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<歌詞和訳>White Room – Cream 曲の解説と意味も

2019-10-28Eric Clapton 歌詞和訳,その他の有名曲・定番曲 歌詞和訳[表現] 詩的/文学的

Cream – White Room
クリーム – ホワイト・ルーム

 

ジャック・ブルース、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーによる3ピースロックバンド クリームの3rdアルバム「Wheels Of Fire」(邦題:クリームの素晴らしき世界 1968年) に収録されている曲です。

歌詞はメンバーの知人で、詩人のピート・ブラウンによって書かれました。

 


バンド・スコア クリーム・ベスト

 

歌詞の意味と解釈

作詞者のピート・ブラウンが実際に「白い部屋」で暮らしていた頃に書いたものと言われており、歌詞には、詩人としてどうにか生計を立てていた当時の心境が反映さているそうです。

女性(her)との別れや、深い孤独感が描かれている歌詞ですが、ドラッグの売人との密会が描かれたもの、とも解釈されています。

 

歌詞と和訳

Written by Peter Brown & Jack Bruce

In the white room with black curtains near the station

Black roof country, no gold pavements, tired starlings

Silver horses ran down moonbeams in your dark eyes

Dawnlight smiles on you leaving, my contentment

駅のそばにある、黒いカーテンのかかった白い部屋

一帯は黒い屋根、金色の道はなく、くたびれたムクドリたち

お前の黒い瞳に映るのは、月光を駆ける銀の馬

去っていくお前に朝日が微笑みかけ、俺は満ち足りる

 

starling ムクドリ

contentment 満足、満足させるもの

 

I’ll wait in this place where the sun never shines
Wait in this place where the shadows run from themselves

陽が当たらないこの場所で、俺は待とう
影が解放されるこの場所で、俺は待とう

 

You said no strings could secure you at the station

Platform ticket, restless diesels, goodbye windows

I walked into such a sad time at the station

As I walked out, felt my own need just beginning

「何物にも縛られない」と、お前は駅で言った

入場券、騒々しい機関車の音、車窓越しの別れ

深い悲しみの時間へ踏み出した

駅を後にして、俺は自分が必要なものに気付き始める

 

secure 安全な、安全にする、守る、固定する、確保する
platform ticket 入場券
diesel ディーゼル、機関(車)

 

I’ll wait in the queue when the trains come back
Lie with you where the shadows run from themselves

(お前を乗せた)列車が戻るのを、列に並んで待とう
影が解放されるこの場所で、お前と横になろう

 

queue 待っている列

 

At the party she was kindness in the hard crowd

Consolation for the old wound now forgotten

Yellow tigers crouched in jungles in her dark eyes

She’s just dressing, goodbye windows, tired starlings

パーティーで、ひどい人混みの中、彼女は優しかった

過去に負った傷の慰みも、今や忘れ

彼女の黒い瞳に宿るジャングルには、黄色い虎が身を潜めていた

着飾った彼女、車窓越しの別れ、くたびれたムクドリたち

 

consolation 慰め、安らぎ
crouched かがむ、しゃがむ

 

I’ll sleep in this place with the lonely crowd;
Lie in the dark where the shadows run from themselves

孤独な群衆の中で、俺は眠りに就こう
影が解放されるこの場所に、身を横たえよう

 


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収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Wheels of Fire(邦題:クリームの素晴らしき世界 1968年)

スタジオ録音とライブ盤の2枚組となっている3rdアルバム。スーパープレイヤー3人によるライヴでの迫力は圧巻です。

 

The Very Best of Cream(1995年)

計4枚のオリジナルアルバムの代表曲20曲を収録したベストアルバムです。

 

映画「ジョーカー」での使用

「バットマン」に登場する悪役ジョーカーが誕生する経緯を描いた映画『ジョーカー』(2019年公開) のクライマックスでこの『ホワイトルーム』が使われ、話題になりました。

 

 


ジョーカー(吹替版)