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<歌詞和訳>Easy Money – King Crimson 曲の解説と意味も

2022-02-28King Crimson 歌詞和訳[社会] 風刺/抗議

King Crimson – Easy Money
キング・クリムゾン – イージー・マネー

 

プログレッシヴ・ロックを代表するイギリスのバンド キング・クリムゾンの5thアルバム「Larks’ Tongues in Aspic」(太陽と戦慄 1973年)に収録されている曲です。

ヘヴィ・メタルのような重厚なギターリフとジョン・ウェットンのスキャットが特徴的な曲です。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの「イージー・マネー」とは"楽して手に入る金“、"あぶく銭“を意味します。

歌詞は、主人公が相方の力を利用して、何らかの手段で「イージー・マネーを稼いでいる様子」が書かれています。

相方の性別はわからず、そもそも二人が何者かも明記されていません。

歌詞にはギャンブルらしき単語も登場するので、強運の女ギャンブラーである相方とともに、ギャンブルで稼いでいるようにも思えますし、馬のレースらしき単語も出てくるので、主人公は馬主で相方は勝利を重ねる競走馬とも解釈できます。

とはいえ、私の解釈としてはそれらは作者が用意した"引っ掛け"で、本当は「美女を手懐けて金儲けしている男」というのが、この歌詞のストーリーだと思われます。
美女の稼ぎが芸能的なものなのか性風俗なのか定かではありませんが、歌詞に登場するよくわからない言葉の数々は、性的なものも連想させます。

いずれにせよ、自分はその美女に仕事をさせるだけで大金が転がり込んでくるのですから、イージー・マネー、男の下品な笑いが止まらないのも無理のない話かもしれません。
(と、ここまで書いて某アイドルのプロデューサーの顔を思い浮かべてしまいました…)

 

 

歌詞と和訳

Written by Robert Fripp, John Wetton & Richard Palmer-James

Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo

 

 

Your admirers in the street
Got to hoot and stamp their feet
In the heat from your physique
As you twinkle by in moccasin sneakers

And I thought my heart would break
When you doubled up the stake
With your fingers all a-shake
You could never tell a winner from a snake

モカシン・スニーカーを履いた
眩しいほどのお前がその身体を見せれば、
街角の熱狂したお前のファン共は
はやし立てたり、足を踏み鳴らしたり

お前が指を震わせて
金額を倍に釣り上げた時
俺の心臓は張り裂けんばかり
お前はヘビ野郎どもの中から、勝ち馬を言い当てるなんてできやしない

 

admirer ファン、取り巻き、崇拝者
hoot わめく、やじり、鳴る
physique 体格
twinkle きらめく、閃光
moccasin モカシン(ネイティブアメリカンが履いていた靴が由来の革製の靴)
stake 賭け金、賭ける、杭
snake ヘビ、狡猾な人物、蛇行する、盗む

 

Easy money

イージー・マネー

 

With your figure and your face
Strutting out at every race
Throw a glass around the place
Show the colour of your crimson suspenders

We could take the money home
Sit around the family throne
My old dog could chew his bone
For two weeks we could appease the Almighty

その美貌と表情で
どんな奴らも虜にする
グラスをそこらに放り出し
サスペンダーの深紅を見せつける

俺らは大金を家に持ち帰り
王様気分でだらだら過ごし
老いた愛犬は骨をしゃぶり
2週間、あらゆる欲望を満たすのさ

 

strut 偉そうに歩く、見せびらかす、支柱
throne 玉座、王位
appease なだめる、落ち着かせる
almighty 全能の、非常に

 

 

Easy money

イージー・マネー

 

…d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo
Doo da de dow dow, da di de dow, d-dow, doo doo doo!

 

Your admirers in the street
Got to hoot and stamp their feet
In the heat from your physique
As you twinkle by in moccasin sneakers

Got no truck with the la-di-da
Keep my bread in an old fruit jar
Drive you out in a motor-car
Getting fat on your lucky star

モカシン・スニーカーを履いた
眩しいほどのお前がその身体を見せれば、
街角の熱狂したお前のファン共は
はやし立てたり、足を踏み鳴らしたり

上品ぶったマネはしない
金は古びたフルーツ瓶の中
クルマでお前を外に連れ出しては
お前の強運で財布が膨らむ

 

no truck with 関係しない、取引しない
la-di-da 気取り屋、上品ぶった言動、見栄を張った
bread パン、生計、銭

 

Just making easy money

楽して儲けるだけさ

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Larks’ Tongues in Aspic(邦題:太陽と戦慄 1973年)

 

通算5枚目のオリジナル・アルバム。キング・クリムゾンを語るうえで欠かせない表題曲「太陽と戦慄」(パート1とパート2)収録。

タイトル「Larks’ Tongues in Aspic」を訳すと「ツバメの舌のゼリー固め」(アスピックとは肉や魚を似たブイヨンをゼリー状にしたフランス料理)という意味で、本題は日本のレコード会社?側による完全な創作です。