<歌詞和訳>Monkey Wrench – Foo Fighters 曲の解説と意味も
Foo Fighters – Monkey Wrench
フー・ファイターズ – モンキー・レンチ
元Nirvanaのドラマー デイヴ・グロールを中心に結成したバンド フー・ファイターズの2ndアルバム「The Colour And The Shape」(1997年) に収録されている曲です。
同アルバムのリードシングルとして、1997年4月にリリースされました。
歌詞の意味と解釈
タイトルの「モンキー・レンチ」とは、工具の一種で、ボルトやナットを締め上げる道具です。
トップ(TOP) ワイドモンキレンチ 薄型 軽量 エコワイド HY-30
また、「妨害する」「台無しにする」という意味でも使われるそうです。
ただし、歌詞では「Don’t want to be your monkey wrench」(お前のモンキーレンチにはなりたくない)とあり、ここでは「俺はお前の “都合のいい道具" にはなりたくない」と解釈しました。
一説には、この曲はデイヴの離婚(写真家のジェニファー・ヤングブラッドとの離婚)がもとになっていると言われています。
現在のジェニファー氏(twitterより)
また、一部の歌詞は「レコード会社や音楽業界に対する反発」ともとれます(しかし、大人なデイヴなので仮にそうであっても明言しないでしょう)。
ちなみに、離婚後のデイヴの心境(新たな恋)が書かれた曲が『Everlong』と読み取れる事もできそうです。
歌詞と和訳
Written by Nate Mendel, Pat Smear & Dave Grohl
What have we done with innocence?
It disappeared with time, it never made much sense
Adolescent resident
Wasting another night on planning my revenge
俺達の無垢な気持ちはどうなった?
時間の経過とともに消え失せた、何の意味もなく
思春期の心のまま
復讐を練って、また夜を明かす
・adolescent 思春期の、未熟な
・resident 居住者、専属の、滞在する
One in ten
One in ten
One in ten
10の内の1つ
10の内の1つ
10の内の1つ
・one in ten 正しい意味は不明ですが「(10本ある指の)1本をたてる(=中指をたてる)」事とも解釈できます
Don’t want to be your monkey wrench
One more indecent accident
I’d rather leave than suffer this
I’ll never be your monkey wrench
お前の道具(モンキーレンチ) にはなりたくない
下世話な事件がまた1つ
悩むぐらいなら出て行ってやる
お前のモンキーレンチになってたまるか
・indecent 下品な、不適切な
All this time to make amends
What do you do when all your enemies are friends?
Now and then I’ll try to bend
Under pressure wind up snapping in the end
償い続ける毎日
お前だったらどうする? 敵の正体が友達だったなら
たまに信念を曲げようとするけれど
プレッシャーをかけられ、締め上げられ、最後はポキッと折れちまう
・amends 償い
・under pressure 圧力をかけられ、せかされて
・snap パチンと鳴らす、パンと撃つ、ポキッと折る、プツっと切れる
One in ten
One in ten
One in ten
10の内の1つ
10の内の1つ
10の内の1つ
Don’t want to be your monkey wrench
One more indecent accident
I’d rather leave than suffer this
I’ll never be your monkey wrenchTemper
Temper
Temper
お前の道具にはなりたくない
下世話な事件がまた1つ
悩むぐらいなら出て行ってやる
お前のモンキーレンチになってたまるか
落ち着くんだ
落ち着くんだ
落ち着くんだ
・temper 気性、怒り、平静、堪忍、傾向
One last thing before I quit
I never wanted any more than I could fit
Into my head
I still remember every single word you said
And all the shit that somehow came along with it
Still there’s one thing that comforts me
Since I was always caged and now I’m free
最後に1つ言わせろよ
俺は無茶なんか言わなかった
頭の中には
お前の言葉が一言一言残っている
なんとかやってこれたけどもうダメだ
それでも救いが1つあるぜ
(お前の)檻の中にいた俺が、やっと自由になれたんだからな
Don’t want to be your monkey wrench
One more indecent accident
I’d rather leave than suffer this
I’ll never be your monkey wrench
お前の道具にはなりたくない
下世話な事件がまた1つ
悩むぐらいなら出て行ってやる
お前のモンキーレンチになってたまるか
Don’t want to be your monkey wrench (fall in, fall out)
Don’t want to be your monkey wrench (fall in, fall out)
Don’t want to be your monkey wrench (fall in, fall out)
Don’t want to be your monkey wrench
お前のモンキーレンチにはなりたくない(出会ったり、別れたり)
下世話な事件がまた1つ(出会ったり、別れたり)
悩むぐらいなら出て行ってやる(出会ったり、別れたり)
お前のモンキーレンチになってたまるか
・fall in 落ちる、切れる
ここでは「fall in love」を連想し、fall outと対の意味になっていると解釈しました
・fall out 外へ落ちる、仲たがいする
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収録アルバム
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The Colour And The Shape(1997年)
2ndアルバム。バンドとしてはまだ過渡期(メンバーが固定されず) の状態ながら、ダイナミズムと洗練をスリリングに行き交う名作。最高傑作と呼ぶ声も多いです。
Greatest Hits(2009年)
1stアルバム「Foo Fighters」(1995年) から6th「Echoes, Silence, Patience & Grace」(2007年) までの代表曲が収録されたベストアルバムです。