<歌詞和訳>Cold Turkey(冷たい七面鳥) – John Lennon(Plastic Ono Band) 曲の解説と意味も
Plastic Ono Band – Cold Turkey
プラスティック・オノ・バンド – コールド・ターキー(邦題:冷たい七面鳥)
ジョン・レノンがプラスティック・オノ・バンド名義で1969年にリリースしたシングル曲です。
ジョンはこの曲をビートルズの曲としてリリースしたかったそうですが、メンバーに断られた為(薬物擁護の曲と思われたそう)、ソロ作品としてリリースしたそうです。
歌詞の意味と解釈
タイトル「コールド・ターキー」は、スラングで「(薬物等を突然断つことで起きる)禁断症状」を指す言葉です(語源は、禁断症状の時に起こる"鳥肌"からと言われてます)。
ジョンの実体験(ヘ□イン)に基づくものだと言われていますが、一方で「実はクリスマスの残り物の七面鳥を食べて食中毒を起こした話」であるとも説明したと言われています。
歌詞と和訳
Written by John Lennon
Temperature’s rising
Fever is high
Can’t see no future
Can’t see no skyMy feet are so heavy
So is my head
I wish I was a baby
I wish I was dead
体が熱い
酷い熱だ
先は見えない
空も見えない
足は重たく
頭も重たい
赤ん坊になってしまいたい
死んでしまいたい
・temperature 温度、気温、体温、強さ
Cold turkey has got me on the run
コールドターキーが、俺を痛めつける
・get on the run 敗走させる
My body is aching
Goose-pimple bone
Can’t see no body
Leave me aloneMy eyes are wide open
Can’t get to sleep
One thing I’m sure of
I’m in at the deep freeze
体中が痛い
骨まで鳥肌
誰も見てられない
一人にしてくれ
両目は開きっぱなし
眠れない
確かな事は
俺は冷凍庫の中
・goose-pimple 鳥肌
・deep freeze 冷凍保存する、凍結する、冷凍庫
Cold turkey has got me on the run
(×2)
コールドターキーが、俺を痛めつける
Thirty-six hours
Rolling in pain
Praying to someone
Free me againOh, I’ll be a good boy
Please make me well
I promise you anything
Get me out of this hell
36時間も
苦しみにのたうち回っている
お願いだから誰か
俺を救ってくれ
あぁ、いい子にするから
どうか助けて
なんでも約束する
この地獄から出してくれ
Cold turkey has got me on the run
コールドターキーが、俺を痛めつける
Oh, oh, oh, oh
収録アルバム
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Live Peace in Toronto 1969(1969年 邦題:平和の祈りをこめて)
1969年9月、カナダのトロントで行われたイベントでのライヴ演奏を収録したアルバムです。
『Blue Suede Shoes』などロックのスタンダードナンバーから、ビートルズの『Yer Blues』、後にリリースする『Cold Turkey』、前衛的なヨーコの作品など全8曲を収録。
Working Class Hero – The Definitive Lennon(決定盤ジョン・レノン~ワーキング・クラス・ヒーロー 2005年)
2枚組38曲収録のベストアルバムです。ややマイナーな曲も入っており、ジョンのソロキャリアを総括するには最適です。
Power To The People – The Hits(2010年)
15曲に絞られたベストアルバムですが、前出の「Lennon Legend~」よりも音質が向上しています。