<歌詞和訳>Reptilia – The Strokes 曲の解説と意味も
The Strokes – Reptilia
ザ・ストロークス – レプティリア
ニューヨークで結成された5人組ロックバンド ザ・ストロークスの2ndアルバム「Room On Fire」に収録されている曲です。
同アルバムの2枚目のシングルとして、2004年9月にリリースされました。
歌詞の中に「Room On Fire」というフレーズがあり、アルバムの実質的なタイトルトラックと言えるかもしれません。
歌詞の意味と解釈
タイトルの「レプティリア」は ”爬虫類” を意味する言葉です。
歌詞の中にこの言葉は登場せず、これは何かのメタファーと思われます。
爬虫類は冷血動物(血も涙もない奴) という意味で使用される事もあるようです。
歌詞には、主人公、彼、彼女、(+ナレーター?) という人物が登場し、会話形式になっている箇所もあり、抽象的(または断片的) でわかりにくいです。
ここでは、「爬虫類みたいに冷めた彼女=ストロークスに冷めた態度の人」という解釈で、訳をしました。(が、やはり人物像が不明瞭でうまく訳せてはいません…)
人を冷血呼ばわりするほどストロークスって熱いバンドだっけ?という気持ちになりましたが、この曲のミュージックビデオを見たら、やはり ”熱い” バンドだと再認識しました。
歌詞と和訳
Written by Julian Casablancas
He seemed impressed by the way you came in
“Tell us a story, I know you’re not boring"
I was afraid that you would not insist
“You sound so sleepy, just take this, now leave me"
君(彼女)がやって来て、彼は感動してたみたいだ
「話を聞かせてくれ、君はつまらなくはないだろ」
君があまりしゃべらないのを、僕は心配してた
「眠そうだね、これでも飲んで、僕の事はおいといてくれ」
・impressed by 感動して、感銘を受けて
・boring 退屈な、うんざりするような
・insist 主張する、強要する
I said, please don’t slow me down if I’m going too fast
You’re in a strange part of our town
僕は言ったんだ「僕が飛ばし過ぎても、邪魔はしないでくれ
君は、僕らの街の慣れない場所にいる」
Yeah, the night’s not over, you’re not trying hard enough
Our lives are changing lanes, you ran me off the road
The wait is over, I’m now taking over
You’re no longer laughing, I’m not driving fast enough
そう、夜は終っていない、君はまだ十分試してない
僕らの人生が車線を変えていく、君が僕を道から外したんだ
待つのは終わり、今度は僕の番だ
君はもう笑っていない、僕はまだ飛ばし足りない
・take over 連れていく、引き継ぐ、優勢になる
Now every time that I look at myself
“I thought I told you, this world is not for you"
The room is on fire and she’s fixing her hair
“You sound so angry, just calm down, you found me"
自分の姿を見るたびに
「君に言っただろ、世の中君の為にあるわけじゃない」
盛り上がる部屋で髪を整える彼女
「ひどく荒い声ね、落ち着いて、私の事がわかったでしょ」
・on fire 火がつく、熱狂した、素晴らしい
I said please don’t slow me down if I’m going too fast
You’re in a strange part of our town
僕は言ったんだ「僕が飛ばし過ぎても、邪魔はしないでくれ
君は、僕らの街の慣れない場所にいる」
Yeah, the night’s not over, you’re not trying hard enough
Our lives are changing lanes, you ran me off the road
The wait is over, I’m now taking over
You’re no longer laughing, I’m not driving fast enough
そう、夜は終っていない、君はまだ十分試してない
僕らの人生が車線を変えていく、君が僕を道から外したんだ
待つのは終わり、今度は僕の番だ
君はもう笑っていない、僕はまだ飛ばし足りない
収録アルバム
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Room On Fire(2003年)
1stアルバムの延長線上にありながら、さらなるメロディセンス、音の構築美を展開した2ndアルバムです。