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残したいB面ロックソング

2019-11-12テーマ別曲集

思い付きで作ったページです。

自分用の備忘録も兼ねて、見つけ次第増やしたり、気分が変わって減らしたりすると思います。

現在20曲掲載しています(洋楽11曲、邦楽9曲)。

 

 

そもそもB面曲とは?

B面曲とは、表裏をひっくり返して再生していたアナログレコードで、シングル曲が表面(A面)、オマケ的な曲が裏面(B面)に収録されていた事に由来します。

私のようなCD世代の人間にとっては、B面曲というよりカップリング曲という方が正しいのですが、B面という言葉はCDになっても広く愛されているので、ここでは「B面曲」という名称を使わせてもらいます。

 

B面という言葉が使われている例:Greeeen


いままでのA面、B面ですと!?(通常盤)

 

ちなみに海外でもB-sideという名称が定着しています。

そして、B面曲の面白さといえば、内容が玉石混交なところでして、基本的にはオマケなので箸休め的な曲が入っている事が多いです。
また、アルバム収録曲とかぶっていたり、既発曲のLive版や別バージョン、カバー曲などでお茶を濁している例も少なくありません。

そんな中で、アルバムにも収録されていない良曲に巡り会うと、それは嬉しいものです。

配信・サブスク世代の人にとってはピンとこないかもしれません。
音楽視聴のメインがサブスクになっていく中で、「B面」という言葉が絶滅するのも時間の問題かもしれません。

 

 

後世にまで残したいB面曲

と、前置きが長くなってしまいましたが、この記事では私がチョイスした「後世に残したいB面曲」を、洋楽・邦楽問わずにピックアップしていきます。

 

B面曲の基準

ここで取り上げるB面曲は、以下の基準に沿ったものとします。

  1. シングル曲のB面曲(カップリング曲)としてリリースされている
  2. オリジナルアルバムやベストアルバムには未収録である事(ボーナストラックとして収録されるのはセーフ)
  3. ベスト盤に入れてもよいくらいの良曲である事

 

それでは、紹介していきます。

 

 

洋楽編

1.The Smiths『Jeane』

1983年にリリースされたシングル『This Charming Man』のB面曲です。

一応説明させていただきますと、ザ・スミスはイギリスのバンドで、活動期間は1982年から1987年と短いものの、今もなお熱心なファンを生み続けているバンドです。

特に母国イギリスでの評価はすさまじく、イギリスのNME誌(日本のロキノンみたいな音楽誌) の「史上最高のアルバム500」ではビートルズやレッド・ツェッペリン、クイーンらを抑えて見事1位を獲得しています(アルバム「Queen Is Dead」)。

日本で言えばブルーハーツのような感じですかね(両者とも全曲知っているくらい好きなのでこう言います)。
若者を中心に熱狂的に支持され、多くのアーティストに影響を与えた存在です。

 

 

この曲は歌詞も絶妙なので一部載せておきます。

Jeane
I’m not sure what happiness means
But I look in your eyes
And I know that it isn’t there

We tried, we failed
We tried and we failed
We tried and we failed
We tried and we failed
We tried

ねぇ、ジーン
幸せって何か僕にはよくわからないけど
君の目を見ればわかるよ
君が幸せじゃないことぐらい

僕らは頑張った、でも上手くいかなかった
やったけど、ダメだった
やったけど、ダメだった
やったけど、ダメだった
僕らはやったんだ

 

2008年にリリースされたベスト盤「The Sound of the Smiths」の2枚組の方のボーナスディスクに収録されています(通常版には収録されていません)。

 

 

2.Oasis『Stay Young』

1997年にリリースされた『D’You Know What I Mean?』のB面曲です。

「モーニング・グローリー」の頃の、”最強だったオアシス” です。

 

 

1998年にリリースされたB面曲集「The Masterplan」で聴けます。

歌詞の和訳はコチラでやっています↓

Stay Young(ステイ・ヤング) 歌詞和訳

 

 

3.Radiohead『How Can You Be Sure?』

1995年にリリースされた『Fake Plastic Trees』のB面曲です。

ただし、日本人にとっては2ndアルバム「The Bends」日本盤のボーナストラックとしてお馴染みです。

この曲はバンド名がOn A Fridayだった時代(1990年頃)から演奏されている曲です。

 

上の動画の曲リストでは『When I’m Like This』とクレジットされています。

『How Can You Be Sure?』は仮タイトルだったらしいのですが、最終タイトルが『How Can~』に戻された理由はわかりません。

 

アルバム「The Bends」の日本盤か、スペシャル・エディションで聴けます。

 

 

4.Red Hot Chili Peppers『Sikamikanico』

1991年にリリースされたシングル『Under The Bridge』のB面曲です。

(いくつかバージョンがあり、『Sikamikanico』が収録されていないものもあるのでご注意ください。下のリンク先が収録されているものかは判断できません)

Wayne’s World」という映画のサウンドトラックとして提供されたようです。

また、最近(2019年) になって、突然ライヴで演奏され(リオ公演)、人々を驚かせました。

 

 

1994年にリリースされた「プラズマ・シャフト」(The Plasma Shaft) という、アルバム「Blood Sugar Sex Magik」期のカップリング曲集があり、そちらで聴けます。

私の手元にあるのも、そのプラズマ・シャフトです(日本盤は「Blood Sugar Sex Magik」との2枚セットで売られていました)。

 

 

5.Nirvana『Aneurysm』

1991年にリリースされた『Smells Like Teen Spirit』のB面曲です。

タイトルの ”Aneurysm” とは動脈瘤(どうみゃくりゅう)という意味です。普通こんなタイトルのロック/ポップスの曲は無いのですが、「子宮」(Utero) とか「へその緒」(Umbilical) とか「処女膜」 (Hymen) とかの言葉を使うカートらしいといえばらしいです。

 

 

1992年にリリースされた編集盤「Incesticide」で聴けます。
タイトルの意味は Insesticide(殺虫剤) とincest(近親相姦) を掛け合わせた造語だそうです。

 

 

6.Smashing Pumpkins『Set The Ray To Jerry』

1996年にリリースされたシングル『1979』のB面曲です。

 

 

1996年にリリースされたボックスセット『Aeroplane Flies High』で聴けます。

 

7.XTC『Extrovert』

1986年にリリースされたシングル『Grass』のB面曲です。

タイトルのExtrovertとは ”外交的な人” という意味です。

 

 

1990年にリリースされたレアトラック集「Rag & Bone Buffet」、または「Skylarking 30th Anniversary Edition」で聴けます。

 

 

8.Trash Can Sinatras『Co-Stars』

日本では”ネオアコ” に括られ、人気のあったスコットランドのバンドです。

1999年に日本限定でリリースされたシングル「Snow」のB面曲です。

 

 

上記のSnowか、DVD付で2006年に再発されたもので聴くことができます。

 

 

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