<歌詞和訳>Saturday Night Alright For Fighting (土曜の夜は僕の生きがい) – Elton John 曲の解説と意味も – 歌詞の意味と和訳
Elton John – Saturday Night Alright For Fighting
エルトン・ジョン – サタデー・ナイト・オーライト・フォー・ファイティング(邦題:土曜の夜は僕の生きがい)
イギリスのシンガーでピアノ奏者 エルトン・ジョンの7thアルバム「Goodbye Yellow Brick Road」(邦題:黄昏のレンガ路) に収録されている曲です。
同アルバムの1枚目のシングルとして、1973年6月にリリースされました。
土曜の夜の酒場を舞台にした曲では、ビリー・ジョエルの『ピアノマン』も有名ですが、あちらのたそがれた雰囲気とは対照的に、こちらはノリのよいロックナンバーとなっています。
歌詞の意味と解釈
邦題は「土曜の夜は僕の生きがい」ですが、タイトルを訳すと「土曜の夜はケンカにもってこい」となり、原題の方が荒っぽいニュアンスです。
実際、歌詞で描かれる酒場の光景は、ワーキングクラス特有のフーリガン的な粗暴さがあります。
歌詞と和訳
Written by Alfredo Pignagnoli / Davide Riva
It’s getting late have yer seen my mates,
Ma tell me when the boys get here,
It’s seven o’clock and I want to rock
Want to get a belly full of beer
すっかり遅れちまった、ツレはまだかい
ヤツらが着いたら教えてくれよ
7時になった、ロックしたいぜ
浴びるようにビールを飲みたいんだ
My old man’s drunker than a barrel full of monkeys
And my old lady she don’t care
A handful of grease in her hair
ヤツときたらサル共よりヘベレケ状態
アイツもすっかりお構いなし
あの娘はサスペンダーもブーツもバッチリ決まってる
グリースでキメた髪も最高さ
・my old man、my old lady、my sister そのまま訳すと「俺の親父」「俺のお袋」「俺の妹(姉)」となりますが、文脈から、家族というよりツレ(my mates)の事だと考えた方がしっくりきます。
・a barrel full of monkeys 直訳すると「サルで一杯の樽」。「more fun than a barrel of monkeys」(最高に楽しい)という表現を崩したものだと思われます。
・brace 支柱、留め具、歯列矯正器具、サスペンダー
So don’t give us none of yer aggravation
We’ve had it with your discipline
Saturday night’s alright for fighting
Get a little action in
説教なんてやめてくれ
躾とやらは受けてきてる
土曜の夜、暴れる準備は万全さ
ひと騒ぎしてやろう
Get about as oiled as a diesel train
Gonna set this dance alight
`Cause Saturday night’s the night I like
Saturday night’s alright, alright, alright
ディーゼル機関車みたいに燃料を足して
踊り明かそう
土曜の夜が俺の生き甲斐
土曜の夜はバッチリさ、決まってる、最高だ
Well they’re packed pretty tight in here tonight
I’m looking for a dolly who’ll see me right
I may use a little muscle to get what I need
I may sink a little drink and shout out “She’s with me!"
今夜はすでに満員御礼
俺にお似合いのかわいい子を探すのさ
欲しけりゃ力づくで手に入れるかも
酔った勢いで「このコは俺のもんだ!」って叫んじまうかも
A couple of the sound that I really like
Are the sounds of a switchblade and a motorbike
I’m a juvenile product of the working class
Who’s best friend floats in the bottom of a glass
大好きな音が2つあって
飛び出しナイフと、バイクの音さ
俺は労働者階級のケツの青いガキ
グラスの底に残った酒が、何より大好きな男さ
・switchblade 飛び出しナイフ。スイッチで刃が飛び出す折り畳み式のナイフ
・juvenile 年少者、子供、未熟な、子供っぽさ
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収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Goodbye Yellow Brick Road(邦題:黄昏のレンガ路 1973年)
エルトン・ジョンの最高傑作と言われる、バラエティに富んだ7thアルバムです。
アルバムタイトルは「黄色いレンガ路(=出世街道) から別れを告げる」という意味です。
Diamonds(2017年)
いくつかあるベスト盤の中で、決定版的な内容のベスト盤。1枚に凝縮された「青」の通常盤と、究極ともいえる3枚組の「赤」の限定盤があります。
映画「キングスマン ゴールデン・サークル」
映画「ロケットマン」でエルトン・ジョンを演じたタロン・エガートンは、スパイ映画「キングスマン」で注目を浴びた俳優です。
ちなみに、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(Kingsman:The Gorlden Circle)では、エルトン・ジョンが本人役で登場し、アクションシーンなどもこなしています。
劇中使用曲をまとめたコチラの記事もご覧ください。