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<歌詞和訳>Radio – Rancid 曲の解説と意味も

2019-02-09Rancid 歌詞和訳[表現] 他の曲名・アーティスト名が出てくる

Rancid – Radio
ランシド – レディオ

 

アメリカ カリフォルニア州出身のパンクバンド ランシドの2ndアルバム「Let’s Go」(1994年) に収録されている曲です。

元々は1993年にリリースされたEP「Radio Radio Radio」に収録されており、アルバムに再び収録されました。

グリーン・デイのビリー・ジョーが短期間ランシドに加入しており、その時に作られたのがこの曲です(その後、脱退したビリーに代わり、ラーズが正式加入しました)。

 

歌詞の意味と解釈

ラジオから流れる音楽に救われた経験」と「音楽への愛情」がストレートに表現された曲です。

ランシドのライヴでは1曲目に演奏される事が多く、まさにパンクロック・アンセムといえる名曲です。

 

歌詞と和訳

Written by Billie Joe Armstrong, Matt Freeman & Tim Armstrong

Never fell in love
Until I fell in love with you
Never know what a good time was until I had a good time with you
If you want to get the feeling and you want to get it right
Then the music gotta be loud
For when the music hit I feel no pain at all

夢中になる事なんて無かった
コイツ(Radio) に入れ込むまでは
楽しみなど知らなかった、コイツと過ごすまでは
お前もこんな気分になりたいなら、楽しみたいなら
音楽をデカい音でかけてみろ
音楽が流れりゃ、悩みなんて吹っ飛ぶぜ

 

 

Warm summer night I was drinking with my dad
He tried to give me the love that I never had
But he gave more love to his bottle of wine
So I had to go out and find love of another kind

暑い夏のある夜、俺はオヤジと飲んでいた
オヤジは俺を愛そうとしていたが、
俺よりワインのボトルを愛していた
だから俺は外の世界に行き、代わりの愛を探さなきゃならなかった

 

Here it is
Here I am
Turn it up
Fucking loud

ここだ
ここが俺の居場所
ボリュームを上げな
クソデカい音で

 

Radio, Radio, Radio
When I got the music
I got a place to go
(×2)

レディオ、レディオ、レディオ
音楽さえあれば
行き場所が見つかる

 

 

Radio clash
Magnificent 7
I was a choir boy
You showed me no heaven
Two tools surely lost
No remorse ignoring the cost

レディオ・クラッシュ
マグニフィカント7
俺は聖歌隊のガキだったが
天国なんて見つからなかった
2つの道具(才能) を失くした
傷心など無い、犠牲なんかクソくらえさ

 

Radio clash、Magnificent 7 ともにパンクバンドThe Clashの楽曲(詳しくは後述)
choir 聖歌隊、合唱団
remorse 後悔、傷心

 

Here it is
Here I am
Turn it up
Fucking loud

ここだ
ここが俺の居場所
ボリュームを上げな
クソデカい音で

 

Radio, Radio, Radio
When I got the music
I got a place to go
(×2)

レディオ、レディオ、レディオ
音楽さえあれば
行き場所が見つかる

 

 

言葉の意味・解説

曲中に登場するRadio clashは『This is Radio Clash』を、Magnificent 7は『The Magnificent Seven』を指しているようです。

ともにThe Clashの後期のアルバム「Sandinista!」(1980年) に収録されている曲で、いわゆるパンクロックとはちがい、レゲエやディスコの要素が強い異色のパンクソングです。

 

 

 

ランシドも、パンクと同じくらいレゲエやスカに対するリスペクトを公言しており、そんなところもザ・クラッシュに近いと言えるかもしれません。

 

 

雑記

アームストロング姓をもつグリーンデイのビリー・ジョー・アームストロングとランシドのティム・アームストロングは、2017年にバンド「Armstrongs」(アームストロングス) を結成しました(他のメンバーはビリーの息子とティムの甥)。

 

二人の故郷カリフォルニア州イーストベイのパンクシーンを描いたドキュメンタリー「Turn It Around」の為にシングル『If There Was Ever A Time』が作られました。

 

 

 


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