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<歌詞和訳>Roundabout – Yes 曲の解説と意味も

Yes 歌詞和訳

Yes – Roundabout
イエス – ラウンドアバウト

 

イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド イエスの4thアルバム「Fragile」(1971年 邦題:こわれもの) に収録されている曲で、バンドの代表曲の一つです。

アメリカでは1972年11月にシングルとしてリリースされ、ヒットしました(シングル版は3分半ほどに編集されています。なお、このシングル版の編集についてメンバーはラジオで聴くまで知らなかったそうです)。

 

2012年には「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメのエンディングテーマに使われた事で、より多くの人に聴かれる曲となりました(日本国内のみならず、海外の日本のアニメファンにもインパクトを与えたようです)。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの「ラウンドアバウト」とは"環状交差点“の事で、これはイギリスで生まれ欧米諸国に普及している交差点のシステムです。

wikipedia「ラウンドアバウト」より

信号機がなく、慣れていない人にとっては怖いそうです。

 

ジョン・アンダーソン曰く、バンドがライブツアーでスコットランドを車で移動している際、多数のラウンドアバウトを通り抜けた事が、この歌詞の着想となったそうです。

その時見た山や湖の景色はとても神秘的に見え、車内で詩を書き留めたそうです(マリファナを吸っていた影響もあるようですが…)。
また、歌詞の一部はモントルー・ジャズ・フェスティバルについて書かれているという説もあります。

さらに、"Twenty four before my love you’ll see“(あと24時間以内に愛する君に会える)という歌詞は、ジョン・アンダーソンがあと1日で旅を終え(当時の)妻に会える、という喜びを綴ったものだと言われています。

 

歌詞は全体的に抽象的で難解ですが、ラウンドアバウトを車で通り抜けるイメージを持つと、歌詞の世界が具体性を帯びてきます。

 

歌詞と和訳

Written by Jon Anderson & Steve Howe

I’ll be the roundabout
The words will make you out 'n’ out
I spent the day your way
Call it morning driving through the sound of
In and out the valley

僕がラウンドアバウトに入ると
言葉が君を補完するだろう
君のように一日を過ごしてみた
朝のドライブと称して
渓谷に木霊する音の中をくぐり抜ける

 

out and out 徹底的に、完全に

 

The music dance and sing
They make the children really ring
I spent the day your way
Call it morning driving through the sound of
In and out the valley

音楽に歌い踊り
子ども達が丸い輪になる
君のように一日を過ごしてみた
朝のドライブと称して
渓谷に木霊する音の中をくぐり抜ける

 

ring リング、指輪、螺旋、輪になる、ベルが鳴る

 

In and around the lake
Mountains come out of the sky and they stand there
One mile over we’ll be there and we’ll see you
Ten true summers we’ll be there and laughing too
Twenty four before my love you’ll see
I’ll be there with you

湖のほとりで
空の切れ間から山々が姿を現す
あと1マイル進めば、そこで君に会えるだろう
あと10回本当の夏を超えれば、そこで笑う事もできるだろう
あと24時間以内に、愛しい君に会えるだろう
君とそこにいるだろう

 

I will remember you
Your silhouette will charge the view
Of distant atmosphere
Call it morning driving through the sound of
Even in the valley

君の事は忘れない
君のシルエットが
遠い風景の隅々まで満たす。
朝のドライブと称して
渓谷に木霊する音すらくぐり抜ける

 

silhouette シルエット、輪郭
charge 請求する、充電する、満たす、突進する、料金、つけ
distant 遠い、かすかな
atmosphere 大気、空気、雰囲気、環境

 

In and around the lake
Mountains come out of the sky and they stand there
One mile over we’ll be there and we’ll see you
Ten true summers we’ll be there and laughing too
Twenty four before my love you’ll see
I’ll be there with you

湖のほとりで
空の切れ間から山々が姿を現す
あと1マイル進めば、そこで君に会えるだろう
あと10回本当の夏を超えれば、そこで笑う事もできるだろう
あと24時間以内に、愛しい君に会えるだろう
君とそこにいるだろう

 

Along the drifting cloud the eagle searching
Down on the land

Catching the swirling wind the sailor sees
The rim of the land

The eagle’s dancing wings create as weather
Spins out of hand

流れる雲の隙間から
降り立つ場所を探すワシ

旋回する風を捕え
海岸線を臨む船乗り

舞い踊るワシの翼が
手に負えない荒天を呼ぶ

 

swirl 渦巻く、ぐるぐる回る、跳ね回る
sailor 船乗り、船員、水夫、水兵
rim 縁、へり
spin out of hand (おそらくspin out of controlと同義) 制御を失う

 

Go closer hold the land feel partly no more
Than grains of sand

We stand to lose all time a thousand answers
By in our hand

Next to your deeper fears we stand
Surrounded by a million years

I’ll be the roundabout
The words will make you out 'n’ out
(×2)

近づいてこの大地を抱きしめても、感じ取れるのは
砂粒よりもわずかな感触

僕らはいつも、手の中にある1000もの答えを
失っている

奥底にある恐怖と隣り合わせのまま
100万年もの年月に取り囲まれている

僕がラウンドアバウトに入ると
言葉が君を補完するだろう

 

partly 一部は、少しは
grain ひと粒、穀物
next to  ~の隣に、~の次に

 

In and around the lake
Mountains come out of the sky, they stand there
Twenty four before my love and I’ll be there

湖のほとりで
空の切れ間から山々が姿を現す
あと24時間以内に、愛しい君と僕はそこにいるだろう

 

I’ll be the roundabout
The words will make you out 'n’ out
You spent the day your way
Call it morning driving through the sound of
In and out the valley

僕がラウンドアバウトに入ると
言葉が君を補完するだろう
君のように一日を過ごしてみた
朝のドライブと称して
渓谷に木霊する音の中をくぐり抜ける

 

In and around the lake
Mountains come out of the sky and they stand there
One mile over we’ll be there and we’ll see you
Ten true summers we’ll be there and laughing too
Twenty four before my love you’ll see
I’ll be there with you

湖のほとりで
空の切れ間から山々がそびえ立つ
あと1マイル進めば、そこで君に会えるだろう
あと10回本当の夏を超えれば、そこで笑う事もできるだろう
あと24時間以内に、愛しい君に会えるだろう
君とそこにいるだろう

 

 

Magic Roudabout

余談ですが、イギリス スウィンドンにある複雑なラウンドアバウトは、マジック・ラウンドアバウトと呼ばれているそうです。

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Fragile(1971年 邦題:こわれもの)

 

4枚目のアルバムで次作「Close To The Edge」(危機)とともに最高傑作に挙げられる事が多い作品です。メンバーチェンジの多いバンドにおいて、この当時のラインナップが黄金期と呼ばれています。
ボーナストラックを除く全9曲のうち、バンドとして作られた曲が4曲、残りの5曲はメンバーのソロ曲(クラシックのカバーなど)という変則的な構成です。

 

Yes :The Greatest Hits(2014年)

 

聴き易い曲がコンパクトにまとめられたベストアルバム(全16曲)。実はレアなバージョンも収録されています。