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<歌詞和訳>Bitter Sweet Symphony – The Verve 曲の解説と意味も

2019-02-02その他の有名曲・定番曲 和訳[表現] ドラッグソング

The Verve – Bitter Sweet Symphony
ザ・ヴァーヴ – ビター・スウィート・シンフォニー

 

イギリスのロックバンド ザ・ヴァーヴの3rdアルバム「Urban Hymns」(アーバン・ヒムス) のリードシングルとして、1997年6月にリリースされた曲です。

印象的なストリングスの音色は、オーケストラがカバーしたローリング・ストーンズの曲のサンプルです。著作権の問題で、ヴァーヴのリチャード・アシュクロフトは印税を得る権利を2019年まで失っていたそうです。

 

歌詞の意味と解釈

苦悩(Bitter) と歓喜(Sweet) の交響曲(Symphony) という壮大なテーマをもった曲です。

歌詞においては、現実世界を「一生金の奴隷」と切り捨て、自分の内面世界に救いを求めるようなシチュエーションが多く登場します。

物質主義や社会での役割(型) に閉じ込められた現世がビター、精神世界がスウィートと描かれる、ある種スピリチュアルな曲と解釈できます。

また、この曲はドラッグ依存からの脱却をテーマにしているという見方もされています。

 

歌詞と和訳

Written by Mick Jagger, Keith Richards & Richard Ashcroft

‘Cause it’s a bitter sweet symphony, that’s life
Trying to make ends meet
You’re a slave to money then you die

I’ll take you down the only road I’ve ever been down
You know the one that takes you to the places
Where all the veins meet, yeah

苦みと甘み(苦悩と歓喜) が奏でるシンフォニー、それが人生
日々のやりくりをして
君は死ぬまで金の奴隷

僕が通った唯一の道へ、君を連れていこう
血液が集まる心臓のような
そんな場所へ続く道を、君は知るのさ

 

make ends meet 生活の収支を合わせる、やりくりする

 

No change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
But I’m a million different people from one day to the next
I can’t change my mould
No, no, no, no, no, no, no

Have you ever been down?

変わらない、僕は変われる
僕は変われる、変われるんだ
でも、ここで自分の型にはまってる
自分の型にはまってる
でも、僕は日が変わる毎に、何百万もの違う人間を演じる
自分の型を変えられない
変えられない

君はもう着いたかい?

 

mould (=mold) 、カビ、腐らせる

 

Well I’ve never prayed, but tonight I’m on my knees, yeah
I need to hear some sounds that recognize the pain in me, yeah

I let the melody shine, let it cleanse my mind, I feel free now
But the airwaves are clean and there’s nobody singing to me now

祈った事なんてなかったけど、今夜は祈りを捧げるよ
僕の苦しみをわかってくれる、そんな ”音” が聴きたい

メロディが輝き、この心を浄化し、気持ちを解放してくれる
だけどラジオの無音の中、歌は聴こえてこない(ラジオ放送は耳触りがいいだけで、僕に響く歌はない)

 

on one’s knees ひざまづいて

 

No change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
And I’m a million different people from one day to the next
I can’t change my mould
No, no, no, no, no

Have you ever been down?
I can’t change it you know, I can’t change it

変わらない、僕は変われる
僕は変われる、変われるんだ
でも、ここで自分の型にはまってる
自分の型にはまってる
でも、僕は日が変わる毎に、何百万もの違う人間を演じる
自分の型を変えられない
変えられない

君はもう着いたかい?
わかるだろ、僕には変えられない、僕には変えられないんだ

 

 

‘Cause it’s a bitter sweet symphony, that’s life
Trying to make ends meet
Trying to find somebody, then you die

I’ll take you down the only road I’ve ever been down
You know the one that takes you to the places
Where all the veins meet, yeah

苦悩と歓喜が奏でるシンフォニー、それこそ人生
日々のやりくりをして
君は死ぬまで誰かを探してる

僕が通った唯一の道へ、君を連れていこう
血液が集まる心臓のような
そんな場所へ続く道を、君は知るのさ

 

You know I can change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
And I’m a million different people from one day to the next
I can’t change my mould, no, no, no, no, no(×3)

You’ve gotta change my mould, no, no, no
(It’s just sex and violence, melody and silence)
(Gotta, can’t change my violence, melody and silence)
(I’ll take you down the only road I’ve ever been down)
(Gotta, can’t change my violence, melody and silence)
(I’ll take you down the only road I’ve ever been down)
(Gotta, can’t change my violence, melody and silence)
Been down
Ever been down
(Can’t change my violence, melody and silence)

Ever been down(×3)
Have you ever been down?(×3)

変わらない、僕は変われる
僕は変われる、変われるんだ
でも、ここで自分の型にはまってる
自分の型にはまってる
でも、僕は日が変わる毎に、何百万もの違う人間を演じる
自分の型を変えられない
変えられない

君は僕の型を破った
(それはセックスと暴力、メロディと静寂)
(僕の暴力と、メロディと静寂は変えられない)
(僕が通った唯一の道に、君を連れていくよ)
(僕の暴力と、メロディと静寂は変えられない)
(僕が通った唯一の道に、君を連れていくよ)

もう着いた?
もう着いたかい?

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Urban Hymns(1997年)

 

(オアシスやレディオヘッドすら凌いで)多くの人から90年代の最高のUKロックアルバムと言われる3rdアルバムです。

 

This Is Music: The Singles 92-98(2004年)

 

アルバム未収録のシングルや、未発表曲も収録されたシングルコレクションです。

 

 

著作権問題

印象的なオーケストラのサンプリングを巡って、ややこしい権利問題が起こり、作曲者のリチャード・アシュクロフトは同曲の印税を渡すことになってしまいました(2019年にようやく、印税の権利がローリング・ストーンズ側から返されたそうです)。

サンプリング元の曲はAndrew Oldham Orchestraの『The Last Time』という曲で、こちらの許可はとっていたようです。
(アンドリュー・オールダムは、ローリングストーンズのマネージャー兼プロデューサーです)

 

しかし、この『The Last Time』は、元々ローリング・ストーンズの1965年の曲『The Last Time』のカバーであったため、ローリング・ストーンズの著作権管理者から訴えられる事となりました。

そして、曲のクレジットは「Mick Jagger, Keith Richards & Richard Ashcroft」となった上、リチャードは印税も放棄(著作権を売却)する事になったそうです。