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Queen – We Will Rock You 歌詞の3通りの解釈 意味と和訳

2019-11-23

Queen – We Will Rock You
クイーン – ウィー・ウィル・ロック・ユー

 

 

イギリスのロックバンド Queenの6作目のアルバム「New Of The World」(邦題:世界に捧ぐ 1977年) の、1曲目に収録されている曲です。

We Are The Champions』との両A面シングルで、1977年10月にリリースされました。

 

 

 

ライヴでは「ファストバージョン」と呼ばれる、原曲とアレンジが異なるハイテンポなバージョンも披露されていました。

 

 

 

歌詞の意味と解釈

ブライアン・メイによると、この曲は「観客と一体になれるアンセムを作る」という意図で作られた曲だそうです。
また、印象的な「ストンプ・ストンプ・クラップ」(足踏み・足踏み・手拍子) のビートは、自身の夢に出てきて閃いたものだと言います。

 

歌詞の内容は、それぞれ「少年」「青年」「老人」に語りかける計3つのパートと、「ウィー・ウィル・ロック・ユー」というサビで構成された、シンプルなものです。

シンプルが故に、様々な訳し方が可能です。

タイトルにある「ロック」のニュアンスは、”揺るがす” ”あっと言わせる” ”震撼させる” という感じで間違いないと思います。

 

ですので、1つ目の訳し方としては、言葉をストレートに訳し「俺達(クイーン) が、(パッとしない) お前らをロックする(目覚めさせる)」となります。
”We” はあくまでクイーンのことであり、歌詞に登場する少年達やリスナーはロックされる側の ”You” だとする解釈です。

 

一方、”We” や ”You” をもう少し柔軟に捉え「ここにいる俺達全員が、世界の奴らをロックする(あっと言わせてやる)」という解釈もできます。こうすると、一体感が俄然高まった感じがします。
”We” は歌詞に登場する少年達やリスナーを含み、ロックされる ”You” はその他の人達(世間の人々、自分たちの敵)だとする解釈です。
この場合、歌詞に登場する少年達は「うだつの上がらない自分たち(We)」を表したものだと言えます。

 

以下の訳は、後者の解釈で訳させていただきました。

 

また、それとは別のもう1つの解釈は、和訳の後に掲載させていただきます。

 

 

歌詞と和訳

Written by Brian May

Buddy, you’re a boy, make a big noise
Playing in the street, gonna be a big man someday
You got mud on your face, you big disgrace
Kicking your can all over the place

Singing

おい少年、街でふざけて
バカ騒ぎして、大物になる日を夢見てる
顔に泥なんかつけて、みっともない姿だ
どこに行っても人の気を引こうとしやがる

さぁ

 

buddy 友達、相棒、仲間
disgrace 不名誉、恥辱
kicking your can 直訳すると「缶を蹴っている」になりますが、上記のようなニュアンスで訳しました

 

We will, we will rock you
We will, we will rock you

そんな俺達が、俺達が、奴らをロックする
俺達が、俺達が、世間をあっと言わせるんだ

 

 

Buddy, you’re a young man, hard man
Shouting in the street, gonna take on the world someday
You got blood on your face, you big disgrace
Waving your banner all over the place

おい、若くて熱心なお前
街で大声を張り上げ、世界に名を轟かす日を夢見てる
顔から血を流して、みっともない奴だ
どこに行っても自分を主張してやがる

 

hard man hardには「硬い」「頑丈な」「熱心な」「強い」「厳しい」「しっかりした」「辛い」「困難な」等の意味があります
waving your banner 直訳すると「お前の旗を振っている」ですが、上記のようなニュアンスで訳しました

 

We will, we will rock you
Sing it out
We will, we will rock you

そんな俺達が、俺達が、奴らをロックする
歌おう
俺達が、俺達が、世間をあっと言わせるんだ

 

 

Buddy, you’re an old man, poor man
Pleading with your eyes, gonna make you some peace someday
You got mud on your face, big disgrace
Somebody better put you back into your place

おい、老いぼれて惨めなあんた
いつか安泰を手にしたいと、その目で訴えかけている
顔に泥なんかつけて、みっともない姿だ
誰かがあんたに、”あの頃のあんた”を思い出させてやった方が良さそうだ

 

pleading 弁解、言い訳する、嘆願する

 

We will, we will rock you, sing it
We will, we will rock you, everybody
We will, we will rock you, hmm
We will, we will rock you, alright

そんな俺達が、俺達が、奴らをロックする、歌おう
俺達が、俺達が、世間をあっと言わせるんだ、みんな
俺達が、俺達が、世界を揺るがしてやる、そうさ
俺達が、俺達が、世界に衝撃を与えてやるんだ、その調子だ

 

 

 

We Will Rock You のもう1つの解釈

上の訳とは違い、歌詞に登場する「少年」「青年」「老人」とは、同一人物が年をとっていく姿であり、「ウィー・ウィル・ロック・ユー」は ”ある男の一生を描いたストーリー” だと解釈してみました。

 

そもそも「ロック・ユー」という言葉は ”揺りかごを揺らす” という意味で、賛美歌『Rocking Carol』に登場します。

歌詞の出だし部分は以下のとおり

Little Jesus, sweetly sleep,
do not stir
We will lend a coat of fur
We will rock you, rock you, rock you
We will rock you, rock you, rock you
See the fur to keep you warm
Snugly round your tiny form.

 

ロッキング・キャロル・・・チェコに伝わるキャロル(賛美歌の一種)が1920年代に英訳されたもの。「赤ん坊のキリストがゆりかごに揺られ眠っている」という内容だそうです。

 

若干こじつけ気味ではありますが、曲調を全く無視して、歌詞を以下のように訳してみました。

この曲を書いたブライアン・メイが「誰かの事を思い浮かべて書いた」と考えると少し興味深いものがあります。

同志よ、あなたが少年だった頃、街で遊び惚けては
大騒ぎして、大物になる日を夢見ていたね
顔に泥がついている事にも気づかず、みっともない姿だったよ
どこに行っても人の気を引こうとしていたね

歌いなよ、そして

私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを
私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを

 

同志よ、若い頃のあなたは、頑な人だった
街で大声を張り上げ、世界に名を轟かす日を夢見ていた
顔から血が流れているのにも気づかず、みっともない人だったよ
どこに行っても自分を偽りはしなかったね

私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを
歌っておくれ
私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを

 

同志よ、年老いたあなたは、惨めな男になってしまった
いつか安泰を手にしたいと、その目で訴えかけている
顔に泥がついている事にも気づかず、落ちぶれた姿だ
”あのお方” があなたを ”あるべき場所” へと導いてくださればいいのに

私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを
私達が揺らしてあげよう、ゆらゆらと、あなたの揺りかごを