【ジャンル解説】パワーメタル/スピードメタル/シンフォニックメタル
音楽ジャンルを歴史と一緒にわかりやすくまとめました。
Power Metal/Speed Metal/Symphonic Metal:パワーメタル/スピードメタル/シンフォニックメタルとは何か
始まり:1980年代
詳細解説
メタルの激しいサウンドと、スピード感溢れる演奏、技巧的なギターソロ、ハイトーンボーカルとメロディアスなリフに磨きをかけたバンドを、そのサウンドからパワーメタル、スピードメタル(メロスピ)、シンフォニックメタルと呼ぶ。
いずれも、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)影響下の”正統派メタル”の流れをくむ。
また、ドイツから登場したハロウィン、スコーピオンズなどのバンドは、日本では”ジャーマンメタル”と呼ばれている。
クラシック音楽のようなシンフォニーや、ファンタジーやSFなどをモチーフとした世界観なども特徴で、熱心なファンを生んでいる。
メインストリームの音楽と交わらず独自のシーンを築いているが、近年ではドラゴン・フォースやナイトウィッシュなど、一部のバンドが商業的な成功も果たしている。
代表的なアーティスト
・ハロウィン(Helloween 活動期間:1984-)
・ストラトヴァリウス(Stratovarius 活動期間:1981-)
・ラプソディー・オブ・ファイア(Rhapsody of Fire 活動期間:1993-)
・アングラ(Angra 活動期間:1991-)
・ソナタ・アークティカ(Sonata Arctica 活動期間:1995-)
・ナイトウィッチ(Nightwish 活動期間:1996-)
・ドラゴンフォース(Dragonforce 活動期間:1999-)
動画(全部で7作品)
音楽ジャンル解説の目次はコチラ
パワーメタル、スピードメタル、シンフォニックメタルのいずれも、ヘヴィーメタルのサブジャンルである。
正統派のメタル(パンクロックやブラックミュージックの要素が無い)の流れをくみ、独特のファンタジックな世界観を作り出している。
”クサメロ”と呼ばれるキャッチーなメロディを持ち、”メロスピ”とも呼ばれる。メタルに付随する暴力的なイメージはほぼ無く、日本でも愛好家が多い。