<歌詞和訳>Honesty – Billy Joel 曲の解説と意味も
Billy Joel – Honesty
ビリー・ジョエル – オネスティ
アメリカのシンガーソングライターでピアノ奏者 ビリー・ジョエルの6thアルバム「52nd Street」(邦題:ニューヨーク52番街) に収録されている曲です。
同アルバムからの3枚目のシングルとして、1979年3月にリリースされました。
日本で特に人気の高い曲で、日本でビリー・ジョエルといえばこの曲を思い浮かべる人が多いと思われます。
詞の世界観なども、日本人好みな感じがします。
歌詞の意味と解釈
愛や優しさや安定も、誠実さ(オネスティ) に比べれば簡単に手に入るもの。
誠実さを見つけるのがどれだけ大変か、この世の中で誠実さがどれだけ失われているか、という嘆きが歌われています。
しかし、「誰かの誠意が欲しい」という話ではなく、「不誠実な生きずらい世の中だけど、誠実さを諦めないで」(この曲を聴くあなたは誠実さを失わないで欲しい) というのがこの曲のメッセージだと思います。
歌詞と和訳
Written by Billy Joel
If you search for tenderness
It isn’t hard to find
You can have the love you need to liveBut if you look for truthfulness
You might just as well be blind
It always seems to be so hard to give
優しさを見つけるのは
難しい事じゃない
生きるのに必要な愛だって手に入る
でも、本物の誠実さを見つけるなら
目をつぶった方が早いくらい
とても困難なものさ
・truthfulness 正直、誠実、真実性
・might as well ~する方がマシ、~するのと同じ、した方がよい、してもよい
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrueHonesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
誠実、なんて虚しい言葉だろう
誰もが誠実さを無くしている
誠実だなんて、滅多に聞かないけれど
あなたにこそ、そうであって欲しい
I can always find someone
To say they sympathize
If I wear my heart out on my sleeveBut I don’t want some pretty face
To tell me pretty lies
All I want is someone to believe
自分の心を打ち明ければ
「同情するよ」と言う人は
すぐに見つかる
でも、わかったような顔をして、
わかったような嘘をつく人が欲しいんじゃない
僕が欲しいのは信じられる人
・wear one’s heart on one’s sleeve 感情をさらけ出す、心の内をさらす
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrueHonesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
誠実、なんて虚しい言葉だろう
誰もが誠実さを無くしている
誠実だなんて、滅多に聞かないけれど
あなたにこそ、そうであって欲しい
I can find a lover
I can find a friend
I can have security until the bitter endAnyone can comfort me
With promises again
I know, I know
恋人は見つけられる
友人も見つけられる
最後まで続く安定だって手に入る
誰かが、また約束をして
僕を慰めてくれる
わかっている、わかっているんだ
・until the bitter end 最後の最後まで、死ぬまで
When I’m deep inside of me
Don’t be too concerned
I won’t ask for nothin’ while I’m goneBut when I want sincerity
Tell me where else can I turn
'Cause you’re the one I depend upon
僕が物思いに耽る時は
そっとしておいて欲しい
そんな時の僕は、何も求めちゃいなんだ
だけど、僕が誠意を求めたら
他にどこを向けばいいんだろう
だってあなたこそ、頼れる人なんだから
・sincerity 誠意、正直、表裏が無い
・depend upon あてにする、頼る
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrueHonesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
誠実、なんて虚しい言葉だろう
誰もが誠実さを無くしている
誠実だなんて、滅多に聞かないけれど
あなたにこそ、そうであって欲しい
ピアノ & ボーカル ビリー・ジョエル グレイテイスト・ヒッツ
収録アルバム
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52nd Street(邦題:ニューヨーク52番街 1978年)
6thアルバム。ビリー・ジョエルの傑作の1つでグラミー賞の「最優秀アルバム」「最優秀ポップ・ヴォーカル」を受賞しました。世界初の商業用CDとなった事でも知られています。
Billy Joel: The Ultimate Collection(邦題:ビリー・ザ・ヒッツ 2000年)
キャリアを総括した全36曲2枚組のベストアルバム。ベストアルバムは何種類か出ていますが、代表曲を網羅するにはこれが一番と思われます。
Piano Man The Very Best Of Billy Joel(2004年)
19曲入りのお手軽なベストアルバムです。