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<歌詞和訳>Moonchild – King Crimson 曲の解説と意味も

2022-02-27King Crimson 歌詞和訳[表現] 詩的/文学的

King Crimson – Moonchild
キング・クリムゾン – ムーンチャイルド

 

プログレッシヴ・ロックを代表するイギリスのバンド キング・クリムゾンの1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」(1969年)に収録されている曲です。

キング・クリムゾンのアルバムは、アルバムの柱となる大曲の間にインタールード(あるいは箸休め)的な曲が収録されていますが、この曲もその後者側の曲にあたります。

曲自体は12分以上ありますが、曲として成立しているパートは前半の2分半ほどで、その後は静かな即興演奏が10分ほど続きます。

 

序盤のパートには「The Dream」、中盤以降のパートには「The Illusion」というタイトルが付けられている為、曲名は「Moonchild (Including “The Dream" And “The Illusion")」とも表記されています。

 

歌詞の意味と解釈

歌詞はムーンチャイルドと呼ばれる少女(妖精?)について書かれており、童謡のような幻想的な内容になっています。

ムーンチャイルドが夜の象徴、最後に登場するサン・チャイルドが昼の象徴で、夜明けを表現しているようにも感じられます。

 

歌詞と和訳

Written by Michael Giles, Greg Lake, Ian McDonald, Robert Fripp & Peter Sinfield

Call her moonchild
Dancing in the shallows of a river
Lonely moonchild
Dreaming in the shadows of a willow

あの娘の名はムーンチャイルド
川の浅瀬で踊ってる
孤独なムーンチャイルド
柳の木陰で夢を見る

 

Talking to the trees of the cobweb strange
Sleeping on the steps of a fountain
Waving silver wands to the night-bird’s song
Waiting for the sun on the mountain

変わったクモの巣が張られた木々に話し掛け
噴水の縁で眠りに就く
夜鳥の歌に合わせて銀の杖を振り
山の上で朝日を待つ

 

cobweb 蜘蛛の巣、陰謀、混乱
wand (魔法の)杖、指揮棒
night-bird 夜鳥、夜遊び人、夜盗

 

She’s a moonchild
Gathering the flowers in a garden
Lovely moonchild
Drifting in the echoes of the hours

あの娘はムーンチャイルド
庭で花を摘んでいる
可愛いムーンチャイルド
時のこだまの中を漂う

 

Sailing on the wind in a milk white gown
Dropping circle stones on a sun dial
Playing hide and seek with the ghosts of dawn
Waiting for a smile from a sun child

乳白色のガウンをまとい、風に乗って進む
日時計の周りに石を並べる
夜明けの精とかくれんぼして
サンチャイルドのほほ笑みを待っている

 

sun dial 日時計


Frog Sundial 12″ dia. 00492 1

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿 1969年)

キング・クリムゾンの1stアルバムで、プログレッシヴロックの原点にして頂点とも評される、ロック史に残る名盤。ロックファンなら誰もが聴いておくべき作品ですし、個人的にも名曲揃いだと思いますが、4曲目『Moon Child』後半の抽象的なパートなどは正直聴きにくいです(笑)

 


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