<歌詞和訳>Have You Ever Seen The Rain?(雨を見たかい) – Creedence Clearwater Revival 曲の解説と意味も
Creedence Clearwater Revival – Have You Ever Seen The Rain?
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル – ハヴ・ユー・エヴァー・シーン・ザ・レイン?(邦題:雨を見たかい)
アメリカ カリフォルニア州出身の4人組ロックバンド クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの6thアルバム「Pendulum」(1970年)に収録されている曲です。
翌年にシングルとしてもリリースされました。
ちなみに、長いバンド名の由来は、友人の名前からクリーデンス(信条を意味する"Credence"ではありません)、たまたま見ていたビールのCMからクリアウォーター(澄んだ水)、別のバンド名からの再スタートでリバイバル(復活)という事らしく、CCRと略される事が多いです。
歌詞の意味と解釈
作者のジョン・フォガティは、この曲について「(解散寸前だった)当時のバンド内の不和」について書かれたものと説明しています。
歌詞に登場する「晴れた日に降る雨」とは、商業的な成功(晴れ)とメンバー間の不和(雨)を表現しており、人生における「出会いと別れ」「直面する幸福と困難について」書かれた曲であると考えられます。
CCRのデビュー50周年を記念して2018年に作られたミュージックビデオでは、男女3人のちょっぴり切ない友情がテーマになっており、ジョン・フォガティがこの曲に込めた想いを補足するような内容になっています。
一方で、ジョン本人は否定しているものの、この曲はベトナム戦争について書かれたものであり、“雨"はベトナムに降り注いだ「ナパーム弾」を表したものであるという解釈もされています。
YouTube上でも、戦争の映像を用いたこの曲の動画(非公式)もいくつか存在し、そこでのコメントを読む限り、この曲と戦争を結び付けた解釈は根強いと感じます(その為、この記事には「反戦」テーマのタグも付けています)。
歌詞と和訳
Written by John Fogerty
Someone told me long ago
There’s a calm before the storm
I know, it’s been comin’ for some time
When it’s over, so they say
It’ll rain a sunny day
I know, shinin’ down like water
ずっと前、誰かが俺にこう言った
嵐の前には静けさがある
そうだな、そんな事がたまにある
その後に、彼らはこう言った
晴れた日に雨が降る
そうだな、水のように光りながら
I wanna know, have you ever seen the rain?
I wanna know, have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day
教えてくれ、君は"その雨"を見たかい?
教えてくれ、君は"その雨"を見たかい?
晴れた日に降る雨を
Yesterday, and days before
Sun is cold and rain is hard
I know, been that way for all my time
'Til forever, on it goes
Through the circle, fast and slow
I know, it can’t stop, I wonder
昨日も、その前も
太陽は冷たく、雨は激しい
そうだな、ずっとそんな調子さ
永遠に終わらず
繰り返すのさ、速くそしてゆっくりと
そうだな、きっと、止められないんだろう
I want to know, have you ever seen the rain?
I want to know, have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day
(×2)
教えてくれ、君は"その雨"を見たかい?
教えてくれ、君は"その雨"を見たかい?
晴れた日に降る雨を
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Pendulum(1970年)
4年間ほどの短い活動期間でありながら、アメリカのロック史にはっきりと名を残したCCRの、最高傑作と呼ばれる6thアルバム。
ペンデュラムとは"振り子"(揺れ動くもの)という意味です。
Ultimate Creedence Clearwater Revival(2012年)
3枚組(うち1枚はライヴアルバム)、究極のベストアルバムです。