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<和訳>Arcade Fire – Ready To Start

Arcade Fireの3作目のアルバム「The Suburbs」(2010年) の2曲目に収録されている曲です。

アルバムはアメリカ・イギリス等の音楽チャートで見事1位を獲得。グラミー賞の年間最優秀アルバム賞を受賞するなど、高い評価を得ました。

「友人との決別」を感じさせる歌詞は、アルバムのテーマとなっている「郊外からの脱出」ともとれますし、商業的な成功を収めたバンドの「インディーシーンへの回答」ともとれます。

 

Arcade Fire – Ready To Start
アーケイド・ファイア – レディ・トゥ・スタート

 

Businessmen drink my blood
ビジネスマンは僕の血を吸う<都市のエリートは僕から搾取する>
Like the kids in art school said they would
美術学校の若者が言っていたとおりだね
And I guess I’ll just begin again
それなら僕はやり直すだけさ
You say you,”Can we still be friends?”
君は言う、”僕らまだ友達でいられる?”

If I was scared
僕が臆病者なら
I would
そうだろう
And if I was bored
もし退屈なら
You know I would
そうするだろうね
And if I was yours
僕が君のものだとしたら
But I’m not
でも、そうじゃない

 

All the kids have always known
若者はいつもわかってた
That the emperor wears no clothes
王様が裸だってことを
But they bow down to them anyway
だけど、どっちみちお辞儀するんだ
Because it’s better than being alone
孤立するよりマシだから

If I was scared
僕が臆病者なら
I would
そうだろう
And if I was bored
もし退屈なら
You know I would
そうするだろうね
And if I was yours
僕が君のものだとしたら
But I’m not
でも、そうじゃない

 

Now you’re knocking at my door
君は僕のドアをノックしながら言う
Saying “please come out against tonight”
「今夜出かけようよ」
But I would rather be alone
Than pretend I feel alright
でも僕は平気なフリをするより、
一人でいる方がいいんだ

If the businessmen drink my blood
ビジネスマンは僕の血を吸う
Like the kids in art school said they would
美術学校の若者が言っていたとおりだ
And I guess I’ll just begin again
それなら僕はやり直すだけさ
You say you,”Can we still be friends?”
君は言う、”僕らまだ友達でいられる?”

If I was scared
僕が臆病者なら
I would
そうだろう
And if I was pure
僕が純粋なヤツなら
You know I would
そうするだろ
And if I was yours
僕が君のものだとしたら
But I’m not
でも、そうじゃない
Now I’m ready to start
僕は始める準備ができている
(×2)

 

Now I’m ready to start
始める準備ができている

I would rather be wrong
Than live in the shadows of your song
君の歌の陰で暮らすくらいなら
悪者になった方がマシさ
My mind is open wide
僕の心は広く開かれ
And now I’m ready to start
始める準備はできている

Now I’m ready to start
始める準備はできている

My mind is open wide
僕の心は広く開かれ

And now I’m ready to start
もう始める準備はできてるよ

Your mind surely opened the door
To step out into the dark
きっと君の心が
<未知の世界>へ踏み出す為の扉を開いたんだ
Now I’m ready
準備はできたんだ

 

Written by Jeremy Gara / Regine Chassagne / Richard R Parry / Tim Kingsbury / William Butler / Win Butler
Ready To Start Lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC

 

雑記

タイトルにもなっている「Ready to Start」ですが、何を始めるのでしょうか?
それは”Can we still be friends?”と問いかける友人に対する決別を意味していると思われます。

決別は、アルバム全体のテーマである「Suburbsからの脱出」であり、「Suburban War」(郊外戦争) の始まりと言えます。
(参考の歌詞和訳『The Suburbs』『Suburban War』)

曲中に繰り返される「If I was scared I would. If I ~」のフレーズも、”Can we still be friends?”の問いかけに対する答えだと考えられます。
つまり、僕は「憶病者でもないし、退屈に甘んじる事もしないし、純粋でもないし、君のものでもない」から、僕はもう君とは友達(仲間)ではいられない、と回答しているように解釈しました。

そして、その宣言は闘争的なものではなく、感傷的なものだと言えます。

また、この友人の事を「商業的成功を非難するインディーロック界」と解釈する事もできそうですが、それでは意味が限定的で面白さにはやや欠けるように思えます。