<歌詞和訳>Teo Torriatte(Let Us Cling Together) 手をとりあって – Queen 曲の解説と意味も
Queen – Teo Torriatte(Let Us Cling Together)
クイーン – 手をとりあって(レッツ・アス・クリング・トゥゲザー)
イギリスのロックバンド クイーンの5thアルバム「A Day at the Races」(1976年リリース。邦題:華麗なるレース) に収録されている曲です。
日本では1977年にシングルとしてもリリースされました。
タイトルだけでなく、歌詞の一部が日本語になっています。
(この曲は既存の曲の"日本語バージョン"や"日本盤向けのボーナストラック"ではありません。日本語で歌われる曲が世界中でリリースされるケースはあまり多くありません)
歌詞の意味と解釈
ブライアン・メイによると「手をとりあって」というタイトルには、"クイーンが感じている日本のファンとの強い絆"が込められているそうです。
なお、日本語の歌詞(英語部分の翻訳)を担当したのは、クイーン来日時に通訳を担当した方だそうです。
(ただの日本語訳ではなく、詩的で、メロディにもしっかり乗っている、素晴らしい訳だと面ます)
歌詞と和訳
Written by Brian May
When I’m gone
No need to wonder
If I ever think of you
The same moon shines
The same wind blows
For both of us
And time is but a paper moon
Be not gone
僕がいなくなっても
心配は要らない
僕はずっと君の事を想っているよ。
僕らには
同じ月が輝き
同じ風が吹く
時間など、ただのまやかしに過ぎない
どうか、行かないで
・wonder 不思議に思う、怪しむ、思案する、驚異、驚くべき
・be but ~ ただの~に過ぎない
・paper moon 直訳すると"紙の月"ですが、"まやかし"、"作り物"の意味でも使われるそうです
Though I’m gone
It’s just as though I hold
The flower that touches you
A new life grows, the blossom knows
There’s no one else
Could warm my heart as much as you
Be not gone
僕がいなくなっても
僕は、君に触れるように
この花を胸に抱くよ
そこに新しい生命が芽吹き、咲く花は知っている
君ほど僕の心を温めてくれる人は
いないという事を
だから、行かないで
・as though まるで~であるかのように
・blossom 花、開花、花を開く、発展する
Let us cling together as the years go by
Oh my love, my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose
The lessons we have learned
年月を経るごとに、絆を深めよう
愛する人、愛する人よ
夜の静寂の中で
僕らの明かりを灯し続けよう
僕らが学んだ教えを
決して無くさずに
・cling together 互いにくっつき合う、団結する
・as the years go by 年を追うごとに、年月が経つにつれて
Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki手をとり合って、このまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光りを灯し
愛しき教えと共に
Hear my song
Still, think of me the way
You’ve come to think of me
The nights grow long
But dreams live on
Just close your pretty eyes
And you can be with me
Dream on
僕の歌を聴いて
今までと変わらず
僕の事を想っていて欲しい。
夜は更けていくけど
夢は生き続ける
君がその綺麗な瞳を閉じれば
僕はそばにいるよ
夢を見続けて
・have come to ~するようになった
Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki手をとり合って、このまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光りを灯し
愛しき教えと共に
When I’m gone
They’ll say we’re all fools
And we don’t understand
Oh, be strong
Don’t turn your heart
We’re all, you’re all
For all, for always
僕がいなくなれば
彼らは、僕らの事を愚か者だと
何をわかっていないと、罵るだろう。
でも、負けないで
心を閉ざさないで
僕たちは皆、君たちは皆
一緒なんだ、いつまでも
Let us cling together as the years go by
Oh my love, my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose
The lessons we have learned
年月を経るごとに、絆を深めよう
愛する人、愛する人よ
夜の静寂の中で
僕らの明かりを灯し続けよう
僕らが学んだ教えを
決して無くさずに
クイーン/QUEEN/メンズ/レディース/黒/ロックTシャツ/バンドTシャツ (L)
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
A Day At The Race(邦題:華麗なるレース 1976年)
前作「オペラ座の夜」と対になる形で作られた5thアルバム。聴き易さや、アルバム全体の完成度はこちらの方が上だと思っており、個人的にはこの作品が最高傑作だと思っています。
The Platinum Collection(2000年)
3枚の「Greatest Hits」アルバムをセットにした3枚組ボックスセット。クイーンの全キャリア、代表曲をほぼすべて網羅できます。
Greatest Hits In Japan(2020年)
2019年の来日を記念して企画された日本独自のベストアルバム。ファンの投票による12曲が収録されており、『We Are The Champions』『We Will Rock You』といった有名曲が収録されていない一方で、意外な曲が入っています。