを離れ、ニューヨークに戻って制作された作品。
その後の傑作(「The Stranger」や「52nd Street」)にはセールスの面では及ばないものの、作品の出来では引けを取らず、この作品を最高傑作に挙げる人もいます。

なお、原題の「ターンスタイルズ」とは、回転ドアや自動改札機の意味です。

 

Billy Joel: The Ultimate Collection(邦題:ビリー・ザ・ヒッツ 2000年)

 

キャリアを総括した全36曲2枚組のベストアルバム。ベストアルバムは何種類か出ていますが、代表曲を網羅するにはこれが一番と思われます。

 

Piano Man The Very Best Of Billy Joel(2004年)

 

19曲入りのお手軽なベストアルバムです。