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<歌詞和訳>My Sharona – The Knack 曲の解説と意味も

2022-11-22その他の有名曲・定番曲 歌詞和訳[恋愛] 青春,[表現] 性的

The Knack – My Sharona
ザ・ナック – マイ・シャローナ

 

アメリカのロックバンド ザ・ナックのデビューシングルとして、1979年にリリースされた曲です。
1stアルバム「Get The Nack」に収録されています。

当時のアメリカで、史上最速でゴールドディスク(50万枚の売上)を獲得したシングルとなり、全米シングルチャートで5週連続1位を獲得するなど、記録的なヒットとなりました。

 

この曲の影響力も大きく、マイケル・ジャクソンのアルバム「Thriller」制作中のクインシー・ジョーンズ(プロデューサー)は、この曲のようなロックの曲を入れたいと考え、生まれた曲が『Beat It』だと言われています。

 

一方、この曲の成功があまりに大きかったため、バンドはたびたび一発屋のレッテルを貼られる事になりました。

 

歌詞の意味と解釈

シャローナ」とは、バンドのフロントマン ダグ・フィーガーが25歳の時に一目惚れした女性シャローナ・アルペリン(彼女は当時17歳)の事です。

↓左側は現在(2020年頃)の姿。右側はシングル盤のジャケットになっている本人です(ちょっと"透け"過ぎでは…)。シャローナ氏は富裕層向けの不動産業で成功したそうです。

Where is My Sharona Namesake Sharona Alperin Today? (lamag.com) より

 

この曲が作られた頃、2人はまだ付き合っていなかったそうです。

確かに、歌詞は恋人への愛情ではなく、若い男の"性欲全開“な内容となっています。

未成年の女性(当時17歳)に向けた性的で露骨な歌詞は、批判されることも多かったそうですが、ダグは「歌詞は14歳の少年の目線で書かれたもの」と説明しています。
(こんな歌詞を書かれたらシャローナは引いてしまいそうな気もしますが、2人はその後4年間ほど付き合いました)

 

なお、シャローナという名前はヘブライ語の名前らしく、アメリカでは非常に珍しい名前だったそうです。

 

歌詞と和訳

Written by Doug Fieger & Berton Averre

Ooh, my little pretty one, pretty one
When you gonna give me some time, Sharona?
Ooh, you make my motor run, my motor run
Gun it coming off of the line, Sharona

あぁ、僕の若くて可愛い彼女、可愛い彼女
いつになったら付き合ってくれるの? シャローナ
あぁ、僕のモーターを震わせる、モーターを震わせる
飛ばし過ぎちゃうよ、シャローナ

 

gun it とばす、急発進する (give it the gunで加速するの意味でもあります)
come off はずれる、離れる、やめる

 

Never gonna stop, give it up, such a dirty mind
I always get it up for the touch of the younger kind
My, my, my, I, yi, woo!
M-m-m-my Sharona

止まらない、我慢できない、欲望があふれる
そのピチピチの肌に触れたら、いつだってビンビンだ
僕の、僕の、僕の、フー!
僕の、僕の、シャローナ

 

give it up あきらめる、(スラングで)やらせてくれる
dirty mind みだらな心
get it up 勃起させる
kind 種類、優しい、性質、本性

 

Come a little closer, huh, ah, will ya, huh?
Close enough to look in my eyes, Sharona
Keeping it a mystery gets to me
Running down the length of my thighs, Sharona

もうちょっと近くに来て、ねえ、頼むよ、ねえ?
僕の目がちゃんと見えるとこまで、シャローナ
もったいぶって、僕をじらす
太ももまでガクガクさ、シャローナ

 

will ya ~してくれる? してよ! (ya=you)
get to someone ~に堪える、参る、~をイライラさせる
thigh もも、大腿部

 

Never gonna stop, give it up, such a dirty mind
I always get it up for the touch of the younger kind
My, my, my, I, yi, woo!
M-m-m-my Sharona
M-m-m-my Sharona

止まらない、我慢できない、欲望があふれる
そのピチピチの肌に触れたら、いつだってビンビンだ
僕の、僕の、僕の、フー!
僕の、僕の、シャローナ

 

When you gonna give to me, g-give to me?
Is it just a matter of time, Sharona?
Is it j-just destiny, d-destiny
Or is it just a game in my mind, Sharona?

いつになったら僕のものになってくれるの?
時間の問題かい? シャローナ
これは、そう、運命?
でなければ、僕は遊ばれてるだけかい? シャローナ

 

a game in my mind おそらく"mind game"(=心理操作、人の心をもてあそぶこと)の事だと思います

 

Never gonna stop, give it up, such a dirty mind
I always get it up for the touch of the younger kind
My, my, my, I, yi, woo!
M-m-m-my my my, I, yi, woo!
M-m-m-my Sharona
M-m-m-my Sharona
M-m-m-my Sharona
M-m-m-my Sharona

止まらない、我慢できない、欲望があふれる
そのピチピチの肌に触れたら、いつだってビンビンだ
僕の、僕の、僕の、フー!
僕の、僕の、シャローナ

 

Oooooh, my Sharona(×3)

おぉ、僕のシャローナ

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Get The Knack(1979年)

どうしても『My Sharona』のイメージが強いですが、パワーポップの名作として支持されている作品です。

 

Proof – The Very Best Of The Knack(1998年)

いくつかベスト盤が出ていますが、ほとんどが初期の曲中心になっています。こちらは1998年発売という事もあって、カバーしている範囲はやや広めです。