<歌詞和訳>The Modern Age – The Strokes 曲の解説と意味も
The Strokes – The Modern Age
ザ・ストロークス – ザ・モダン・エイジ
ニューヨークで結成された5人組ロックバンド ザ・ストロークスのデビューシングルとして、2001年1月にリリースされた曲です。
シングル1枚でたちまち人気に火が付き、レコード会社の激しい契約争いがされたといわれています。
シングル『The Modern Age』に収録された3曲(残り2曲は『Last Nite』と『Barely Legal』) は、再録されて1stアルバム「Is This It」に収録されました。
歌詞の意味と解釈
タイトルの「モダン・エイジ」を直訳すると “現代" となります。
この言葉は歌詞には出てきませんが、バンドのデビューシングルということもあり、「新時代の幕開け」的な意味があると思います。
ストロークスの歌詞は、直接的な表現や分かり易いストーリーが無いのが特徴です。
それでも、この曲からは自分たちのスタート地点という決意や、自分達がロックの新時代を切り拓く、という野心が込められているように感じられます。
また、一部の歌詞はドラッグに関係するもの、と解釈されているようです。
歌詞と和訳
Written by Julian Casablancas
Up on a hill, here’s where we begin
This little story, a long time ago
Start to pretend, stop pretending
It seems this game is simply never-ending
丘に上り、ここから始めるんだ
これは古くからある、ちっぽけなストーリー
人まねから始めて、人まねを止めて
このゲームは、ずっと終わらない
Oh, in the sun, sun, having fun, it’s in my blood
I just can’t help it
Don’t want you here right now, let me go
Oh, let me g-g-g-g-g-g-g-go
太陽に照らされ、楽しみまくる、それが僕の性分
止められないんだ
今は君にいて欲しくない、好きにさせてくれ
あぁ、自由にやらせてくれよ
・in my blood 自分の性分(血の中にある)
Leaving just in time, stay there for a while
Rolling in the ocean, trying to catch her eye
Work hard and say it’s easy, do it just to please me
Tomorrow will be different, so I’ll pretend I’m leaving
時間ぎりぎりに出発、少しそこでゆっくりして
海にもまれて、あの娘の目を引こうとする
やるのは大変、言うのは簡単、ただ自分が楽しむためにやるのさ
明日は違う日になる、だから僕は出かけるフリをする
I feel so different now, we trained at A-V-A
I wish you hadn’t stayed, my vision’s clearer now, but I’m unafraid
Flying overseas, no time to feel the breeze
I took too many varieties
大きな違いを感じる、僕らは飛ぶ訓練をした
君にいて欲しくない、もう視界は晴れている、恐れるものは無い
海の向こうへ飛んで行く、そよ風を感じる間もなく
あれこれ色々やってきたんだ
・AVA 正確なところは謎ですが、いくつかのライヴでは「aviation」(=飛行) と歌われているらしいので、aviationの略だと解釈しました。
・unafraid 恐れない、平然として
・variety 変化、多様性、種類
Oh, in the sun, sun, having fun, it’s in my blood
I just can’t help it
Don’t want you here right now, let me go, woo!
Darling, let me g-g-g-g-g-g-g-go
太陽に照らされ、楽しみまくる、それが僕の性分
止められないんだ
今は君にいて欲しくない、好きにさせてくれ
ねぇ、自由にやらせてくれよ
Leaving just in time, stay there for a while
Rolling in the ocean, trying to catch her eye
Work hard and say it’s easy, do it just to please me
Tomorrow will be different, so this is why I’m leaving
時間ぎりぎりに出発、少しそこでゆっくりして
海にもまれて、あの娘の目を引こうとする
やるのは大変、言うのは簡単、ただ自分が楽しむためにやるのさ
明日は違う日になる、だから僕は出かけるフリをする
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Is This It(2001年)
デビュー作にして、2000年代のリバイバルロック・ムーブメントを代表する作品です。下半身のジャケットはアメリカでは許可されなかった為、US盤のみ2枚目のリンクのものになっています(メンバーもそちらの方が気に入っているそうですが)。
さらに、US盤は9曲目『New York City Cops』も同時多発テロなど当時の事情があって収録されず、代わりに『When It Started』が収録されています。