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<歌詞和訳>She Bangs The Drums – The Stone Roses 曲の解説と意味も

2020-05-07Stone Roses 歌詞和訳[生き方] 新たな出発/転機

The Stone Roses – She Bangs The Drums
ザ・ストーン・ローゼズ – シー・バングス・ザ・ドラムス

 

ロックにダンスとトリップの感性を融合させたイギリスのロックバンド ザ・ストーン・ローゼズの1stアルバム「The Stone Roses」に収録されている曲です。

同アルバムの2枚目のシングルとして、1989年にリリースされました。

アルバムの中でもひと際キャッチ―な曲です。

 

歌詞の意味と解釈

彼女がドラムを叩く“という、シンプルでありながら何かを象徴するようなタイトルの曲です。

歌詞の内容は、ところどころ性的なもの・宗教的なもの・ドラッグ的なものも感じさせますが、概要としては「新時代の自分たちの音楽(ロック)」の始まりを表現したものと考えられます。
そして"彼女のドラム“は、それを象徴する音です。

“彼女"に特定のモデルが存在するかは不明ですが、ロックスターではなく(多分)一般人の"彼女"が鳴らすリズムが、自分たちにとって最高の音楽となる、というところに、当時のマンチェスタームーヴメントっぽさを感じます。

 

歌詞と和訳

Written by John Squire & Ian Brown

I can feel the earth begin to move
I hear my needle hit the groove
And spiral through another day
I hear my song begin to say
Kiss me where the sun don’t shine
The past was yours
But the future’s mine
You’re all out of time

世界が動き始めたんだ
俺の針が溝を打って
新しい一日を回していく。
俺の歌がこう言うのさ
「俺のケツにキスしなよ
過去はアンタのものだった
でも未来は俺のもの
アンタの時代は終わったのさ」

 

groove レコードの溝、グルーヴ、楽しませる
spiral らせん状の、渦巻き状・らせん状に進む
where the sun don’t shine 「太陽の輝かないところ=(の穴)」という意味だそうです。

out of time 時間切れで、悪いタイミングで、拍子外れで

 

I don’t feel too steady on my feet
I feel hollow I feel weak
Passion fruit and holy bread
Fill my guts and ease my head
Through the early morning sun
I can see her, here she comes
She bangs the drums

足元がふらついて
穴が空いたような、力が抜けてくような気分。
パッションフルーツとミサで配られるパンが
腹を満たして、頭を休ませてくれる。
早朝の陽の光の中
彼女が見える、彼女がやってくる
彼女がドラムを打ち鳴らす

 

weak 弱々しい、もろい
holy bread 聖餐式(ミサ)用のパン

 

Have you seen her
Have you heard the way she plays
There are no words to describe the way I feel
How could it ever come to pass
She’ll be the first, she’ll be the last
To describe the way I feel
The way I feel
(×3)

彼女を見たかい?
あの演奏を聴いたかい?
この気持ちは、言葉なんかじゃ表せない
どうしてこんな事が起こるんだろう。
俺のこの気持ちを
表現してくれるのは
あとにも先にも、彼女だけさ

 


HINSKENNY ザ・ストーン・ローゼス The Stone Roses Tシャツ

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

The Stone Roses(1989年)

サイケとダンスとロックが一体となった1stアルバム。イギリスのNME誌では「史上最高の英国アルバム」(2006年版) の1位にあげるなど、特にイギリスで評価が高い作品です。
ジャケットは1968年の「フランスの五月革命」(五月危機) からインスピレーションを得たもので、レモンはその時「催涙ガスの効果を弱める」と信じられていたそうです。
2009年には20周年記念エディションがリリースされました(画像のリンク先はそちらです)。

 

The Very Best Of The Stone Roses(2002年)

レーベルの垣根を超え、メンバー自らが選曲したベストアルバムです。