<歌詞和訳>Freak On A Leash – Korn 曲の解説と意味も
Korn – Freak On A Leash
コーン – フリーク・オン・ア・リーシュ
アメリカのニューメタル/ロックバンド コーンの3rdアルバム「Follow The Leader」(1998年) に収録されている曲です。
1999年3月にシングルカットされました。
ギターが奏でる妖しいリフと、ジョナサンの絶叫・スキャットが大きなインパクトを与える、コーンの代表曲です。
歌詞の意味と解釈
タイトルにある「フリーク」とは “変わり者"、「オン・ア・リーシュ」は “紐に繋がれた" という意味で、"紐に繋がれて見世物にされている変わり者" (=自分自身) と言う意味になります。
また、ジョナサン・デイヴィスによると、この曲は「音楽産業に対する反発」を書いたものだそうです。
当時のコーンはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、その一方で自分が消費される事に怒りと不信感も持っていたようです。
自分が愛する音楽と自分自身が「見世物」として晒される苦痛が、歌詞から伝わってきます。
歌詞と和訳
Written by David Silveria, Reginald “Fieldy” Arvizu, Brian “Head” Welch, James “Munky” Shaffer & Jonathan Davis
Something takes a part of me
Something lost and never seen
Every time I start to believe,
Something’s raped and taken from me, from me
何かが俺の一部を奪い取る
何かが失われ、二度と見つからない
俺が信じればいつも、
何かが犯され、奪われていく、俺から、俺から
Life’s gotta always be messing with me
(You wanna see the light)
Can’t they chill and let me be free?
(So do I)
Can’t I take away all this pain?
(You wanna see the light)
I try to every night, all in vain, in vain
人生はいつも俺を翻弄する
(明かりを見たいんだろ)
奴らは鎮まることも、俺を解放することもないのか?
(俺もそうさ)
この苦痛は取り除けないのか?
(明かりを見たいんだろ)
毎晩もがいても、無駄に終わる、無駄に
・in vain 無駄に、効果なく、みだりに
Sometimes I cannot take this place
Sometimes it’s my life I can’t taste
Sometimes I cannot feel my face
You’ll never see me fall from grace
ここにいられない時がある
自分の人生を生きられない時がある
自分の顔さえわからない時がある
それでもお前の期待通りにしてやるさ
・fall from grace 不興を買う、信用を失う
Something takes a part of me
You and I were meant to be
A cheap fuck for me to lay
Something takes a part of me
何かが俺の一部を奪い取る
お前と俺はこうなる運命
横たわり安っぽく犯される
何かが俺の一部を奪い取る
・meant to be ~する運命、であるはずだ
Feeling like a freak on a leash
(You wanna see the light)
Feeling like I have no release
(So do I)
How many times have I felt diseased?
(You wanna see the light)
Nothing in my life is free, is free
紐に繋がれた見世物みたいだ
(明かりを見たいんだろ)
解放される事などないだろう
(俺もそうさ)
病んだ気持ちは何度目だろうか?
(明かりを見たいんだろ)
俺の人生に自由など無い、自由など
Sometimes I cannot take this place
Sometimes it’s my life I can’t taste
Sometimes I cannot feel my face
You’ll never see me fall from grace
ここにいられない時がある
自分の人生を生きられない時がある
自分の顔さえわからない時がある
それでもお前の期待通りにしてやるさ
Something takes a part of me
You and I were meant to be
A cheap fuck for me to lay
Something takes a part of me
何かが俺の一部を奪い取る
お前と俺はこうなる運命
横たわり安っぽく犯される
何かが俺の一部を奪い取る
Boom na da mmm dum na ema
Da boom na da mmm dum na emaGo!
さぁ!
So, fight!
Something on the—dum na ema
Fight, somethings they fight!So
something on the—dum na ema
Fight, somethings—they fight!Fight!
something on the—dum na ema
No, somethings they fight !Fight!
something on the—dum na ema
Buy, something they fight!
戦え!
何かと
戦え、奴らが戦う何かと!
だから
何かと
戦え、奴らが戦う、何かと!
戦え!
何か
違う、奴らが戦う何かと!
戦え!
何かと
手に入れろ、奴らが戦う何かを!
Something takes a part of me
You and I were meant to be
A cheap fuck for me to lay
Something takes a part of me
Part of me
Oh
何かが俺の一部を奪い取る
お前と俺はこうなる運命
横たわり安っぽく犯される
何かが俺の一部を奪い取る
【KORN】コーン オフィシャルバンドTシャツ#13 (S)
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Follow The Leader(1998年)
全米アルバムチャート1位を記録し、コーン最大となる1,400万枚を売り上げている3rdアルバム。音は洗練され、歌のパートが増しつつも、従来の荒々しさも残した作品として、人気が高いです。アルバムタイトル「フォロー・ザ・リーダー」(=リーダーに続け) には、当時盛り上がりつつあったニューメタルの先駆者としての自負と、アルバムジャケットに見られる「付いてこられるか?」という挑発的な意味も含んでいるそうです。
なお、CDでは1~12トラックまでは無音で、13トラック目から1曲目が始まる仕様になっています。
Greatest Hits Vol.1(2004年)
1stアルバム「Korn」(1994年) から6th「Take A Look In The Mirror」(2003年) までの代表曲+新曲を収録したベストアルバム。新しい曲から古い曲へ時間を逆行する作りになっていますが、コーン入門には最適です。