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Rage Against The Machine – Bulls on Parade 歌詞の意味と和訳

2019-07-15

Rage Against The Machine – Bulls on Parade
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン – ブルズ・オン・パレード

Rage Against The Machineのセカンドアルバム「Evil Empire」(”悪の帝国” 1996年) の2曲目に収録されている曲です。

同アルバムの2枚目のシングルとしても1999年11月にリリースされました。

 

 

 

 

歌詞の意味と解釈

タイトル「ブルズ・オン・パレード」の”ブルズ”には、多くの意味が含まれています。

それはアメリカの”中央政府”や”権力者”を指し、その一族が”武力”や””(これらもブルズと言えます)を動かし、”軍需産業”を潤わせ、それがもたらすウォール街の”強気相場”(ブル・マーケット)が、富の一極集中を加速させる。

その構造を「雄牛達の行進」と呼んでいると解釈できます。

 

この曲は、そういった「弱者は踏みにじられるだけの構造」を糾弾し、ノーを突き付けている曲です。

 

 

歌詞と和訳

Written by Rage Against the Machine

Come with it now!
Come with it now!

さあ、今だ!

 

The microphone explodes, shattering the molds
Either drop the hits like de la O or get the fuck off tha commode
With tha sure shot, sure ta make the bodies drop
Drop an don’t copy yo, don’t call this a co-op
Terror rains drenchin’, quenchin’ tha thirst
Of tha power dons, that five sided Fist-a-gon
The rotten sore on tha face of Mother Earth gets bigger
The trigger’s cold, empty your purse

このマイクで爆破、型をぶち壊す
デ・ラ・オーのような偉業をドロップするか、
その便器から離れるか、早く決めな
正確な一撃で、確実に息の根を止める
こいつはコピーじゃないし、コープでもない<クーデター(Coup)だ>
恐怖の雨が降り注ぎ
軍事力の首領ども、すなわち五角形のフィスタゴン<ペンタゴンの暴力>の渇きを満たしている
腐った傷口<権力者の支配>が母なる地球を征服していく
銃の引き金は冷たいまま<武力行使されるまでもなく>、お前の資産はカラになる

 

de la O デ・ラ・オー。メキシコの革命家 Genovevo de la O (読み方よくわかりません…)。
get the fuck off tha commade commodeは”トイレ”の意味で、こちらの表現は慣用句「shit or get off the pot」=(クソするか出てくかどっちかにしろ⇒早く決めろ)の意味で用いられているようです。
co-op コープ。協同組合、共同戦線(co-operative)
drench びしょ濡れにする、水浸しにする
quench 癒す、静める
thirst 渇き、欲望
don ドン、ボス、首領、有力者
fistagon フィスタゴン。fist(拳、暴力)とpentagon(ペンタゴン、アメリカ国防総省)を合わせた造語
sore 、腫物、ひりひりする

 

Rally ‘round the family with a pocket full of shells
They rally ‘round the family with a pocket full of shells(×3)

一族が集結する、ポケットに銃弾を詰めて
ヤツらの一族が牛耳っている、ポケットに銃弾を詰めて

 

rally around 集まる、結集する
shell 殻、外観、砲弾、薬きょう
 Rally ‘round the family with a pocket full of shells というフレーズは、マザーグース(童謡)からの引用と、familyの多面的な意味(政治家が利用する”family value”と、マフィアの”ファミリー”)が含まれているようです。
詳しくは後述。

 

Weapons, not food, not homes, not shoes
Not need, just feed the war cannibal animal
I walk tha corner to tha rubble, that used to be a library
Line up to the mind cemetery now!
What we don’t know keeps the contracts alive and movin’
They don’t gotta burn tha books, they just remove ‘em
While arms warehouses fill as quick as the cells
Rally round tha family, pocket full of shells

武器、それは食べ物にも、家にも、靴にもならず
必要なく、ただ戦争という人食い獣のエサになる
俺は瓦礫と化した図書館の角を歩く
心の墓場の列に並ぶ!
俺達の無知が、軍事契約を有効にし、実行させている
ヤツらはブックを燃やすまでもなく、移せばいい
牢獄に囚人が投獄されていく速さで、武器庫は満杯になっていく
一族が牛耳っている、ポケットに銃弾を詰めて

 

cannibal 人食い、共食い
contract 契約、引き締める、負う
book 本、帳簿
 They don’t gotta burn tha books, they just remove ‘em 思想統制(焚書 burn the book)の意味と、軍事予算の隠蔽(帳簿処理の remove)のダブルミーニングになっていると思われます
warehouse 倉庫

 

Rally ‘round the family with a pocket full of shells
They rally ‘round the family with a pocket full of shells(×3)

一族が集結する、ポケットに銃弾を詰めて
ヤツらの一族が牛耳っている、ポケットに銃弾を詰めて

 

Bulls on parade! Uh…

雄牛達の行進!

 

Come with it now
Come with it now
Bulls on parade!
Bulls on parade!
Bulls on parade!
Bulls on parade!
Bulls on parade!
Bulls on parade!

今こそ立ち上がり
抵抗するんだ
雄牛達の行進に!
軍事力の暴走に!
軍需産業の暗躍に!

資産家どもの収奪に!
権力者どもの蹂躙に!

 

 


RAGE AGAINST THE MACHINE レイジ アゲインスト ザ マシーン RED SQUARE Tシャツ オフィシャル バンドTシャツ

 

言葉の解説

Rally ‘round the family with a pocket full of shells

こちらは、武器(shells)によって利益を得ている特権階級の一族を糾弾するフレーズとなっていますが、マザーグース(英語の童謡)の「Ring-a-Ring o’ Roses」(バラの輪作ろう)のフレーズ「Ring-a-Ring o’ Roses, A pocket full of posies」を下敷きにしている点がユニークです。

また、familyという大衆ウケする言葉を使う政治家と、その実態は悪党のファミリーであるという二重の意味が含まれ、権力者に対する”怒り”が嫌という程込められているのがわかります。

 

 

 

日本語字幕付きの日本盤がお勧めです