<歌詞和訳>Tomorrow Never Knows – The Beatles 曲の解説と意味も
The Beatles – Tomorrow Never Knows
ザ・ビートルズ – トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
ザ・ビートルズの7作目のスタジオアルバム「Revolver」(1966年) に収録されている曲です。
東洋思想とサイケデリック、多大なスタジオワークがミックスされた、革新的な曲です。
ビートルズ初のサイケデリックソングと言われており、インドの弦楽器タンブーラの他、サンプリングやテープのループ/逆回転がふんだんに用いられ、後のテクノ/クラブミュージックに大きな影響を与えた曲です。
歌詞の意味と解釈
レノン=マッカートニー名義ですが実質ジョン・レノンの曲で、歌詞のインスピレーションはチベットの「死者の書」を基にしたティモシー・リアリー博士らの書籍「チベット死者の書サイケデリック・バージョン」(The Psychedelic Experience: A Manual Based On The Tibetan Book Of The Dead) だそうです。
歌詞の内容は、哲学的かつ抽象的な内容となっています。
The Psychedelic Experience: A Manual Based on the Tibetan Book of the Dead (Penguin Modern Classics)
一方、「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」(明日の事はわからない) というタイトルは、リンゴ・スターの何気ない一言からとられたものだそうです。
ジョンは「Mark 1」、「The Void」というタイトルを用意していたそうですが、「Tomorrow Never Knows」の方が絶対いいと思います。
歌詞と和訳
Written by Lennon-McCartney
Turn off your mind, relax and float downstream
It is not dying, it is not dying
心を消して、力を緩め、下る流れに漂ってごらん
それは死ぬこととは違う、死ぬこととは違う
Lay down all thoughts, surrender to the void
It is shining, it is shining
思考を捨て去り、虚無に身を委ねてごらん
それは輝いている、輝いている
・lay down 横たえる、建造する、主張する、捨てる
That you may see the meaning of within
It is being, it is being
内なる世界の意味が見えるだろう
それは存在する、それは存在する
That love is all and love is everyone
It is knowing, it is knowing
愛とはすべてで、愛とはみんなの事
それは知るという事、それは知るという事
That ignorance and hate may mourn the dead
It is believing, it is believing
無知や憎しみが、死を嘆く事につながるのだろう
それが信じるという事、それが信じるという事
※知識や愛があれば死を悲しまなくなるという事(?) 輪廻転生(?)
その為には信じる事が必要(?)
・mourn 嘆く、弔う
But listen to the colour of your dreams
It is not living, it is not living
でも君の夢の色彩に、耳を澄ましてごらん
そこに生は無い、そこに生は無い
Or play the game “Existence" to the end
Of the beginning, of the beginning
Of the beginning, of the beginning
Of the beginning, of the beginning
Of the beginning
あるいは"存在"という遊びをやってごらん、終わりまで
始まりの、始まりの
始まりの、始まりの
・existence 存在、生存、暮らし
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収録アルバム
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Revolver(1966年)
アート性を一段と高めた7作目のオリジナルアルバムです。