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<歌詞和訳>My Way – Sid Vicious 曲の解説と意味も

2020-04-29Sex Pistols 歌詞和訳, その他の有名曲・定番曲 和訳[生き方] 信念/自分らしさ, [生き方] 反抗/自由, ★★★★★ (いい歌詞)

Sid Vicious – My Way
シド・ヴィシャス – マイ・ウェイ

 

元セックス・ピストルズのベーシストで、薬物の過剰摂取により21歳で死去したパンクロッカー シド・ヴィシャスがカバーした、フランク・シナトラの名曲です。

Sex Pistolsの『No One Is Innocent』との両A面シングルとして、1978年にリリースされました。

その後、ピストルズを扱った映画「The Great Rock’n’ Roll Swindle」のサウンドトラックや、シドの死後にリリースされた彼のソロアルバム「Sid Sings」に収録されました。

 

添付の動画は、前述の映画「The Great Rock’n’ Roll Swindle」の一幕です。


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シド・ヴィシャスの経歴

・1957年5月10日、バッキンガム宮殿の衛兵ジョン・リッチーとイギリス空軍で働いていたアンの子として誕生。出生名:ジョン・サイモン・リッチー。(両親は結婚せず)
・1972年 ファッション関係の専門学校にてジョン・ライドンと出会い意気投合。
・1974年 家を出てホームレスとなる。
  マルコム・マクラーレンのプロデュースにてSEX PISTOLS結成(シドはまだメンバーではない)
・1976年11月 SEX PISTOLS、『アナーキー・イン・ザ・UK』でデビュー。
・1977年3月 SEX PISTOLSのベーシスト グレン・マトロックが脱退、代わりほとんどベースが弾けなかったシド・ヴィシャスが加入。
 同年SEX PISTOLSのグルーピーだったナンシー・スパンゲンと出会う。
・1978年 シドのドラッグ中毒が進行。
 1月 ジョン・ライドンがSEX PISTOLSを脱退。
 同年8月 シド・ヴィシャスがSEX PISTOLSを脱退。
 同年10月 ホテルの一室で刺殺されたナンシーが発見され、殺人容疑でシドが逮捕される。
・1979年2月2日 保釈中、ヘロイン中毒で死亡(享年21歳)。


シド・ヴィシャスの全て VICIOUS―TOO FAST TO LIVE…

 

歌詞の意味と解釈

マイ・ウェイ」はアメリカのポピュラー歌手 フランク・シナトラが1969年にリリースしたヒット曲です。

歌詞の内容は、「自分の人生を感傷的に、誇らしく歌い上げる」ものであり、シドに相応しいものではありません。レコーディングはアドリブで行われたと言われ、最初はふざけた歌い方をしています。

しかし、歌詞のいくつかを変えただけで、まるで彼の人生を歌ったかのような曲になっています。これには、彼の稀有な才能を感じます。

 

歌詞と和訳

※シドが歌詞を変えている箇所は茶色にしています。

And now, the end is near
And so I face the final curtain
You cunt, I’m not a queer
I’ll state my case, of which I’m certain

さぁ、もうすぐおしまいだ
俺も潮時ってわけさ
このマ〇コ野郎、俺はゲ〇じゃねぇ
言いたい事を、はっきりを言わせてもらうぜ

 

queer 奇妙な、狂った、(以前は性的マイノリティを侮辱する言葉でしたが、90年代以降は肯定的な言葉として用いられる事が多くなっているそうです)
state one’s case 言い分を述べる

 

I’ve lived a life that´s full
I’ve traveled each and every highway
And more, much more than this
I did it my way

俺は全力で生きてきた
あらゆる道を駆けてきた。
でもそれより、それよりもっと
俺のやり方でやったんだ

 

highway 幹線道路、公道(”高速道路”ではありません)

 

Regrets, I’ve had a few
But then again, too few to mention
I did, what I had to do
And saw it through without exemption

I planned each chartered course
Each careful step along the highway
And more, much more than this
I did it my way

後悔も、少しはある
って言っても、話すほどのもんじゃねえ
やるべきことをやった
もれなくやり尽くしてやったぜ

ちゃんと考えた、進むべき道順と、
そこから外れない、慎重な進め方ってヤツを。
でもそれより、それよりもっと
俺のやり方でやったんだ

 

but then agains とはいうものの、でもよく考えてみると
see it through やり遂げる
exemption 免除
chartered チャーターした、貸し切りの、公認された

 

There were times, I’m sure you knew
When there was fuck fuck fuck-all else to do
But through it all, when there was doubt
I shot it up or kicked it out
I faced the wall and the world
And did it my way

わかってるだろうけど、時には
他のクソムカつく、クソムカつく事があったけど
やってやったぜ。疑わしけりゃ
キメまくって、蹴り飛ばした。
壁に向かってった、世間って奴にもな。
俺のやり方でやったんだ

 

there are times ~といった場合もある
through it all 乗り越える
・shot it up 撃つ、映像の”シドの仕草”から上記のように訳しました。

 

I’ve laughed and been a snide
I’ve had my fill, my share of losing
And now, the tears subside
I find it all so amusing

笑われたし、中傷された。
満たされる事もあれば、無くしちまう事もあった
もう、涙も止まったし
気付いたよ、全部楽しかったぜ

 

snide 名誉を傷つけるような、意地悪な、にせの

 

To think, I killed a cat
And may I say, not in a gay way
Oh no, oh no not me
I did it my way

考えてみりゃ、猫を殺しちまって
言わせてもらうが、ゲ〇じゃねぇって
あぁ、違う、俺は違うんだ
俺のやり方でやったんだ

 

subside 弱まる、下がる
gay ゲイの、陽気な、派手な、放蕩な

 

For what is a prat, what has he got
When he wears hats and he cannot
Say the things he truly feels
But only the words, of one who kneels
The record shows, I fucked a bloke
And did it my way

マヌケ野郎が、何を手に入れたんだろうな
帽子なんか被ってちゃ、言えやしねぇよ
ホントに感じた事なんて。
でも、祈りの言葉は、たった一つ。
野郎とヤッちまった事もあったが
俺のやり方でやったんだ

 

prat 能無し、まぬけ、ケツ
he wears hats ハットを被る。一説によると帽子を収集していたジョン・ライドン(ジョニー・ロットン) を指すと言われています。
bloke やつ、

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Sid Sings(1979年)/ Sid Vicious

 

シド・ヴィシャスの死後にリリースされた、ほぼライヴ録音のカバー曲となっている、初のソロアルバム。

 

The Great Rock’n’ Roll Swindle(1979年)/ Sex Pistols

 

ピストルズのドキュメント映画(といっても嘘もたくさん) のサウンドトラック。ジョニー・ロットン脱退後に作られた作品で、内容は既存の曲のメドレー、ライヴ音源、他メンバーのボーカル曲など。面白い曲もありますが、「勝手にしやがれ」のピストルズとは別物なのでご注意を。
ちなみにスウィンドルとは”詐欺“の事です。

 

Kiss This(1992年)/ Sex Pistols

 

ピストルズのベストアルバム。唯一のオリジナルアルバム「勝手にしやがれ」の全曲に、シドの『My Way』等が追加された全20曲。オリジナルアルバムにこだわらなければ、このベスト盤が一番いいと思います。