<歌詞和訳>Sleepflower – Manic Street Preachers 曲の解説と意味も
Manic Street Preachers – Sleepflower
マニック・ストリート・プリーチャーズ – スリープフラワー(邦題:嘆きの天使)
イギリス・ウェールズ出身のロックバンド マニック・ストリート・プリーチャーズの2ndアルバム「Gold Against The Soul」の1曲目に収録されている曲です。
歌詞の意味と解釈
タイトルの「スリーピング・フラワー」(眠りの花) は、「睡眠薬」を指していると思われますが、眠りに就けず思考が頭の中で交錯する様子を表現しているとも解釈できます。
不眠の中を、錯乱した思考で書き上げたような詞が印象的です。強迫観念じみた内容には、痛々しさが詰まっています。
歌詞と和訳
Written by James Dean Bradfield, Sean Moore, Nicky Wire & Richey Edwards
Morning always seems too stale to justify
Lament blossoms, hours minutes of our lives
Broken thoughts run through your empty mind
At least a beaten dog knows how to lie
朝はいつだって、正すには腐り果てている
嘆きの花は、俺らの人生で分刻みに咲いている
お前の空虚な心に、破滅思考が駆け巡る
飼いならされた犬ならば、嘘の付き方ぐらいは心得ている
・stale 新鮮でない、腐りかけた、疲労した
・lament 嘆き悲しむ、悔やむ、悲嘆
・blossom 花、花開く、発展する
I feel like i’m missing pieces of sleep
A memory fades to a, a pale landscape
You were an extinction, a desert heat
A blind illness of my anxiety
眠りの欠片すら見つからないみたいだ
記憶が、儚げな景色から消えていく
砂漠のような熱に、お前らは絶滅した
俺の不安から生じた、盲目な病
・extinction 死滅、消化
・desert 砂漠、見捨てる
・anxiety 不安、心配、切望
Endless hours in bed, no peace, in this mind
No one knows the hell where innocence dies
Fragments crawling like cobwebs on stone
Blows away the safety only a sleeping pill knows
無限の時をベッドで過ごしても、心の平穏など訪れない
地獄に無罪の死がある事など、誰も知らない
墓石の蜘蛛の巣のように、まとわりつく断片
身の安全など一掃する、睡眠薬だけが頼り
I feel like i’m missing pieces of sleep
A memory fades to a, a pale landscape
You were an extinction, a desert heat
A blind illness of my anxiety
(×2)
眠りの欠片すら見つからないみたいだ
記憶が、儚げな景色から消えていく
砂漠のような熱に、お前らは絶滅した
俺の不安から生じた、盲目な病
Manic Street Preachers Everything Must Go Monochrome Tシャツ
収録アルバム
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Gold Against The Soul(1993年)
解散宣言を撤回してリリースされた2ndアルバム。10曲と少なめながら、前作よりポップかつハードに練り上げられた好作品です。
2020年に未発表デモ等を収録したボーナスディスク+豪華写真集付きのデラックス・エディション(右側) がリリースされました。