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<歌詞和訳>God Save The Queen – Sex Pistols 曲の解説と意味も

2020-06-02Sex Pistols 歌詞和訳[社会] 風刺/抗議

Sex Pistols – God Save The Queen
セックス・ピストルズ – ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン

 

イギリスのパンクロックバンド  セックス・ピストルズの2ndシングルとして、1977年5月にリリースされた曲です。

唯一のオリジナルアルバム「Never Mind The Bollocks」(邦題:勝手にしやがれ!!) にも収録されています。

タイトルはイギリス国歌と同名で、エリザベス女王の即位25周年に沸く中でリリースされました。

BBCでは放送禁止となったものの、UKシングルチャートでは2位になりました(実際は1位であるものの、意図的に修正されたと言われています)。

 


セックスピストルズ/GOD SAVE THE QUEEN/SEX PISTOLS/ロックTシャツ/バンドTシャツ/白 (L)

 

歌詞の意味と解釈

イギリスの事実上の国家「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(神よ、女王を護り給え女王陛下万歳)と同じタイトルが使われた曲です。

歌詞は英国王室をバッシングする内容ですが、こういった抗議やアナーキズム(無政府主義)的な主張は、バンドの思想というよりも、注目を集める為の広告戦略だったと言われています(マネージャーであるマルコム・マクラーレンの指示によるところが大きいようです)。

しかし、このような過激な言動には代償があり、ジョニー・ロットンは国粋主義者から左手を刺される(後遺症で拳を握れなくなる)といったトラブルにも見舞われました。

 

歌詞と和訳

Written by Steve Jones, Paul Cook, Glen Matlock & John Lydon

God save the queen
The fascist regime
They made you a moron
Potential H-bomb

女王陛下バンザイ
ファシストの政権が
お前らの知能を奪う
水爆並みにヤバいぜ

 

regime 政治体制、政権、制度
moron ばか、マヌケ、知能が低い
potential 可能性のある、潜在的な、ポテンシャル
H-bomb 水素爆弾

 

God save the queen
She ain’t no human being
There is no future
In England’s dreaming

女王陛下バンザイ
女王はヒトじゃねえ。
お先真っ暗だ
夢見てる英国は

 

Don’t be told what you want to want to
And don’t be told what you want to need
There’s no future, no future
No future for you

やりたい事を教わるな
必要なものを教わるな
お先真っ暗、未来は無い
未来はねえんだ、お前には

 

God save the queen
We mean it, man
We love our queen
God saves

女王陛下バンザイ
マジで言ってんだ
女王を愛してるぜ
神のご加護を

 

mean it 本気で言っている、冗談ではない

 

God save the queen
'Cause tourists are money
And our figurehead
Is not what she seems

女王陛下バンザイ
観光客がカネになるし
お飾りの女王は
自分が思ってるのとは違うぜ

 

figurehead 形だけの頭、フィギュアヘッド(船の船首につけられた飾り)

 

Oh, God save history
God save your mad parade
Oh, Lord, God have mercy
All crimes are paid

おぉ、神が救い給う歴史
神が救い給うお前の狂ったパレード
おぉ、神よ、ご慈悲を
犯罪は全部割に合ったぜ

 

all crimes are paid これは「crime doesn’t pay=犯罪は割に合わない」というよく使われる表現を踏まえたものと思われます。ここでいう"犯罪"とは、かつてのイギリスが行ってきた搾取(農奴制や君主制による民衆からの搾取、宗教的な差別、王政による修道院からの富の収奪、海外での植民地政策など ?)を指しているように思います。

 

When there’s no future how can there be sin?
We’re the flowers in the dustbin
We’re the poison in your human machine
We’re the future, your future

未来が無けりゃ、罪なんてねえだろ?
俺らはゴミ箱に咲く花
お前ら機械人間にとっての猛毒
俺らが未来、お前らの未来だ

 

dustbin ゴミ箱

 

God save the queen
We mean it man
We love our queen
God saves

女王陛下バンザイ
マジで言ってんだ
女王を愛してるぜ
神のご加護を

 

God save the queen
We mean it, man
And there is no future
In England’s dreaming

女王様バンザイ
マジで言ってんだ
お先真っ暗
夢見てる英国は

 

No future
No future
No future for you
(×2)

ノー・フューチャー
ノー・フューチャー
お前に未来はない

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Never Mind The Bollocks, Here’s The Sex Pistols(邦題:勝手にしやがれ!! 1977年)

パンクの名盤として語り継がれるピストルズ唯一のオリジナルアルバム。全英アルバムチャート1位獲得。有名プロデューサー クリス・トーマス(ピンク・フロイド等を手掛けた) による音作りは当時の他のパンクバンドとは一線を画す完成度の高いものです。
作曲と作詞のメインはベーシストのグレン・マトロックが担当しており、彼はレコーディング直前に脱退、後任にシド・ヴィシャスが加入しています(まともに演奏できないシドの代わりにベースを弾いたのはギターのスティーブ・ジョーンズ)。
ちなみに「ボロックス」とはキン〇マという意味で、畜生、クソという意味でも使われます(Never Mind The Bollocks=下らねえことは気にするな)。
2012年には35周年記念のボックスがリリースされました(上のリンクはそちらに飛びます)。

 

Kiss This(1992年)

ピストルズのベストアルバム。唯一のオリジナルアルバム「勝手にしやがれ!!」の全曲に、シドの『My Way』等が追加された全20曲。オリジナルアルバムにこだわらなければ、このベスト盤が一番いいと思います。