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<歌詞和訳>Barely Legal – The Strokes 曲の解説と意味も

2020-03-20Strokes(The Strokes) 歌詞和訳[恋愛] 青春

The Strokes – Barely Legal
ザ・ストロークス – ベアリー・リーガル

 

ニューヨークで結成された5人組ロックバンド ザ・ストロークスのデビューアルバム「Is This It」に収録されている曲です。

 

歌詞の意味と解釈

タイトル「ベアリー・リーガル」を訳すと “ギリギリ合法" となります。

歌詞の内容は、「ギリギリ合法な年齢(アメリカでは18歳) の彼女と付き合う」というもののようです。

社会から落ちこぼれ、世間擦れした年上の男性(主人公) は、一部の世間を知らない女子から魅力的に見えるのかもしれません。

アメリカでの「ベアリー・リーガルな彼女と付き合う感じ」というのが想像しにくく、意味が今一つくみ取れていないかもしれませんが、とりあえず訳させていただきました。

(勝手にナボコフの小説「ロリータ」をイメージしてしまいました。そちらは「コンプリートリー・イリーガル」ですが)


ロリータ (新潮文庫)

 

また、実業家だったジュリアンの父は、ジュリアンが子供の頃に16歳の女性と不倫したそうで(その後両親は離婚)、そのことに対する当てつけかもしれません。

 

歌詞と和訳

Written by Julian Casablancas

I didn’t take no shortcuts
I spent the money that I saved up
Oh, mama running out of luck
But like my sister, don’t give a fuck

抜け道なんて使わなかった
貯金は全部使い切った
あぁ、ママ、とうとう運の尽きだ
だけどシスター、そんなの気にしない

 

shortcut 近道、手っ取り早い方法
don’t give a fuck 気にしない

 

I wanna steal your innocence
To me, my life, it don’t make any sense
These strange manners, I loved 'em so
Why won’t you wear your new trenchcoat?

君の純潔を奪ってやりたい
僕の人生はデタラメさ
ヘンテコなマナーが、しっくりくる
新しいトレンチコートは着ないの?

 

make sense 明確な、合理的な

 

I should have worked much harder
I should have just not bothered
I never show up on weekdays
And something that you learned yesterday

もっとしっかり働くべきか
そんなの気にしないでおくべきか
平日は気分が乗らない
それでも昨日、学んだ事もあるだろ

 

bother 悩ます、ねだる、迷惑をかける
show up 暴露する、際立たせる、現れる

 

Drive you to work and you’ll be on time
These little problems, they’re not yours, they’re mine
Come on, listen to what I say
I’ve got some secrets that’ll make you stay

上手い具合に君を車に乗せる、君は時間どおりに現れる
こんなの(二人の関係?)は些細な問題、君のじゃなくて僕の問題
さぁ、話を聞いてくれ
君が無視できない秘密がある

 

work 仕事、上手くいく、進む

 

I just want to turn you down
I just want to turn you around
Oh, you ain’t never had nothing I wanted, but
I want it all, I just can’t figure out nothing

君を遠ざけたくなったり
君を振り向かせたくなったり
あぁ、僕の望むものは、君にはなかったけど
全部欲しくなる、自分でもわからない、全く

 

figure out 理解する、計算する

 

And all together, it went well
We made pretend, we were best friends
Then she said, “Oh, you’re a freak"
They ordered me to make mistakes

力を合わせて、うまくやろう
僕らは<恋人ではなく>親友のフリをした
彼女は言うんだ「アナタって変」
奴らは僕に過ちをさせようとした

 

Together again, like the beginning
It all works somehow in the end
The things we did, the things you hide
But for the record, it’s between you and I

また一緒に、始めのように
どっちみち最後は上手くいくよ
僕らがした事、君が隠した事
それは二人だけの秘密さ

 

I didn’t take no shortcuts
I spent the money that I saved up
Oh, mama running out of luck
But like my sister, don’t give a fuck

抜け道なんて使わなかった
貯金は全部使い切った
あぁ、ママ、とうとう運の尽きだ
だけどシスター、そんなの気にしない

 

I wanna steal your innocence
To me, my life, it don’t make any sense
Strange manners, I loved 'em so
Why won’t you wear your new trenchcoat?

君の純潔を奪ってやりたい
僕の人生はデタラメさ
ヘンテコなマナーが、しっくりくる
新しいトレンチコートは着ないの?

 

I just want to misbehave
I just want to be your slave
Oh, you ain’t never had nothing I wanted, but
I want it all, I just can’t figure out nothing

僕は悪い事をしたいだけ
君の奴隷になりたいだけ
あぁ、僕の望むものは、君にはなかったけど
全部欲しくなる、自分でもわからない、全く

 

misbehave 不品行な事をする

 

And all together, it went well
We made pretend, we were best friends
Then she said, “Oh, I can wait"
They ordered me to make mistakes

力を合わせて、うまくやろう
僕らは親友のフリをした
彼女は言うんだ「待ってあげるわ」
奴らは僕に過ちをさせようとした

 

Together again, like the beginning
It all works somehow in the end
The things we did, the things you hide
But for the record, it’s between you and I

また一緒に、始めのように
どっちみち最後は上手くいくよ
僕らがした事、君が隠した事
それは二人だけの秘密さ

 


The Strokes ザ ストロークス Tシャツ

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Is This It(2001年)

デビュー作にして、2000年代のリバイバルロック・ムーブメントを代表する作品です。下半身のジャケットはアメリカでは許可されなかった為、US盤のみ2枚目のリンクのものになっています(メンバーもそちらの方が気に入っているそうですが)。