<歌詞和訳>Self Esteem – The Offspring 曲の解説と意味も
The Offspring – Self Esteem
ジ・オフスプリング – セルフ・エスティーム
アメリカのパンクバンド オフスプリングの3rdアルバム「Smash」に収録されている曲です。
同アルバムの2枚目のシングルとして、1994年12月にリリースされました。
パンクロックはスピード重視!という人にとってはちょっとダルめの曲かもしれませんが、アメリカでは歌詞も支持された人気の曲で、長年ライヴのクロージングナンバーになっていたそうです。
歌詞の意味と解釈
タイトルの「セルフエスティーム」とは、"自尊心" という意味です。
歌詞では、自尊心(プライド) の低い男が、彼女との関係を打ち明けています。
彼女にいいように利用され、別れも切り出せないでいるけれど、それはそれでいいと思っている、そんなマゾ的な男です。
歌詞と和訳
Written by Dexter Holland
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la
ラーラー、ラララー
ラーラー、ラララー
I wrote her off for the tenth time today
And practiced all the things I would say
But she came over, I lost my nerve
I took her back and made her dessertNow I know I’m being used
That’s okay, man, 'cause I like the abuse
I know she’s playing with me
That’s okay 'cause I’ve got no self-esteem
今日、彼女に別れを切り出そうと10回も
話す練習をしたのに
彼女が来た途端、すっかり怖気づいて
彼女を手厚くもてなしたんだ
彼女に利用されてるだけだなんて、わかってるけど
いいんだ、俺ってこき使われるのが好きだから
彼女に振り回されてるって、わかってるけど
いいんだ、俺にはプライドなんて無いから
・write off 書き上げる、終わらせる、無価値と見なす
・lost one’s nerve おじけづく
・dessert デザート
make her dessert にはなんとなく別の(性的な) 意味がある気がします。確証はありませんが。
・abuse 乱用する、悪用する、虐待する
Oh hey yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
オーヘイ、イエー、イエー
オー、イエー、イエー
We make plans to go out at night
I wait 'til two, then I turn out the light
This rejection’s got me so low
If she keeps it up, I just might tell her so
夜に出かける予定を立てても
2時まで待たされた挙句、電気を消す
こんな仕打ちをされたら落ち込むさ
こんな事が続くんなら、言わなきゃいけないかもな
・rejection 否決、排除、拒絶
Oh hey yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
オーヘイ、イエー、イエー
オー、イエー、イエー
When she’s saying, oh, that she wants only me
Then I wonder why she sleeps with my friends
When she’s saying, oh, that I’m like a disease
Then I wonder how much more I can spendWell, I guess I should stick up for myself
But I really think it’s better this way
The more you suffer
The more it shows you really care
Right? Yeah, yeah, yeah
「アタシが欲しいのはアナタだけ」って彼女は言うけど
なんで俺のダチと寝てるんだ?
「アナタ、どこか悪いんじゃない?」って彼女は言うけど
なんで俺に無理させるんだ?
なぁ、俺もはっきり言うべきなんだろうけど
このままでいいって、マジで思うんだ
「アナタが苦しめば苦しむほど
アナタの気遣いを感じる」だとさ
そうだろ? イエー、イエー、イエー
・stick up for 支持する、弁護する
Now I’ll relate this little bit
It happens more than I’d like to admit
Late at night, she knocks on my door
She’s drunk again and looking to scoreNow I know I should say no
But it’s kind of hard when she’s ready to go
I may be dumb, but I’m not a dweeb
I’m just a sucker with no self-esteem
もうちょっと話をすると
認めたくないけど、こういう事がよくあるんだ
夜遅く、彼女がドアをノックして
また酔っ払って、ヤリたがってる
はっきりダメだって言うべきなんだろうけど
その気になってる彼女には通じない
俺はバカだけど、ヘタレじゃない
俺はプライドの無い、都合のいい奴ってわけさ
・admit 認める、入れる、許す
・looking to score やりたがっている
・dweeb ぐず、弱虫、オタク、ガリ勉
・sucker 乳飲み子、騙されやすい人
Oh hey yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
Oh yeah yeah
オーヘイ、イエー、イエー
オー、イエー、イエー
When she’s saying, oh, that she wants only me
Then I wonder why she sleeps with my friends
When she’s saying, oh, that I’m like a disease
Then I wonder how much more I can spendWell, I guess I should stick up for myself
But I really think it’s better this way
The more you suffer
The more it shows you really care
Right? Yeah, yeah, yeah
「アタシが欲しいのはアナタだけ」って彼女は言うけど
なんで俺のダチと寝てるんだ?
「アタシ、具合が悪いみたい」って彼女は言うけど
なんで俺に無理させるんだ?
なぁ、俺もはっきり言うべきなんだろうけど
このままでいいって、マジで思うんだ
「アナタが苦しめば苦しむほど
アナタの気遣いを感じる」だとさ
そうだろ? イエー、イエー、イエー
収録アルバム
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Smash(1994年)
インディーレーベルからのリリースでありながら、世界で1,300万枚以上と言わる驚異的なヒットを記録している3rdアルバム。ハードコアパンクのゴリゴリ感とフックの効いたポップセンスのバランスが良い作品で、聴くほどに味が出ます。
Greatest Hits(2005年)
3rdアルバム「Smash」(1994年) から7thアルバム「Sprinter」(2003年) までの代表曲+アルバム未収録曲+1曲という内容の全14曲。ミドルテンポでキャッチ―な曲が多く、ファストなパンクチューンを中心に聴きたい人は3rd~5thあたりのオリジナルアルバムを買う方がいいと思います。
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