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<和訳>Radiohead – 2+2=5

2017-12-26

Radioheadの6作目のアルバム「Hail To The Thief」(”泥棒万歳”の意味 2003年) の冒頭を飾る曲です。同アルバムの3枚目のシングルとしてもリリース(2003年11月)されました。

また、日本独自の企画盤として「Com Lag (2 plus 2 is Five)」が2004年3月にリリースされています。

 

 

Radiohead – 2+2=5
レディオヘッド – トゥー・プラス・トゥー・イコール・ファイヴ

 

Are you such a dreamer,
To put the world to rights?
世界に秩序をもたらそうだなんて、
君はどれだけ夢見がちなんだい?

I’ll stay home forever,
Where two and two always makes a five
僕はずっと籠っているよ、
2+2がいつだって5になるこの家に


I’ll lay down the tracks,
Sandbag and hide,
そこで僕は録音をするんだ、
土嚢と逃避で

January has April showers,
And two and two always makes a five
1月に4月の雨が降って、
2+2はやっぱり5になる

It’s the Devil’s way now,
There is no way out,
今悪意が満ちて、
逃れる術は無い


You can scream and you can shout,
It is too late now
君が叫ぼうが喚こうが、
もう手遅れなんだ

Because you have not been
Payin’ attention,
だってずっと見過ごしてたじゃないか

Payin’ attention(×3)
注意しなよ

Yeah I feel it, I needed attention,
あぁ、注意しなきゃいけなかったんだ

Payin’ attention,(×3)
注意しなくちゃ

Yeah I need it, I needed attention,
そう、注意しなくちゃいけなかったのに

attention(×3)
注意しなくちゃ

Yeah I love it, the attention,
そうさ、注意しようよ

Payin’ attention,(×3)
注意するのさ

I try to sing along,
I get it all wrong,
僕はシンガロングしようとするけど
ちっとも上手くいかない

‘Cause I’m not,(×2)
僕じゃないんだ

I swat ‘em like flies,
But like flies the buggers keep coming back
僕はヤツらをハエのようにハタくけど、
ヤツらハエのように湧いてきやがる

But I’m not,
けど僕じゃない

Oh hail to the thief,(×2)
泥棒万歳

But I’m not,(×4)
でも僕は違うんだ

Don’t question my authority or put me in the dock,
職権を疑って僕を裁判にかけないで

‘Cause I’m not,(×2)
僕は違うってば

Oh go up to the king, and the sky is falling in,
あぁ、王様に告げなよ、空が落ちてきてるって

But it’s not,(×3)
でも違うんだ

Maybe not,
多分違うんだ、
Maybe not
たぶんね

Written by Colin Charles Greenwood / Edward John O’brien / Jonathan Richard Guy Greenwood / Philip James Selway / Thomas Edward Yorke
2 + 2 = 5 Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc

 

言葉の意味・解説

2+2=5 イギリスの作家 ジョージ・オーウェル(George Orwell 1903-1950)の小説『1984』に登場するフレーズです。物語の核となる「二重思考」を象徴する言葉だそうです。
 同小説は、核戦争後の世界を舞台にしたディストピア小説で、マニック・ストリート・プリーチャーズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(『Testify』)も楽曲に引用しています。
 ジョージ・オーウェルは20世紀イギリス最高の作家とも称され、レディオヘッドは『Optimistic』(アルバム「Kid A」収録)の”Animal Farm”というフレーズ等からもジョージ・オーウェルの影響を感じさせます。

雑記

アルバムタイトルにもなっている「hail to the thief」は、当時のアメリカ大統領ブッシュへの批判に使われていた言葉(「Hail to the Chief」(大統領万歳)をもじったもの)だそうです。
その為、「Are you such a dreamer,To put the world to rights?」を強大な権力者に向けたもののととれますし、繰り返される「Payin’ attentionも政治的な言葉に感じられます。

ただ、せっかくなのでもう少し広い意味で「the Devil’s way」を考えてみました。私はそれを「悪意」と訳し、「誰の心にもある世の中を悪い方へ導く力」と考えました。「I’m not」と言い逃れして傍観している心こそ「the Devil’s way」の根源であり、「Payin’ attention」すべき対象なんじゃないか、と。何度も繰り返される「I’m not」が、最後は「Maybe not」と確信が揺らいで結ばれていますが、続きがあるとすれば「I’m」(自分だった)と結ばれるのかもしれません。
ですので、この歌に直接的なメッセージがもし込められているとするならば、「世界市民としての責任と自覚をもって主体的に生きよう」という事なんじゃないかな(結局ちょっと政治的で堅苦しいですが)、と思いました。

 

 

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