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<歌詞和訳>Dig A Pony – The Beatles 曲の解説と意味も

2022-03-31[Let It Be],Beatles 歌詞和訳

The Beatles – Dig A Pony
ザ・ビートルズ – ディグ・ア・ポニー

 

ザ・ビートルズラストアルバム「Let It Be」(1970年)に収録されている曲です。

ルーフトップコンサート(レコーディングの途中に突如行われた屋上でのライヴ)で演奏され、その時録音されたものがアルバムに収録されました。

もとのタイトルは「All I Want Is You」だったそうですが、意味の無い言葉「Dig A Pony」がタイトルになりました。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルを直訳すると"ポニーを掘る“という意味不明のタイトルです。作者のジョン・レノンはこの曲を「ナンセンスな言葉遊び」と説明しています。

歌詞は、I dig a ponyから始まる言葉遊び的なパートと、All I want is youから始まるラブソング的なパート(オノ・ヨーコに捧げられたものとも言われています)が交互に繰り返されます。

 

Digという言葉は、"掘る"以外にも、"探究する"、"好む"、"理解する"といった意味があり、ビーチボーイズの『カリフォルニア・ガールズ』では
“I dig a French bikini on Hawaii island"
(=ハワイ島ではフレンチ・ビキニに目がくぎ付け)などと使われています。
ちなみに、ジョンもこの頃よく"dig"を使っており、他の曲『Dig It』や『Two Of Us』でも使われています。

ここでは"ポニーに夢中“と訳しましたが、一部のファンはPonyという言葉が薬物を指す(スラングではありません)とも解釈しており(あるいはPony以降に登場する言葉は全部それ系の可能性も…)、当時のジョンはかなりハードなドラッグを使用していたとも伝えられているので、その視点で考えると"dig a pony“はかなり危険な意味にも受け取る事ができます。

 

歌詞と和訳

Written by Lennon-McCartney & John Lennon

I dig a pony
Well, you can celebrate anything you want
Yes, you can celebrate anything you want
Oh!
I do a road hog
Well, you can penetrate any place you go
Yes, you can penetrate any place you go
I told you so

僕はポニーに夢中
ああ、欲しいものはなんでも、褒めたたえていい
そう、欲しいものはなんでも、褒めたたえていいんだ
オー!
僕はロード・ホッグをやる
ああ、君は行く場所すべてに入り込める
そう、君は行く場所すべてに入り込める
言ったじゃないか

 

road hog 迷惑運転などをする危険なドライバー
penetrate 突き刺さる、貫く、通る、浸透する、理解する

 

All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because

僕が欲しいのは君だけ
すべては君の望み通りになる
だって…

 

have got to be ~に違いない

 

I pick a moon dog
Well, you can radiate everything you are
Yes, you can radiate everything you are
Oh, now
I roll a stoney
Well, you can imitate everyone you know
Yes, you can imitate everyone you know
I told you so

僕はムーン・ドッグを選ぶ
ああ、君は自分のすべてを広められる
そう、君は自分のすべてを広められるんだ
オー、ナウ
僕はストーニーを転がす
ああ、君は知ってる人を全部マネできる
そう、君は知ってる人を全部マネできる
言ったじゃないか

 

moon dog ビートルズの前身バンド クオリーメン時代、一時的にJohnny And The Moondogsと名乗っていたそうです。
radiate 放出する、輝く、広まる
I roll a stoney おそらくローリング・ストーンズを指していると思われます。その後の"imitate"(マネする)も意味深です。

 

All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because

僕が欲しいのは君だけ
すべては君の望み通りになる
だって…

 

Ooh, now
I feel the wind blow
Well, you can indicate everything you see
Yes, you can indicate anything you see
Oh now
I load a lorry
Well, you can syndicate any boat you row
Yeah, you can syndicate any boat you row
I told you so

オー、ナウ
僕は風を感じる
あぁ、君は見えるものすべて示すことができる
そう、君は見えるものならなんでも示すことができる
オー、ナウ
僕はトラックを積み込む
あぁ、君は漕いでるボートならなんでも怪しい組織にできる
そう、君は漕いでるボートならなんでも怪しい組織にできる
言ったじゃないか

 

indicate 指し示す、表す、ほのめかす
lorry 大型トラック、トロッコ
syndicate シンジケート、企業組合、理事会、シンジケートを組織する
row こぐ、並び、街、口論

 

All I want is you
Everything has got to be just like you want it to
Because

You

僕が欲しいのは君だけ
すべては君の望み通りになる
だって…

君さ

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Let It Be(1970年)

 

バンドが事実上解散した後、未完成の作品をプロデューサーのフィル・スペクターが完成させた、ビートルズのラストアルバム(通算13作目) です。

ビートルズのドキュメンタリー映画「Let It Be」のサウンドトラックでもあります。

 

伝説の「ルーフトップライヴ」が収められた映像作品


Let It Be [DVD]