スポンサーリンク

<歌詞和訳>Across The Universe – The Beatles 曲の解説と意味も

2017-12-26[Let It Be],Beatles 歌詞和訳[生き方] 信念/自分らしさ,[表現] 詩的/文学的

The Beatles – Across The Universe
ザ・ビートルズ – アクロス・ザ・ユニヴァース

 

ザ・ビートルズのラストアルバム「Let It Be」(1969年)に収録されている曲です。

作者のジョン・レノン自身が「自分が書いた中で最高の歌詞」と呼んでおり、詩的でスピリチュアルな歌詞が印象的な曲です。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルの「アクロス・ザ・ユニバース」は ”宇宙を越えて” とも ”宇宙の彼方” とも ”宇宙の至る所で” とも訳せます。

Nothing’s gonna change my world」(=何ものにも変えられない) という内面世界は、いかにもジョンらしい世界観だと思います。

 

歌詞と和訳

Written by John Lennon

Words are flowing out like endless rain into a paper cup
They slither wildly as they slip away across the universe

Pools of sorrow waves of joy are drifting through my opened mind
Possessing and caressing me

Jai guru deva om
Nothing’s gonna change my world (×4)

言葉は降り止まない雨のように紙コップに溢れ
激しい流れとなって、宇宙の彼方へ消えていく。

悲しみの溜まりと喜びの揺らぎは僕の心を漂いながら
僕を包み、撫でていく。

ジャイ・グル・デヴァ・オム(我らの伝道師よ、神に栄光を)
何ものも僕の世界は変えられない

 

・Jai guru deva om ジャイ・グル・デヴァ・オム。ヒンドゥー教のマントラの一節で、「Jaiは栄光、Guruは師匠、Devaは神、Omは集束」(神を崇め感謝を示す言葉) だそうです。

 

Images of broken light which dance before me like a million eyes
They call me on and on across the universe

Thoughts meander like a restless wind
Inside a letter box they
Tumble blindly as they make their way
Across the universe

Jai guru deva om
Nothing’s gonna change my world (×4)

屈折した光の残像が無数の瞳みたいに僕の目の前で踊り出し
宇宙の至る所から僕に呼びかける。
思考は郵便箱の中のつむじ風みたいに交錯し
闇雲に転げまわりながら

宇宙の至る所へ進んでいく

ジャイ・グル・デヴァ・オム
何ものも僕の世界は変えられない

 

Sounds of laughter shades of life are ringing
Through my open ears inciting and inviting me

Limitless undying love which shines around me like a million suns
It calls me on and on, across the universe

Jai guru deva om
Nothing’s gonna change my world (×4)

笑い声と生命の影が僕の耳で鳴り響き
僕の心をかき立て、僕を招き入れる。

際限の無い不滅の愛は無数の太陽のように、僕を囲んで輝き
宇宙の至る所から僕に呼びかける

ジャイ・グル・デヴァ・オム
何ものも僕の世界は変えられない

 

Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva…

 

 


BEATLES ビートルズ LET IT BE SEPIA/Tシャツ/メンズ 【公式/オフィシャル】

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Let It Be(1970年)

バンドが事実上解散した後、未完成の作品をプロデューサーのフィル・スペクターが完成させた、ビートルズのラストアルバム(通算12作目) です。

ビートルズのドキュメンタリー映画「Let It Be」のサウンドトラックでもあります。

 

Let It Be…Naked(2003年)

フィル・スペクターによる過剰なアレンジをそぎ落とし、ビートルズが最初に望んでいた生々しいサウンドで蘇った「Let It Be」です。

 

The Beatles 1967-1970(通称:青盤 1973年)

ビートルズ後期の代表曲が収められた2枚組ベストアルバムです。