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<歌詞和訳>Bizarre Love Triangle – New Order 曲の解説と意味も

2019-12-02New Order 歌詞和訳[恋愛] 別れ/後悔

New Order – Bizarre Love Triangle
ニュー・オーダー – ビザール・ラヴ・トライアングル

 

ロックにテクノミュージックをいち早く取り入れたイギリスのバンド ニュー・オーダーの4thアルバム「Brotherhood」に収録されている曲です。

1986年11月に、同アルバムからシングルカットされました。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの「ビザール・ラヴ・トライアングル」を訳すと"奇妙な恋の三角形“となります。

タイトルと歌詞を素直に受け取ると「前の恋人と今の恋人との間で、気持ちが揺らぐ男の心境を歌ったもの」となります。

この曲に出てくる You を誰と解釈するかで、歌詞の意味合いはだいぶ変わります。
(前の恋人か、今の恋人か、リスナーか。それとも場面毎に入れ替わっているのか)

これについて明確な答えは無いようなので、私は「前の恋人」に対して歌っている曲、と解釈しました(なぜなら今の恋人と別れても、前の恋人とよりを戻せる保証はないからです。反対に、前の恋人が受け入れてくれれば、今の恋人と別れるのは主人公次第だからです)。

ニュー・オーダーの歌詞を意味がわかるようにするには、想像力で言葉を補う必要がありますので、意訳多めで訳させていただきました。
(ちなみにこの曲をドラッグやイアン・カーティスに結び付けて考えることも可能だと思います)

 

歌詞と和訳

Written by Bernard Sumner, Stephen Morris, Peter Hook & Gillian Gilbert

Every time I think of you
I feel shot right through with a bolt of blue
It’s no problem of mine
But it’s a problem I find
Living a life that I can’t leave behind

君の事を想う度に
青い稲妻に打たれるような気分さ。
僕の問題じゃないけど
僕が起こした問題だよね。
僕が歩むのは、過去を捨てられない人生

 

But there’s no sense in telling me
The wisdom of the fool won’t set you free
But that’s the way that it goes
And it’s what nobody knows
Well every day my confusion grows

でも、僕に忠告しても無駄さ
愚かな僕が知恵を絞っても、君を解き放してやれそうもない
だけど、世の中なるようにしかならないし
確かなことなんて誰にもわからない
ただ、僕の混乱は日増しに膨らんでいく

 

wisdom 賢さ、知恵、分別、知識

 

Every time I see you falling
I get down on my knees and pray
I’m waiting for that final moment
You say the words that I can’t say

うつむく君を見るたびに
ひざまずいて祈る気分さ
<奇妙な三角関係が>終わる瞬間を待っているんだ
僕が言えないセリフを、君が言ってくれて

 

I feel fine and I feel good
I’m feeling like I never should
Whenever I get this way
I just don’t know what to say
Why can’t we be ourselves like we were yesterday

<今の恋人との関係は>順調だしいい感じさ
こんな風にいるべきじゃないかもしれないけど。
こんな時はいつも
何て言えばいいかわからない
どうして僕らはかつてのように、自分らしくいられないのだろう

 

I’m not sure what this could mean
I don’t think you’re what you seem
I do admit to myself
That if I hurt someone else
Then I’ll never see just what we’re meant to be

この状態が何なのか、さっぱりわからない
君が見せかけ通り<未練がない>だなんて、僕は思わない
僕に<未練が>あるのは認めるよ
だけど、もし誰か<今の恋人>を傷つけてしまうなら
僕らは結ばれる運命じゃないんだろうね

 

meant to be ~する運命だ、~であるべきだ

 

Every time I see you falling
I get down on my knees and pray
I’m waiting for that final moment
You say the words that I can’t say
(×4)

うつむく君を見るたびに
ひざまずいて祈る気分さ
<奇妙な三角関係が>終わる瞬間を待っているんだ
僕が言えないセリフを、君が言ってくれて

 


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収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Brotherhood(1986年)

バンドサウンドとエレクトロニクスが美しく融合し、ファンの間でも評価の高い4thアルバムです。

 

Substance(1987年)

1981年~1987年までの12インチシングル+B面を集めた2枚組のベストアルバム。彼らの場合、アルバムに収録されないシングル多数、シングルでも7インチと12インチでバージョンが異なるなど、リリースが変則的だったためこの作品はとても重宝されたようです。
B面を集めたディスク2も価値があり、80年代の伝説のニュー・オーダーを知るには最適なアルバムです。

 

International(2002年)

12曲入りベスト盤。デビューシングル『Ceremony』から7thアルバム「Get Ready」(2001年) までの代表曲+ケミカル・ブラザーズとのコラボ曲『Here To Stay』を収録。曲数が絞られ入門にはもってこいかと。

 

Singles(2005年)

2005年にリリースされた、通算6枚目となるベストアルバム。2枚組32曲収録。現時点(2020年) での最新ベスト盤+2016年にリマスターされているので、音質にこだわるならばこちらがベストだと思います。

 

30年以上のキャリアを総括


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