<和訳>Jacqueline – Franz Ferdinand
Franz Ferdinandのファーストアルバム「Franz Ferdinand」(2004年) の1曲目に収録されている曲です。
Franz Ferdinand – Jacqueline
フランツ・フェルディナンド – ジャクリーン
Jacqueline was seventeen, working on a desk
17歳のジャクリーンは、デスクで仕事をしていた
When Ivor peered above a spectacle
アイバーが眼鏡越しに、熱い視線を送る
Forgot that he had wrecked a girl
女の子をダメにしてきた事など忘れて
Sometimes these eyes forget the face they’re peering from
視線というのはたまに、送り主の顔を忘れさせる
When the face they peer upon
視線を送る顔
Well, you know that face as I do
ほら、僕がするような顔
And how in the return of the gaze
熱い視線のお返しに
She can return you the face that you are staring from
彼女が返す顔は、君のものと同じさ
It’s always better on holiday, so much better on holiday
休日の方がいいに決まってる、断然休日の方がいい
That’s why we only work when we need the money
だから僕らは、金が要る時しか働かない
(×2)
Gregor was down again, said, “Come on, kick me again"
グレゴールがまた倒れて言った「さあ、また蹴飛ばせよ」
Said, “I’m so drunk, I don’t mind if you kill me
「めちゃくちゃ酔っ払ってんだ、このまま殺されたっていいぜ
Come on, you gutless
やれよ、意気地なしめ
Yeah, I’m alive, oh, I’m alive
そうさ、俺は生きてる、生きてるんだ
Oh, I’m alive and how I know it
俺は生きてる、それがどうした
Oh, but for chips and for freedom, I could die"
チップス<酒のつまみ>と自由の為なら、死ねるさ」
It’s always better on holiday, so much better on holiday
いつだって休日の方がいい、断然休日の方がいい
That’s why we only work when we need the money
だから僕らは、金が要る時しか働かない
(×4)
Written by Alexander Paul Kapranos Huntley / Nicholas John Mccarthy / Paul Robert Thompson / Robert Hardy
Jacqueline Lyrics © Universal Music Publishing Group
言葉の意味・解説
・Jacqueline ジャクリーン。曲中に登場する17歳の女性。
後述のアイバーが通っていた詩の研究所(?)で事務員をしており、老年のアイバーは彼女と恋に落ちた、というストーリーが曲中で描かれているようです。実話かどうかは不明です。
・Ivor Cutler アイバー・カトラー(1923-2006)。スコットランドの詩人・音楽家・ユーモアライター。
・peer 凝視する
・spectacle 「見世物、光景」という意味ですが、「メガネ」という意味もあります。
雑記
歌詞は2つのエピソードに分かれているようで、1つ目は真面目な(?)ジャクリーンが遊び人の芸術家と恋に落ちる(?)パート。もう一つはグレゴールが酔っ払ってくだを巻くパートです。
これらのエピソードは多分そんなに深い意味は無く、この曲のメインフレーズ「It’s always better on holiday」を導き出す為のものだと思われます。
原曲と思われる「better on holiday」というデモ曲が存在しています。
また、シングル曲「The Dark of The Matinee」のカップリング曲「Better in Hoboken」も、この『Jacqueline』をアレンジした曲になっています。
(ホーボーケンはアメリカ合衆国ニュージャージー州の都市)