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<歌詞和訳>She’s Leaving Home – The Beatles 曲の解説と意味も

[Sgt.Pepper's],Beatles 歌詞和訳[生き方] 新たな出発/転機

The Beatles – She’s Leaving Home
ザ・ビートルズ – シーズ・リーヴィング・ホーム

 

ザ・ビートルズの8枚目のスタジオアルバム「Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band」(1967年) に収録されている曲です。

ストリングスやハープの美しい音色が印象的な曲です。
また、ビートルズのメンバーが演奏していないという珍しい曲です(ポールとジョンのボーカルのみ)。

歌詞は、実際にあった少女の家出(デイリー・メール紙は"優等生の少女が車を乗り捨てて失踪"と報じ、それを読んだポールがこの曲の着想を得た。少女は10日後に見つかった)が題材になっています。

(記事にある"A-level"というのはイギリスの大学入試統一テストの成績のランクのようです)

なお、偶然にもこの少女(メラニー・コー)は、1963年のテレビ番組のダンスコンテストに出演し、審査員をしたポール(その番組でビートルズがゲスト出演しライブをしていた)から優勝者に選ばれていたことが、後に判明しました。

 

歌詞の意味と解釈

彼女は家を出て行った」というタイトル通り、歌詞は"家出をする少女の話“です。

しかし、両親は娘を大切に育てており、彼女が家出する理由がわかっていません。

両親は、娘に不自由な思いをさせまいと、お金で買えるモノを与えますが、娘は常に孤独を感じ、心が満たされる事はなかったようです。

このような親子のスレ違いは、当時珍しくなかったようです。

どちらか一方に非があるというわけではないのが、一層哀愁を誘っている気がします。

 

歌詞と和訳

Written by Lennon-McCartney, Paul McCartney & John Lennon

Wednesday morning at five o’clock as the day begins
Silently closing her bedroom door
Leaving the note that she hoped would say more
She goes downstairs to the kitchen clutching her handkerchief
Quietly turning the backdoor key
Stepping outside, she is free

水曜の朝5時、1日が始まる頃
彼女はそっと寝室のドアを閉め
伝え足りないはずの短い手紙を残していった
ハンカチを握りしめ、キッチンに続く階段を降りる
静かに裏口の鍵を開け
外へ飛び出すと、彼女はもう自由

 

She (We gave her most of our lives)
Is leaving (Sacrificed most of our lives)
Home (We gave her everything money could buy)
She’s leaving home after living alone (Bye-bye)
For so many years

彼女は(人生のほとんどをあの娘に捧げたのに)
出て行く(人生のほとんどを犠牲にしたのに)
家を(お金で買えるものは、なんでもあげたのに)
彼女は出て行く(さよなら)
長年孤独を味わった家を

 

sacrifice いけにえ、犠牲にする

 

Father snores as his wife gets into her dressing gown
Picks up the letter that’s lying there
Standing alone at the top of the stairs
She breaks down and cries to her husband, Daddy, our baby’s gone
Why would she treat us so thoughtlessly
How could she do this to me

父親がいびきをかいている横で、妻はガウンを羽織り
そこに置かれた手紙を拾い上げると
階段の上で、一人立ち尽くし
そのまま崩れ落ちて、夫に泣き叫んだ「あなた、大切なあの子がいないわ
どうしてあの娘は私たちの気持ちも考えず
こんな事になってしまったの?」

 

snore いびき、いびきをかく、退屈なもの
get into 中に入る、乗る、身に着ける、身に着く
break down 壊す、つぶれる、打ちのめす、泣き崩れる
thoughtlessly 考えもなく、思いやりなく、軽率に

 

She (We never thought of ourselves)
Is leaving (Never a thought for ourselves)
Home (We struggled hard all our lives to get by)
She’s leaving home after living alone (Bye-bye)
For so many years

彼女は(私たちは自分のことなど顧みず)
出て行く(自分の為だなんて考えず)
家を(必死で働いて、なんとか生きてきたのに)
彼女は出て行った(さよなら)
長年孤独を味わった家を

 

get by 通り抜ける、何とかやっていく

 

Friday morning at nine o’clock she is far away
Waiting to keep the appointment she made
Meeting a man from the motor trade

金曜の朝9時、彼女は遠くの地で
待ち合わせをしている
自動車販売の仕事をしている男と

 

motor trade 自動車関係(売買・修理・部品供給)の業者

 

She (What did we do that was wrong)
Is having (We didn’t know it was wrong)
Fun (Fun is the one thing that money can’t buy)
Something inside that was always denied (Bye-bye)
For so many years

彼女は(私たちの何が間違っていたの?)
喜びを(間違いに気づかなかった)
手にしている(喜びは、お金で買えないものなんだ)
それは長い間ずっと、心の中で(さよなら)
抑えつけられていた何か

 

deny 否定する、拒む、禁じる

 

She’s leaving home (Bye-bye)

彼女は家を出て行った(さよなら)

 


ビートルズ ルーフトップコンサート 1969年 Tシャツ

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(1967年)

 

通算8枚目のアルバムで、世界初のコンセプトアルバムともいわれる、ビートルズの実験性・創造性の集大成的なアルバムです。