<歌詞和訳>Revolution – The Beatles 曲の解説と意味も
The Beatles – Revolution
ザ・ビートルズ – レヴォリューション
ザ・ビートルズのシングル『Hey Jude』のB面に収録され、1968年8月にリリースされた曲です。
ジョン・レノンの作品で、ジョンはこの曲のシングル化を望んでいたそうですが、実現しませんでした。
元はもっとスローテンポな曲で、その名残はアルバム「The Beatles」(ホワイトアルバム) に収録されている元バージョン『Revolution 1』で聴く事ができます。
歌詞の意味と解釈
時代背景としてはベトナム戦争のまっただ中であり、各地では反対の暴動も起きていたと言います。
この曲はジョンの政治的な姿勢が表れていると言われています。
歌詞と和訳
Written by Lennon-McCartney
Aah!
You say you want a revolution
Well, you know
We all want to change the worldYou tell me that it’s evolution
Well, you know
We all want to change the world
革命が必要だと君は言う
まぁ、そりゃあね
みんな世界を変えたいと思ってるよ
革命は進化なんだと君は言う
まぁ、そりゃあね
みんな世界を変えたいと思ってるよ
But when you talk about destruction
Don’t you know that you can count me out
だけど破壊してでもやろうと言うなら
僕は仲間に入れないで
・you can count me out 僕の事は人数に入れないで
『Revolution 1』では、「count me out, in」と歌われており、仲間に入らないか・入るか、気持ちが揺れ動いている心境を表しているとも言われています。
Don’t you know it’s gonna be
Alright
Alright
Alright
わからない? 世の中は
大丈夫
大丈夫
上手くいくさ
You say you got a real solution
Well, you know
We’d all love to see the planYou ask me for a contribution
Well, you know
We’re all doing what we can
現実的な方法があると君は言う
へぇ、そうかい
是非その計画を知りたいね
寄付金をくれだって?
へぇ、そうかい
出来ることをやっていこうか
・contribution 寄付、貢献、税
But if you want money for people with minds that hate
All I can tell you is, brother, you have to wait
でも、憎しみで動いている奴らの為に、お金を集めているなら
一言言わせてくれよ、なぁ兄弟、ちょっと待ちな
Don’t you know it’s gonna be
Alright
Alright
Alright
わからない? 世の中は
大丈夫
大丈夫
上手くいくさ
You say you’ll change the constitution
Well, you know
We all want to change your headYou tell me it’s the institution
Well, you know
You better free your mind instead
社会の構造を変えてやると君は言う
へぇ、そうかい
自分の頭から変えてみなよ
それが社会の為になると君は言う
へぇ、そうかい
自分の心を自由にしてやりなよ
・constitution 構成、構造、性質、憲法
・institution 制度、組織、施設、規則
But if you go carrying pictures of Chairman Mao
You ain’t going to make it with anyone anyhow
でも毛沢東の写真なんか持ち歩いてるようじゃ
どのみち上手くいかないさ
・Chairman Mao 毛沢東。中華人民共和国を設立した同国の最高指導者。
Don’t you know it’s gonna be
Alright
Alright
AlrightAlright, alright
Alright, alright
Alright, alright
Alright, alright!
わからない? 世の中は
大丈夫
大丈夫
上手くいくさ
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
The Beatles 1967-1970(通称:青盤 1973年)
ビートルズ後期の代表曲が収められた2枚組ベストアルバムです。
ディスカッション
ピンバック & トラックバック一覧
[…] 革命という言葉をググってみた。革命(かくめい、(英: revolution)は、権力体制や組織構造の抜本的な社会変革あるいは技術革新などが、比較的に短期間に行われること。対義語は守旧、反動、反革命など。「レボリューション」の語源は「回転する」の意味を持つラテン語の「revolutio」である。古くは天体の回転運動を示す言葉として使用され、そこから周期が元に戻ることを示すのにも使われるようになり、後には政治的変革を表わすようになった。また漢語の「革命」の語源は「天命が改まる」の意味で、王朝交代に使用された。だが僕は、この説明に対して「強烈な違和感」を感じるので、今日はそれを語りたい。・革命が短期間に行われる抜本的な変化であることに、僕は一つも異論はない。僕が感じる違和感とは、その変化を権力や政治そして王朝などの話に膨らましていること。そのため、僕ら自身が語っても、誇大妄想と思われてしまい、うかつに使えないタブー語化していることだ。英語のレボリューションや漢語の革命が、巨大な変革を意味する言葉であることを否定するのではない。なぜそんな言葉を誰もが使うようになったのかを考えることこそが、大事なことに思えるからだ。・これを僕に確信させてくれたのは、ジョンレノンが歌う「レボリューション」だった。 革命が必要だと君は言う_まぁ、そりゃあね_みんな世界を変えたいと思ってるよ 革命は進化なんだと君は言う_まぁ、そりゃあね_みんな世界を変えたいと思ってるよ だけど破壊してでもやろうと言うなら_僕は仲間に入れないで_僕の事は人数に入れないで わからない? 世の中は_大丈夫_大丈夫_上手くいくさ 現実的な方法があると君は言う_へぇ、そうかい_是非その計画を知りたいね 寄付金をくれだって?_へぇ、そうかい_出来ることをやっていこうか でも、憎しみで動いている奴らの為に、お金を集めているなら_一言言わせてくれよ、なぁ兄弟、ちょっと待ちな わからない? 世の中は_大丈夫_大丈夫_上手くいくさ・ジョンは、スローテンポのロックンロールで革命を笑い飛ばす。そして3番で、ジョンは「世界でなく自分を変えな!」とあっさり言いのける。 社会の構造を変えてやると君は言う_へぇ、そうかい_自分の頭から変えてみなよ それが社会の為になると君は言う_へぇ、そうかい_自分の心を自由にしてやりなよ でも毛沢東の写真なんか持ち歩いてるようじゃ_どのみち上手くいかないさ わからない? 世の中は_大丈夫_大丈夫_上手くいくさ「革命」を歌うジョンの横で、ポールとジョージが「シュビデュバ」とおちょくるのを聞いて、50年前の僕は、ビートルズの図々しさにあきれていた。・だが、年を取り、様々な経験をするうちに、次第に僕はこの歌の意味が分かってきた。革命とは、世界”を”変えるのでなく、自分を変えることで世界”が”変わること。レボリューションとは、自分が回転するから世界が回転して見えることなんだ。なので、僕の全ての取組は、現状のまま実行する。居るだけの仲間と、有るだけの資源と予算で、現状の法律やルールの範囲内で着手する。短期間というより、一刻も早く瞬時に始める。だからこそ、誰にでもできて、どこででもできるから、もしかするとそこらじゅうで同じことが起きるかもしれない。許可を得たり、賛同を得るのは後回し。言ってからやるのでなく、むしろやってから説明するのが僕のやり方だ。・そんなわけで、僕は頼まれたことはとりあえず引き受けるし、誘われたらとりあえず行ってみる。それを知った人たちは、即座に何かを語りだし、何かを求めてくる。なるほど、革命なんてみんなで楽しくシュビデュバだ。ここでは和訳を紹介したが、元の歌詞(英語)も見て欲しい。https://lyriclist.mrshll129.com/beatles-revolution/そして良かったら、ジョンのふざけた歌声を聞いて欲しい。https://www.youtube.com/watch?v=BGLGzRXY5Bw […]