<歌詞和訳>Isn’t She Lovely? – Stevie Wonder 曲の解説と意味も
Stevie Wonder – Isn’t She Lovely?
スティーヴィー・ワンダー – イズント・シー・ラヴリー?
アメリカのミュージシャン スティーヴィー・ワンダーの18枚目のアルバム「Songs in the Key of Life」(1976年) に収録されている曲です。
シングルとしてリリースされていませんでしたが、1996年のベストアルバム「Song Review」のリリースに合わせて、シングルカットされました。
アルバムバージョンでは赤ちゃんの泣き声が入っており、曲中の水しぶきや赤ちゃん(娘のアイシャ)とのやり取りは、実際の本人のものだそうです。
最初にリリースされたアルバムバージョンは6分を超える長尺です。
歌詞の意味と解釈
スティーヴィー・ワンダーが自身の娘(アイシャ)の誕生を祝って作った曲です。
(「可愛いアイシャ」という邦題が付けられていました)
タイトルの「She」はもちろんアイシャの事で、一人の父親として娘の誕生に大喜びしている様子が書かれています。
その親バカ(?)ぶりに共感できるかどうかは人それぞれです。
歌詞と和訳
Written by Stevie Wonder
Isn’t she lovely?
Isn’t she wonderful?
Isn’t she precious?
Less than one minute oldI never thought through love, we’d be
Making one as lovely as she
But isn’t she lovely? Made from love
なんて可愛い子なんだろう?
なんて素晴らしい子なんだろう?
なんてかけがえのない子なんだろう?
まだ産まれたばかりなのに
二人の愛が、こんなにも可愛い子を生むなんて
考えもしなかった
だけど、愛から生まれたこの子はなんて可愛いんだろう?
・think through 考え抜く、熟慮する
Isn’t she pretty?
Truly the angel’s best
Boy, I’m so happy
We have been heaven blessedI can’t believe what God has done
Through us, He’s given life to one
But isn’t she lovely? Made from love
なんて美しい子なんだろう?
まさに、天使の最高傑作
ねぇ、僕はなんて幸せなんだろう
僕らは天の祝福を受けているんだ
でなければ信じられないよ
神様がこんな宝物をくださるだなんて
それにしても、愛から生まれたこの子はなんて可愛いんだろう?
Isn’t she lovely?
Life and love are the same
Life is Aisha
The meaning of her nameLondie, it could have not been done
Without you who conceived the one
That’s so very lovely, made from love
なんて可愛い子なんだろう?
生命と愛は同じ
生命は"アイシャ"
彼女の名前には、そんな意味がある
ロンディ、こんな素晴らしい出来事は
この子を産んでくれた君無しに起こり得なかった
愛から生まれた彼女は、とんでもなく可愛いのさ
・Life is Aisha "アイシャ"はアラビア語で「生命」の意味があるそうです。
・Londie ロンディ。スティーヴィーの当時の恋人で、アイシャの母親であるヨランダ・シモンズのニックネームです。
・conceive 想像する、考える、子をもうける、妊娠する
Stevie Wonder Songs In The Key Of Life Tシャツ
アイシャ・モリスとスティーヴィー・ワンダー。
(モリスはスティーヴィーの戸籍上の名前です)
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Songs in the Key of Life(邦題:キー・オブ・ライフ 1976年)
通算18枚目のオリジナルアルバム。オリジナルレコード盤はLPレコード2枚に4曲入りのEP1枚を合わせた変則的なリリースだったそうです。
ビルボードアルバムチャートで13週連続首位を獲得、グラミー賞4部門を受賞するなど、70年代のポップミュージックを代表する傑作と言われています。
Love Harmony & Eternity – Greatest 50 of Stevie Wonder(2010年)
彼の初レコーディングから50周年を記念して企画された、50曲入り3枚組のベストアルバム。3つのテーマを持った、本人監修による日本独自企画盤です。
Song Review A Greatest Hits Collection(1996年)
上の3枚組50曲はボリュームが多すぎるという人には、こちらの21曲入りベストがおススメ。有名どころはだいたい入っています。
2012年に高音質CDで再リリースされました(リンク先はそちらのページです)。